なぎのあとさき

日記です。

バック トゥ 実家、2005春

2005年03月20日 | 猫トーク



実家の食卓に生けられたストック
玄関や出窓にも



出窓にはランの花

前の日思う様遊んで、起きたら12時。
ビーが肩の上で足場を組みなおしては、
私の顔に向けて身体をごろん、と倒すのが楽しくて、
起きてからもしばらく布団から出られない。

いい天気だけど空気が冷たい。
猫たちのことをダーに任せて、実家へ。
東横線から眺める景色、
白・ピンク・赤の梅、
コブシ、春の川、黄色い花。
東京から離れるにつれて、
景色も人間ものんびりしてくる。

駅からのバスの景色。
初めて見る大型スーパー、大型ドラッグストアができてる。
便利さと風情は反比例!

バスを降りるとすぐに、星が目に入る。
オリオン座がくっきり、いつもより近くにあるように見える。



玄関のドアをあけると、プーンと、猫のおしっこの匂いがした。
キンが天に召されてから13年経つのに、
まだ匂いが残ってるの? 
じゃなくて、キン流のお出迎えかも。
今回の帰省は、キンのお墓参りのためなのだ。

キンは、春先の冷たい雨の降る夜に天に召された。
次の猫を飼うまで8年、毎年お墓参りをしていた。
新しい猫が来てから、その猫の元にいて、
キンの分までかわいがればいいと思ってたけど、
今年はごく自然にキンタのお墓参りがしたくて、
この家に帰って来た。

そしたらママが、明日家の査定が来る、という。
パパもママも、もう少し便利な都会に引っ越したい、
と前からいってたのが、ほんとになるのかもしれない。

その話が出たとき、
庭の梅の木の下のキンタのお墓のことがまず気になったけど、
保坂さんの小説で、「土の中で骨もいつしか溶けてしまう」というのを読んで、
キンタの肉体も、もう地球に還ってると思うことができたから、大丈夫。
キンタは私が10代のときを一緒に過ごした黒猫で、
今の3匹の誰にも似ていない、突き抜けて甘えっこで、
突き抜けてビビリで、突き抜けておバカで…
今、ちょっと思い出したら、涙が出ちゃった。
今日は家についたのが夜だったので、お墓参りは明日。

ママとご飯(アジのたたき、豚バラと水菜のチョレギサラダ、
ほうれん草の海苔巻、トマトサラダ、ご飯、豆腐とわけぎの味噌汁)。
食べて、梅酒飲んで、ごくせん見たり。
1時頃、パパも帰る。オンバト見る。

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