love way too muchというフレーズは、説明できない感情の強さを表現する時に使われる。たとえば、現在、鋭意翻訳中だが、英語の難易度もオタク度も大変なもので、かなり苦戦を強いられているこの本に、
Douglas Wolk, All of the Marvels: An Amazing Voyage into Marvel’s Universe and 27,000 Superhero Comics(2022)
に、この表現が「注」にあった。
The extremely minor mutant I love way too much is No‑Girl, aka Martha Johansson, a brain in a floating glass jar who can only communicate via telepathy. She’s appeared in a handful of issues of New X‑Men and Spider-Man and the X‑Men and even had her own solo story once, in 2010’s Nation X #2.
著者であるわたしが愛してやまない非常にマイナーなミュータントに、ノーガール/マーサ・ヨハンソンがいる。ノーガールは浮遊するガラス瓶の中に存在する脳で、テレパシーを通じてのみ、ほかの者たちとコミュニケーションをはかることができる。『ニューX-メン』」や『スパイダーマン・アンド・X-メン』の何号かに登場し、2010年の『ネーションX 〈2〉』ではソロストーリーも作られた。
ここでlove way too muchは、
loveは動詞で、「愛する、非常に好む」。
wayはここでは副詞で、「非常に、とても」。
too muchは「過度に多くの」「必要以上に」という意で副詞として使われている。
love way too muchを直訳すれば、「必要以上に非常に愛する」となり、合理的な範囲を超えた強い愛着や興味を表現する。実際の意味は「非常に強く愛する、合理的なレベルを超えて強く愛する」といった感じ。
例文を挙げる。
○Practical Example
"I love this book way too much."
「わたしはこの本を愛してやまない」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"Mom loves our dog Noel way too much, she treats it like a child."
「母はわが家のノエルがほんとにかわいいみたいで、子供と同じように世話している」