今日はpapasanの手術の日。
朝、市立病院から、「手術は12時半からですので、12時15分までに来られますか?」という電話。昨日おとといの話と違う、とは思ったが、とりあえず「行けますよ。本人に会えるんですか?」と聞いた。「手術室に行く前ロビーで会えます」「なら行きます。激励したいですからね」
11時に家を出た。11時30分には着いてしまった。駐車場に車を止めて車道を横断しようとして何かに躓いた。で、倒れ、左半身、またもやコンクリートに打ち付けてしまった。痛い!周りの人たちが、大丈夫ですか、と助け起こしてくれ、声をかけてくれた。打ち身は殊の外痛んだ。左手は開くと痛い。だから手が動かせない。
ナースステイションに来た旨を伝え、ペースメーカー手帳を渡す。手術まで1時間ある。はてどうしょう。本はたくさん置いてあるが眼鏡がないので読めない。動くと痛いので、静養を兼ねて、ボケっと時間が過ぎるを待っている。
12時過ぎ、主治医の松田先生がエレベーターの前に立った。座っている私に先生の方が気が付いた。「今日はお世話になります」「なるべく早く返しますね」「そうしてください。認知症がひどくなるのが怖いんですよ。顔を見たら、このまま帰っていいですか」実はと怪我をしたことを伝え、早く家に帰って湿布をしたいんだ、というと。OKがでた。手術は1時間程度だそうだ。
そうこうしてると、車いすに乗せられてpapasanが来た。「papasan、元気そうね」と声をかける。大きな声で
「Wie geht es Ihnen?」と聞くと「 Mir geht es gut !!」と答えた。
思わず「えらいえらい、おぼえているじゃ~」と頭を撫でた。
看護婦さんが「何語を話していたんすか」「ドイツ語です。ご機嫌いかがですか」という慣用句ですよ。脳の活性化のために毎日会話をしているんです」と伝えると「Guten Tag」しか知らない。というので、「Guten Tag」と声をかけてやってください、とお願いした。3階で降り、見送りながら「私はここで失礼します。けがをしてしまったので」と伝えると、「お大事に」と言って手術室の方に移動していった。手も痛いが歩くのも痛い。打ち身だもんなぁ。
タクシーに乗ろうとするとタクシーがいない。さっきまで並んでいたのに。待っているのも寒いからバスにしようと歩き始めるとタクシーが来た。駅まで、怪我の話で、運転手さんと大話をしていた。
ラスカに行き、文明堂で三笠山を10個も買った。工芸室に届けてやりたかったから。ついでに京樽で茶巾寿司を買った。これでお昼にしよう。足を引きずりながら駅に行くと、ちょうど13時4分の熱海行きの表示。ちょうどよかった。エスカレーターで下り、ホームに行くと3番線もう熱海行きは止まっていた。4番線に踊り子号が入ってきた。車内の電光掲示板を見ると、電車は遅延しているようだ。静かに座っている。結局14分遅れで発車。真鶴のついてわざわざエレベーターでコンコースまで下り、改札を出てたタクシー乗場に。でもタクシーは一台もいない。あれ~、困った。ここからは乗りたかったのになぁ。しばらく待ったがタクシーは来ないので、意を決して歩くことにした。階段は辛いので、横断歩道まで行き、歩き始めた。足を痛めていると、歩道の段差がこたえる。真鶴はバリアフリーに程遠い。
途中、Mさんに会った。久しぶりだし、いろいろ話したいことがあって、道端で長話をしてしまった。タクシーに振られたからだが、歩くとこういう効果はある。やっと家に着いた。14時を過ぎていた。まずは茶巾寿司を食べた。思い出の味とは違うような気がする。どら焼きも食べた。こんなに買って来ちゃったけどどうしよう。
湿布を出してやたらと貼った。貼ってみるとほんとにあちこち打っている両手両足、ほほもぶつけたっけ、触ると痛い。今日は左手使えないな。