帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

抜根

2022年11月05日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

今年の3月で終了した、友人宅のリフォーム。

そしてもう秋になってしまったわけですが、追加のオーダーが出ました。

内容は?というと、 厄介な抜根。 あ~かったるい・・・・

 

一昨年の5月に、業者と一緒に庭に植えられていて多数の木の抜根をやったのですけどね、 

デカくて簡単には抜けない2本の木だけはそのままになってました。

 

カットして根を死なせる薬など使って、そのまま時間を待っていたのですけど、そろそろ良いかな~という感じのところで、友人からのオーダー。

 

とはいえど、 基本的にデカい木なので、一回では出来ず、何回(数週間)かに分けて作業しました。

二つの木ですけど、一つは杉もしくはヒノキ、 もう一つは名前すら知りません。

 

手始めに木の廻りをスコップで掘って、出てくる根を斧でぶった切る。

厄介なのは、杉の方は根が横倒しのまま成長していた事と、名知らずの方はメッチャ木が堅い。

 

地面から上に見える切り株は直径が20cmのと 10cmの二つで、これが地面下で一つになっている。

根の直径は多分70cmくらい。

 

斧でメチャメチャにぶん殴って、 その後は刃をあてて、上からデカい石割ハンマーで叩いてそぐようにして割る。

メッチャ硬くて、 マジで大変。  全身汗だく+かなり疲れる。

 

何で~こんなに硬いの解りませんが、 一昨年の抜根の際に、 有る程度の高さまで残して切れば良かったのかもしれませんが、

地面から15cm程の高さで切ってしまったので、こうして根を割っていくしか無いわけです。

 

そもそもが、三つ叉かけてチェンホイストで作業しようにも、 壁に近すぎて、三つ叉を十分に広げられず、

まあ、結局は斧で割り込むしか無い 

 

そんな感じで3回別けて、作業をやり、今週は地面下10cmほど下に全体が

埋まるようになるまでやってとりあえず完了、 まだ残っている根の廻りにたっぷり灯油を投下して。

後は掘った土を戻してこちらは完了。

 

しかし、昨日から今日にかけて、この木だけで一回あたり2時間程度だったんですけど、

モルタルなどを練る、でかいトロ箱3杯満タンになるほどの分量でした。

さすがにウンザリです。

 

一方、杉の方ですが、こちらは太いので斧で割る事が出来ず、 まあ芯が半分生木というのもありますが、 三つ叉とチェンホイストで引き抜きます。

3回に分けて、根の廻りを掘り、今朝からはワイヤーをかける作業。

 

ちなみに、昨日でほぼ終了していた名前しらずの木は今日は埋めるだけ。

 

そしてその後は三つ叉かけ、いよいよ杉の抜根です。

チェンブロックは2トン。 三つ叉の脚が地面に潜ってしまうので、ある程度の大きさの分厚い鉄板を置いての作業です。

チェンで引き上げていくと、切り株が段々と持ち上がってきますが、 かなりチェンが重くなり、

鉄板が地面にめり込みます。やばい・・・

 

見える根を次々に斧でぶった切ります。

ゆっくりと引き起こして根を切り、また引き起こして根を切る。 その繰り返し。

でもって、やっと抜けました。

引き抜いた根ごと、三つ叉を倒して転がすと、後はひたすら余分な根切りと叩いて泥を落としていきます。

このくらい小さくなって、 泥とかが乾くのを待ちますが、マジで疲れる作業

で、もう良いかな・・・というところで、車に積載開始。

もちろん持ち上げられる重さでは無いので、 パイプでスロープ造りすこしずつ押し上げて積載しました。

そんなわけで、 庭にあった邪魔な切り株二つ撤去しましたけど、 家の庭に木なんか植える物ではありません。

 

初めは可愛くても、すぐにデカくなり、あっという間に人の高さを超え、 すぐに邪魔な存在になります。

有る程度以上のサイズになると、 切ってもこうした根がのこってしまい、これがデカいほど業者の撤去費が高額になる。

杉の木は横倒しでしたけど、 幹の直径は根元でおそらく40~50cm 2トンのチェンホイストでかなり重かったので、多分引き抜き時の力は1トンから1.5トンくらいかと思います。

庭は、精々花を植えてガーデニングを楽しむか、 土を入れて野菜を育てるか、 後はデッキ等を作ってバーベキューとかやるか、 そのくらいにしておく方が賢明です。

 

まあ、今回は友人と云う事で、特に高額なことはありませんでしたけど、 業者に頼んだら、 作業車が入れないので、全て手作業。

切り株の処分まで入れると、 多分20~30万は行くとおもいます。

 

あ~つかれた