大阪のエライ人、甘木さんが来て、私の隣席に座った。
一番のテカだった甘木2さんの死にショックを受けていて、
いつも女子をはべらせてガハハハだったのに、
「もうそうゆうのやめた」といって、
私にも「彼氏とはどうなん? 猫3匹に男1匹か。
いつ結婚するん? そういうことははよせなあかん」
今日からジム再開。
会社まで迎えに来るというので待ってたら、
最初の予定から1時間待たされた。
仕事が適当にあったからいいんだけど。会うと開口一番、
「人をビッグよばわりしないでくれる?」
そのまま三宿にいき、サラダ(蟹とアボガド)、
パスタ(ボンゴレ)を食べ終わる頃、
「ビッグよばわりされてるのに、号泣。
あんたがいる限り、東京から離れないよ」
私はメールするのも照れくさかったのに、
Cは堂々と、目に涙を浮かべていった。
Cは、引越しの間ホルモンが狂ってたのが、
私と会った翌日にわれ鐘が来たといって、
「あたしの生活にはNが必要だ」的なことを堂々と、
それも何度か言葉をかえていうので、
目頭が熱くなるやら、照れくさいやら。
三宿ボエムで、いつもは涙が出るほど笑ってるのに、
今日は友情を確かめあって涙を浮かべる私達。
「仕方なく(東京を)離れることになっても、
そのときは仕方ないって思うけど、急にゆうのはやめてね、ビッグみたいに」
「大丈夫。あたしワイナリーに興味ないから」
それから今日は、ふだんはあまりしない、
人生についての話をした。子どものこととか。
もうオーバー30だし、私は母と仲良しで一緒にいると幸せだから、
親子っていいなぁ、自分も子どもを持ちたいなぁ、
と思わなくはないけど、それはいつも頭の外側の、
右前方あたりにある。
「で、頭の中には何があるの?」「恋(笑)」
「何度もいうようだけど、まだまだ若いから」もうちょっと、様子見てよう。
「なんか60になってもここで同じこと話してそうだね、あたしたち」
「老後は一緒に老人ホーム入ろうね」
ハッピーマニアがあのまま続いてたら、
三十路に入った重田とフクちゃんもだいたいこんな感じだろう。
Cのおばあちゃんが、
「あんまり猫をかわいがりすぎると、
子どもに来てもらえないよ」といってて、
そのときは聞き流したが、
「今考えると、あながちデタラメでもなかったのかも(苦笑)」。
その後でジムに行き、ストレッチ、
腹筋30回、背筋10回。
3ヶ月ぶりなので、これだけでも汗が出る。
帰り道、C「ジムからNんちまでの、この道を走ってて、
やっと生活のリズムが戻った感じがする」