impactは、「衝撃、打撃、衝突、影響、影響力」。
今日のGetUpEnglishは、この語を学習する。
○Practical Example
"Before an executive can think of tackling the future, he must be able therefore to dispose of the challenges of today in less time and with greater impact and permanence."
「将来のことに取り組む前に、管理者は今やるべきことを、より短期間で、そしてより強い影響力と永続性を持って、成し遂げなければならない」
これは、ピーター・ドラッガーのManaging for Results(1964)の第1章に書かれています。 ドラッガーの演説は、『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』に収録されています。
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45226-1.html
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20091216
●Extra Point
この語は動詞としても使われる。
◎Extra Example
"The maintenance manager repeatedly assured staff that work will be only minimally impacted while renovation continues."
"But it was a lie."
「管理担当部長は、修繕作業がつづいているあいだは、仕事への影響は最低限にとどまる、と繰りかえし話して従業員を安心させた」
「しかし、それは嘘だった」
ployは、「駆け引き、策略、作戦」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習する。
◯Practice Example
"The company decided to raise wages as a ploy to retain its employees."
"I think it’s good."
「会社側は従業員の足留め策として給料をアップすることにした」
「いいことじゃないか」
●Extra Point
もう一例。好ましくない状況でももちろん使われる。
◎Extra Example
"Thieves use various ploys to steal credit card information."
"That’s too bad."
「泥棒はまざまな策略を用いて、クレジットカードの情報を盗もうとする」
「それはひどい」
動詞deemは、「…を~だとみなす、思う」。格式的な言い方。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習する。
〇Practical Example
"The illustrated character closely resembles a controversial politician."
"Thus, the marketing committee deemed the proposed logo design objectionable."
「キャラクターのイラストは物議をかもしている政治家に酷似している」
「それで、マーケティング委員会は提案されたロゴ・デザインが不快であるとみなした」
●Extra Point
be seemed(…と考えられる)の形でもよく使われる。
◎Extra Example
"Every classroom is equipped with an emergency supply backpack that holds first-aid kits, flashlights, water and food."
"If an evacuation is deemed necessary, teachers must carry the backpacks with them."
「すべての教室に、非常時補給用のバックパックが備えてあって、その中には救急キット、懐中電灯、水、食べ物が入っている」
「もし避難の必要があると判断したら、教師はこのバックパックを持ち出さなければならない」
seismicは、「地震の、地震性の、地震から起こる」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"The piers of this bridge have the strength to resist seismic shock."
"I am greatly relieved to hear that."
「この橋脚は地震に対する耐力を保持している」
「それを聞いてとても安心だ」
●Extra Point
「(変化などが)地殻変動的な」という意味でも使われる。
◎Extra Example
"Thomas Pynchon’s Gravity’s Rainbow caused a seismic change in the postmodern literature."
"I can’t believe it has published in 1975. We can enjoy reading the novel very much even today."
「トマス・ピンチョンの『重力の虹』は、ポストモダン文学に激変をもたらした」
「それが1975年に出版されたなんて信じられない。今もすごく楽しめる」
minutesは「議事録」。 今日のGetUpEnglishは、この表現を学習する。 メールなどでは、次のような言い方をするだろう。
○Practical Point
"The minutes of the October 17 sales meeting are attached. I would appreciate your review and comments."
「10月17日の営業会議の議事録を添付しました。コメントと意見を聞かせてください」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"Please read the attached minutes of yesterday's board meeting and send your comments and opinions to me as soon as possible."
「添付した役員会の議事録を読み、コメントと意見をできるだけ早く送ってください」
turnoverはさまざまな意味で使われる。
今日のGetUpEnglishは、そのいくつかの意味と使い方を紹介しよう。
「(一定期間の)取り引き高、総売り上げ高」の意味で使われる。
○Practical Example
"What's your turnover on these publications?"
"Not bad."
「こういった出版物の売れ行きはいかがですか?」
「悪くないよ」
●Extra Point
「(労働者の)転[離]職率」の意味でも使われる。
◎Extra Example
"Your company has a lot of young employees, doesn't it?"
"The turnover rate is furious."
「君の会社は若いスタッフが多いんだね」
「人の入れ代わりが激しいんだ」
動詞harnessは、「(馬に)馬具をつける、馬具でつなぐ」という意味であるが、日常的には「…の自然力を動力化する、(自然力を)利用する」の意味で使われる。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"A company must harness the creativity of every employee."
"I agree."
「会社は従業員一人ひとりの創造力を生かさなけれならない」
「同感だ」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"Our government decided to harness the river's energy by building a dam."
"That’s great."
「政府はダムを建造して川のエネルギーを利用することに決めた」
「それはすばらしい」
custodyは、「(後見人としての)保護[監督、養育]の義務・権利」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practice Example
"Custody came with the stipulation that George be monitored by the Administration for Children’s Service."
"In last month, he was finally granted guardianship of his children."
「養育権が与えられるに際し、ジョージは児童サービス局の観察を受けるという条件が付けられた」
「先月、彼はとうとう、自分の子供の保護者として認められた」
●Extra Point
「拘留、監禁」の意味でも用いられる。
◎Extra Example
"He was taken into custody on suspicion of complicity."
"However, he was immediately set free for lack of sufficient evidence."
「彼は共犯の容疑で勾留された」
「しかし、証拠不十分で即時放免された」
動詞delegateは、「(下位の者などに)権限などを委任する」「(会議などに)…を代表として派遣[任命]する、任命して…させる」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Stuart delegates most of his responsibilities."
"And he never takes matters into his own hands."
「スチュアートは大半の権限を人に委任している」
「そして自分で事を運ぶことは決してない」
●Extra Point
名詞も同じ形で「(会議などに出席する)代表、代議員、使節」の意味で使われる。
◎Extra Example
"The speeches by the Japanese delegate at the International Olympic Committee (IOC) were highly persuasive."
"Exactly, I was truly impressed with them."
「国際オリンピック委員会での日本使節団のスピーチは、とても説得力のあるのだった」
「ああ、ほんとうに感動したよ」
形容詞approvingは、「賛成の、満足げな」。その副詞はapprovinglyで、「是認[賛成]して、よしよしと言って」。今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
◯Practical Example
"When Yoshie finished her presentation, everyone applauded."
"And her husband nodded approvingly in the back of the room."
「佳江が発表を終えると、みんな拍手した」
「そして旦那が部屋のうしろでよしよしとばかりにうなずいた」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"Takehiro was eventually able to do a back-hip circle."
"His mother looked at him approvingly and smiled."
「タケヒロはとうとう逆上がりができた」
「お母さんはよしよしとばかりに息子を見て、ほほえんだ」
innocuousは、「特に害はない、無害の」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
Yoko always wears the most innocuous colors, like dark blue or black.
With her nice figure, I believe she looks good even in flashy outfits.
「洋子は紺や黒など、無難な色ばかり着ている」
「彼女はスタイルがいいから、派手な服も似合うはずだ」
●Extra Point
「(人が)敵を作らない、害のない」の意味でも使われる。
これはデイビッド・セインの新作『ネイティブが教える形容詞の使い分け』にあった表現だ。
◎Extra Example
He acts really strange, but he’s actually innocuous.
「彼はとても変わり者だが、実際に害はない」
この『ネイティブが教える形容詞の使い分け』、状況ごとに5つの形容詞が活き活きした例文とあわせて説明されているので、大変にありがたい。 TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト、そしてTOEFL iBTの試験では、「表現の言い換え」が高得点の鍵になるので、最近はこの本で似た意味の形容詞の使い分けを練習している。
英語の形容詞って、こんなにあったの?
「動詞の使い分け」「冠詞の使い方」につづいて、今度は「形容詞の使い分け」!
デイビッド・セインが状況に応じた英語の形容詞の使い分けを教えます。
デイビッド・セイン、古正佳緒里 著
ISBN 978-4-327-45256-8 C0082
定価1,995円(本体1,900円+税) A5判 並製 224頁
女の子に「やせてるね」と声をかける時、どんな形容詞を使うだろうか?
slenderの他、skinny やthin, bonyなどを思い浮かべるかもしれない。
しかし、ネイティブの女の子はslenderといわれれば喜ぶだろうが、thinといわれたら怪訝な顔をするかもしれない。 それはslenderには「ほっそりとして素敵だね」というニュアンスがあるのに対し、thinは「病気などが原因でやせている」と受け取られる可能性があるからだ。
このように、日本語では一般的に「やせた」と訳される語も、ネイティブの感覚では微妙に意味が異なる場合がある。そのちょっとした感覚の違いを、本書でわかりやすく説明したい。
たとえば「やせた」の同義語を見ても、petite, slender, slim, svelte, sleek, skinny, thin, lanky, bony, gangly, scrawny, emaciated, anorexic, haggard, skeletal…などなど、膨大にある。
本書では、こうした語の中からネイティブがもっともよく使うと思われる5語を選び出し、そのニュアンスの違いを例文とともに解説する。
――デイビッド・セイン
<著者紹介> デイビッド・セイン (David A. Thayne) 1959 年アメリカ生まれ。カリフォルニア州アズサパシフィック大学(Azusa Pacific University)で、社会学修士号取得。 証券会社勤務を経て、来日。日米会話学院、バベル翻訳外語学院などでの豊富な教授経験を活かし、現在までに100 冊以上、累計300 万部の著作を刊行。日本で25 年以上におよぶ豊富な英語教授経験を持ち、これまで教えてきた日本人生徒数は数万人に及ぶ。英会話学校経営、翻訳、英語書籍・教材制作などを行なうクリエーター集団A to Z(www.atozenglish.jp)の代表も務める。著書に、『英語ライティングルールブック――正しく伝えるための文法・語法・句読法』(DHC)、『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』(主婦の友社)、『爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』(アスコム)、『やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます』(NHK 出版新書)、『ネイティブが教える英語の語法とライティング』『ネイティブが教える英語の動詞の使い分け』『ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方』(研究社)ほか多数。
debitは、金融関係でよく使われる語で、「借り方(記入[額])、(口座からの)引き落とし」の意味であるが、(口座からの)引き落とし」の意味でよく使われる。
日本でも「デビットカード」がよく使われていると思う。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"We pay gas bills by direct debit from our bank account."
"Yeah, direct debit is convenient."
「ガス料金は銀行口座から引きおとしにしている」
「ああ、口座引き落としは便利だ」
●Extra Point
引き落とし代行会社の契約書には、次のような文言が書いてあったりする。
◎Extra Example
"I agree that any debit occurring in any of my brokerage accounts may be transferred to you at your option to my margin account."
「私の取引口座に発生したいかなる債務も、貴社の任意により貴社における私の委託保証金口座へ振り替えることに異議のないこととする」
scrupulousは、「良心的な、実直な」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Hirko's an extremely scrupulous person."
"Yeah. He told her he'd give her Isaka Kotaro’s new book but she insists on paying him for it."
「宏子は生真面目な人だ」
「彼が伊坂幸太郎の新作をあげると言っても、お金を払うと言って聞かないんだ」
●Extra Point
「細心な、きちょうめんな」の意味でも使われる。
◎Extra Example
"Noriko’s proofreading is scrupulous."
"Yeah, if you leave it to her it'll be all right."
「紀子の校正は厳密だ」
「ああ、彼女に任せておけば間違いない」
convergeは、「(一点・一線に)集まる、集める」。自動詞としても他動詞としても使われる。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
◯Practical Example
"Squad cars converged on the scene of the crime."
"What happened?"
「パトカーが犯行現場に集結した」
「何があった?」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"The Internet, personal digital assistants, music players, and cell phones finally converged in a single hand-held device."
"Now with just small mobile, we can do everything."
「インターネット、携帯情報端末、音楽プレイヤー、携帯電話がついに単一の携帯用デバイスにまとまった」
「いまは小さい携帯があれば、何でもできる」