なぎのあとさき

日記です。

夏のイーストウッド祭り

2009年08月24日 | 映画の話(ネタばれ)
「ミスティック・リバー」

ちょっと前に観直した
「ブラッド・ワーク」もそうだけど、
奥の深いストーリーを、
シンプルで美しい映像で見せる。

ティム・ロビンスと、
ケビン・ベーコンの、
音声解説も面白かった。

クリントの現場は、
みなプロフェッショナルで、
ほとんど一発撮りでOKだ、とか、
現場には緊張感がなくて、
くつろげる雰囲気だ、とか。
鳥のことはあきらめる、とか。

ラストの方ジミー夫妻について、
マクベスだーなんていってたけど、
私は、普通の夫婦だと思った。
良い夫で、良い父でいてくれるなら、
夫の罪は見ないフリをする。

このシーンの後で、
デイブの妻が一人で
息子を祝うパレードのシーンが、
とてつもなく悲しい。

子供の頃、
一人だけ本当のことをいったために
車に乗せられてから、
デイブは、
どうでもいい嘘ばかりいうようになった。
そんな夫を、
妻は疑うことしかできなかった。
ふつうの夫婦に、
なれなかった二人。
デイブの悲しい人生を、
彼が不在のパレードの1シーンだけで、
描ききる、その手腕。

クリント様、かっこいい。

公開時に初めて見たときは、
あまりに悲痛で当分観れないな、
と思ってたけど、
DVDを借りて2度観る。
初めて観たときより、
楽しんで観られた。
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花火のあとさき

2009年08月24日 | 日々のこと



さるすべり



フロックス

花火前日、河原に行くと、
場所取りをしないよう、
警備員が見張っていた。
税金のムダ。

フタコらしさをぶち壊し、
虚栄とセンスのなさを見せつける、
エゴの象徴・○子玉川ラ×ズができてから、
いろんな面でバビロンチックになってくよね。

仕事の後、
某美ちゃんがMBで駅まで来てくれて、
ビールを買って河原へ。
花火のテレビクルーのイスを勝手に借りて、
対岸の夜景と、
夜景の映る川を眺めながら、
夏の夜風に吹かれて花火の前夜祭。

暗くてお互いの顔がよく見えず、
話がはずむはずむ。
笑いあり、涙ありの、
がっつり3ヵ月分の話をして、
気づいたら0時回ってた。

某美ちゃんは仕事を辞めた後、
ふだんの河原と、
夕陽を見られることが、
大きなこと、といっていた。
私とは反対側の河原から、
いつも夕陽を見てたそう。

夜遅くまで警備員は、
花火の場所取りを防ごうと見張っていた。
必死だな!

ダーは仕事でいないので、
深夜1時すぎに一人で、
暗い河原に場所とりに行く。
こっちも必死。

花火の日は、
ダーが何度か様子を見に行く。
実際のところ、
当日の朝でも十分間に合うのだった。

苦労したわりには場所がハズレで、
愛する夕陽のころ、
トナリで興奮した子供が奇声を発して
うるさいうるさい。
でも子供だし、花火だし、
なんせまぁ、夏だし、仕方ない。
子供はすぐに飽きてテンションが下がり、
おとなしくなった。

鐘が最高潮で腹が痛くても、
毎年見ていても、
花火の美しさには大感激。
いつもの河原の空に、
巨大な火の花が咲く光景ときたら。
新種の花火もいっぱい。

ビールも美味しかった。

毎年周りで、
ヘンな実況をするヒトがいるもんだけど、
今年は新種の花火には「若手!」
スターマインには「大御所!」と、
熱心に叫ぶ人が。

いつも同じ角で交通整理する警察の人は、
今年はコンビになって、
笑いの腕を上げていた。

次の日河原に行くと、
ゴミもなくて、
ふだんの河原に戻っていた。

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