人が人生を歩むにおいて、普通の人生と それより上の(有るのなら)人生がある。
もちろん不幸な人生もあるけど、今日はその話ではありません。
男はともかくとして、女性は結婚する相手により大きな違いが出てくるのは間違いない。
故に結婚相手に対して女性が求めるのは普通、もしくはそれ以上。
ただ・・・・・普通であることそのものは、実はものすごい大変な事なのですが・・・・
僕は子供達に、普通の人生を送れる事こそが最高の人生なのだと常々言っている。
現実問題として それがどれだけ難しいかということは、ある程度の年齢まで来れば痛いほど分るものだが、
幼い頃からそうした認識を持たせることは大切だ。
そこでだ、普通の人生を送る、という点から、 結婚をしない昨今の風潮を鑑みつつ、結婚相手としての普通という
物を得られる確率がどの程度のものなのか?を 少し考えてみたいと思う。
*注意 あくまでも自分の主観が入りまくりなので、お話程度に聞いてもらえると嬉しいです。
まず、結婚相手として女性が願うであろう 最低条件における普通を見積もり、それを元にしてどの程度適する
男性がいるかという事を計算してみます。
全て普通という点で取り上げる要素として、以下の物を選びました。
容姿、衛生概念、学歴、人間性、収入、健康、の6条件ですが、どれも特別な物では無く、ありきたりの物ばかりです。
それでは一つ一つ検証してみましょう。
トップは容姿ですが、 人により色々意見もあるでしょうが、ちび、デブ、禿げの3要素(多分僕もこの中に入ります)、その他 色々
を除けば全男性の50%は普通でいけるのではないかと?
あくまで普通、もしくはそれより上ということで、差別的な偏見はありません、あくまで現実的視点からです。
次は衛生概念。
これは、衣類から始まって、生活していく上で女性が眉をひそめるような要素がない事。
簡単な例をあげるなら、 歯を磨かない、衣類が臭い、ぼさぼさの髪、口臭、ろくに風呂に入らないことからくる体臭等々、
どれも女性がウンザリする要素ですが、これは同性の僕から見て、80%程度は大丈夫だろうと思います。
学歴ですが、高卒を一応普通とするなら 67.3%
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/users-g/wakatta.htm
人間性 これも普通という観点で考えるのは非常に難しいのですが、女性の視点に立つなら 男の3条件を
最低でも満たせるのが、”最低”の普通ラインではないかと思う。
3条件は、
1、粗食に耐え、よく働き、住む場所と糧を得て女性と子供を守れること。
2、女性を甘えさせられる、人間的余力と包容力
3、性的に充分な満足を女性にもたらせること
なんだけど、 これを満たせる男性という事から僕が現実的に考えて、今の適齢期男性の 30%もいるかどうか・・・・・
理由は以下の通り。
ほめて育てる教育法によって出来上がった、膨大な草食系男子はこの3条件を満たすことはまず不可能と考えてよく、
更に肉食の中でも 自分勝手、暴力的、粘着質、ギャンブル好き、浪費家、高プライド等のマイナスファクターを除くと25%もいれば
いいとこだろうと思う。
http://pinger.jp/2010/01/5-3.html
こうした評価に反発覚える方もおられるであろうが、マイナスファクターを喜ぶ女性がいるか?を考えれば納得いただけるだろう。
収入というのは、結婚してからの生活に大きな影響をあたえるものだけど、奥さんが子育てなどで働けない等、様々な条件下で
旦那の収入だけの生活となった場合、維持することが可能な生活を平均と見る事にした。
まず就労しているかどうか?を基本とするけれど、それが82.3%。
派遣とアルバイト・生活保護は論外なので当然省きます。
それに年収が関係してくるわけですが、これは”それ以下は駄目”だという女性の希望的観点を普通として考えるとして、
600万を一つの普通と考えて良いだろうと思う。
現実この額を望む女性は多い。
ところがだ、 なんとこれは全男性の5.8%程度しかいない。
http://news.livedoor.com/article/detail/6955514/
収入という面からするなら、 82.3×5.8=4.8% の男性しか 要件を満たせないわけだ。
健康は、 現在60才で、自分は健康であると認識している人の率を基本とした、少し曖昧だが、重病率というのは無いので
健康的な生活を普通として、一応これを参考にするとして 51.1%
これは定年まできちんと働いていけるか?という事そのものであり、普通に負担のない家庭という観点からあげた。
http://www8.cao.go.jp/survey/h11/yamai/images/zu01.gif
さて、これ以外に結婚して一生を歩む上における要件はあるだろうか? 浮気率というのがあるが、これは結婚後の女性の
行動や性格、容姿の変化が大きな影響を及ぼす面が大きいので、省いた。
以上、普通を全部掛け合わせてみることにしよう。
容姿(50%)×衛生概念(80%)×学歴(67.3%)×人間性(25%)×収入(5.8%)×健康(51.1%)
= 0.199% 理想的な男性は 約2% ということになる。
あはは 呆れて物が言えない
は~ とため息が出るが、女性の結婚相手に求める条件の普通を掛け合わせると、こんなにも少なくなってしまうのだ。
一応、結婚はお金じゃないぜ! という視点から収入を除いて計算してみると。
それでも 3.43%= 約3.5% という絶望的数値。
どう言ったらよいのだろうか? この値は。
これでさらに、イケメンだ 家持ちだ 親との同居は嫌だと言い始めたら、いったいどれくらい低くなるのか。
下手すると1%も行かないんではないだろうか
考えてみれば、女性が化粧し、着飾り、いつも綺麗で可愛くある為の努力をするのは、この数%の普通を手に
するためではないかと・・・・・。
景気が後退し、不況の風が街を吹き始めるとミニがはやり、全体としてスカートの丈が短くなるというのは明らかな
データとして存在していて、女性の普通男性獲得競争は、有る意味熾烈な世界でもある。
男に生まれて & 結婚できて良かったな~ と 自分で計算しておいてホッとするのだけれど、
こうしてみると、 バランス良く 普通であること、というのは本当に貴重で尊い物なのだというのが、男の目から見てもよく分る。
女性が結婚したい男性がいないと口にするのもよく解る。
普段何気なく使っている普通、 ところが この”普通”こそが”普通じゃない”のでは?と思ってしまう。
幼い頃から英才教育、一流の大学、一流の仕事、それを追い求めて、親が塾だ予備校だとガミガミやって、
偏差値だけが突出しても、こうした普通という視点から見れば、有る一部分だけを普通以上にしようとすることにすぎない。
蛇を見ただけで奥さんと子供を放って逃げ出す、 異常なエリート認識で対人関係上手くいかない、 不衛生、 だらしない、
ギャンブル狂い、 考え方に極端な偏りがある、子育てに完全無関心 等々
同性である男からみて、「なんだこいつは?」 と眉をひそめるような資質をもつ偏差値秀才は珍しくない。
そう考えると、普通を得る為には バランスの取れた人間性こそが一番大切であって基礎そのもの、 それは幼い頃から友達とよく遊び、
よく喧嘩すること。
虐め、虐められ、ルールを覚え、約束の概念や他人に対するいたわりの心を育めるのは 友達とよく遊ぶ事でしか得られないのだ。
幸せのパーセンテージは 特別なことではなく、 子供の頃からどれだけ多くの人間関係で摩擦するかという、経験から出来上がる物、
そう考えると、 教育全体を 人格教育の時代(第二次大戦前)にまで戻すべきではないのか? そう思ってしまうんですね。
僕は