なぎのあとさき

日記です。

ぽっかぽか

2009年03月17日 | 日々のこと



なかよしのお二人。



私がベッドに入ると、
殿がタタタとやってきて、
布団に入ってぶるるるぶるるるいう。
朝起きると、布団の中にはビーがいる。
夜中に何度か入れ替わっているらしい。

ケータイをなくして数日。
たまにはケータイのない暮らしをしてみたいので、
あえてほったらかしてみる。
Cが心配して来てくれて、
ちょうどいいタイミングで、
家の前で会えた。
Cとはケータイのない時代から、
待ち合わせをしなくても、
うまいこと会えることが多い。

美容師K、戻ってきてくれた。
やっぱりカットがすごく丁寧で、
口数は少ないけど、
たまに話すことが、
「マジメか!」とつっこみたくなるような、
マジメな内容で、好きだ。
やせてておしゃれで、
ヘアスタイリストはこうでなくちゃ、という感じ。
髪を洗ってくれる若造は、
朝9時頃から夜1時まで仕事で、
ご飯は1食しか食べる時間がない、
といってた。

待ちに待ったぽかぽか陽気。
いい気分でつい、
夏物のワンピースを買った。2枚。
プールにも行く。



沈丁花には新しい芽が出始めた。

「晩夏」読了。
血を超越して、
かけがえのない人間関係を作っていく、
丹念に編まれた小説。
最後になって物語らしい物語が語られ、
その後で大団円がきて、
一気に読んだ。
正しいことばかりのこの小説で、
たった一つの過ちが、
物語を生んだ。
いつの間にか待ち望んでいたのは、
バラの家の主人と父の出会い。
二人とも、主人公たち以上に幸せそうだった。
高原の四季、雪の山、教会、都。
バトルのないドラクエみたいな景色だった。
終わりの章の、ツィター弾きのたたずまいや、
お祝いの宝石も良かった。
去年の晩夏から読んでたので、
半年くらいかかった。

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