このところ、強風以外の場合は、 まず間違いなくフォイルを装着している僕。
なんせ、 「これ無理でしょ!!」 という様な風でも走ってしまうので、 つい取り付けたくなる。
とくにフライトしなくても、プレーニング出来て走れば良いわけで、 加えて言うと、
フォーミュラーボードとのセットが、どんな組み合わせよりマッチする。
ただ、今手持ちのフォーミュラーボード3枚の内の2枚は ディープタトルの ノーマルフィン用のボックス仕様で、残り一枚フォイルボックス仕様。
ノーマルフィン用のボックスにフォイルを付けると、フィンボックスが壊れてしまう可能性が高く、
実際に 壊している人もたくさん居て、それを避けるには、フィントップからボードのビス面までの間にある空間を埋めればよい=スペーサーを造れば良い。
と!簡単に言っても、 スペーサーにはかなりの荷重負荷が掛るのと、 水に濡れては乾くことの繰り返しになるので、下手な材質の物では造れない。
ベニア板から始まって、色々と適した材質の物を探したけど、全く無い。
かといって、スペーサーを造らないで乗っていれば、ボックスは壊れる・・・・・間違いなく。
困ったな~~と思いつつ、 倉庫で、道具の整理をしていた時に、まったく使われてないフィンが二つの有る事に気がついた。
これカットして使えるな~! ということで、早速採寸。
そしてカット。
勿体ない気もするが、全く使わないフィンなので、 躊躇無し。
とりあえず切り出したのがこれ。
何度も挿して、 スムーズに入れられるように側面を削ったりの調整。
写真はボックスのフロント側にフィンを押しつけて、リアのボルト穴の状態を見ているところです。
なんで二つなのか?というと、 フォーミュラーの古いタイプのボードと、 比較的新しいタイプのボードでは リアのボリュームに差があり、その二つに対応させなければならないから。
一応それぞれにスペーサーをいれて、その感じでさらに削り出しますが、段々と形になってきました。
とりあえず、ノーマルのディープタトルフィンをまず挿し、何度も調整をして、一応の原型が完成。
次に、スペーサにボルトを通す穴を開けますが、 これは8mmの穴 ボルトは6mmなので多少の余裕があります。
ボルト穴が開いたら、 実際にフォイルを取り付けてみます。
初めは3mmほどの隙間がありましたけど、削って調整することで段々と無くなり、写真では1mm程度になっています。
最後に、フォイルのフランジ部隙間がほぼ 0mm=密着状態になれば OK!なのですが。
削りすぎると、修正が効かないので、何度も何度も脱着して少しずつ削りながら調整、のひたすら繰り返し。
大分時間は掛りましたけど、 ピッタリ納まるスペーサーが完成。
F側はボードの前に向けて差し入れ、 前の部分はボックスに密着します。
スペーサのF文字の少し前に直線のラインが書かれていますけど、 ここにフィン取り付けのボルトが通るので、スペーサーが後ろにずれる事が有りません。
リア側は、 ボルトギリギリでU字型に刻みを入れて、 ボルトがスムーズに通るようにしました。
このスペーサー、 造ってみて意外に良かったのが、
ボルトを通す穴があるので、 差し入れるとそのまますぐフィンを締め付けられること。
フィンのボルト穴を探してコチョコチョとやる必要が無く、一発で通せます。
ティルボリュームの少ないボードは黒いスペーサのみ使用、割と新しいボードの方は 二枚を使います。
とうとう完成。
二つとも大切なボードですので、 フォイルで壊さないようにスペーサーを作成しましたけど、
これで安心して乗る事が出来ます。
以上、 フォイル用スペーサー作成でした。