なぎのあとさき

日記です。

函館浪漫紀行 その5

2009年10月15日 | 日々のこと



市電で金森倉庫まで戻り、
元町を散策。



ダリアの色がきれい



虫が少ないからか、葉っぱもきれい

有名な八幡坂。



八幡坂の隣の坂は、一番のお気に入り。
夜歩いたときと、同じ駐車場で一服。
街路樹のナナカマドが紅葉して、
赤い実をつけていた。



明るいときに歩いても、
モンマルトル気分だった。





石畳や建物だけじゃなくて、
空や植物の感じがパリっぽい。
緯度が同じくらいだからかな。

海が見えるので、
ダーは「サンフランシスコっぽい」っていってたけど。
どっちにしても、
異国情緒たっぷりで、
夢みたいなところ。





急いで通りすぎるニャンコ

倉庫群は、船や建物のライトアップが
水面に映えて、
お店もいっぱいあって楽しかった。



この中の居酒屋でまた丼もの。
はじめてぶっつけの店に入ってみたけど、
やっぱり食べログで調べたお店に
入るべきだったと、さっさと出る。



そうはいっても、
ふつうに美味しいんですけど。
居酒屋は安いし。

倉庫で自分たちのお土産いろいろ。
私はチョコいろいろと昆布、
ダーはバターサンドとチョコとピュアゼリー。

予定の18時に市電で駅に戻り、
ホテルで荷物をピックアップして、
バスで空港へ。

旅の本はトルストイ「悪魔」
見た目も性格も愛すべき主人公が、
人知れず性の欲望に悩むお話。
この本もだけど、函館の旅は
フランス、ロシア文学がはまる!

飛行機をおりると、あったかい~~!
うれし~~!
地元駅に降り立つと、金木犀がふわり。
秋の空気に、ほっとする。

蟹に筋子、大量のお菓子で、
しばらく余韻を引きずれる。
北海道、寒くても大好き。



次の日、いらっしゃった毛がに。

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函館浪漫紀行 その4

2009年10月15日 | お散歩



公園の外で、六花亭を見つける。
看板も建物もサービスもあか抜けていて、
ここは乃木坂?という感じ。
それでいて北海道らしく広々として、
窓一面に公園の緑が見えて、
いごこち最高。

和栗ソフトは、クリームの味が、
「パァ~~~っとしてない?」
「パァ~~~っとしてる!」
写真を撮ることなんて忘れ、
出てくるとすぐにとびつき止まらない。
洋梨のケーキも、見た目もかわいくて、
繊細な味に洋酒の香り、
とにかく美味しい生クリーム。
コーヒー飲み放題。

子供の頃から大好きな六花亭。
チョコの味も、
包み紙のデザインも大好き。
そんな六花亭の、
丁寧な仕事ぶりとセンスの良さを
体感できるカフェだった。

ソフトクリームがあまりに美味しすぎたので、
もう1こ「雪やこんこ」というソフトも追加(250円)。

タワーにも上る。
上から五稜郭を見て満足。



海と山にいだかれた函館の町。

子供の頃、何度か来たことがあり、
1ヵ月?くらい滞在したこともある函館。
小さかったので記憶はないけれど、
なんだか街の感じが良くて、
懐かしい気持ちになって、
好きだなぁ、この街、としみじみ思えた。
海あり夜景あり浪漫街道あり、
昼も夜もロマンチックで、
デートにぴったりの街。

ダーにとってはグルメツアーだったので、
メシより散歩な私と何度かケンカにもなったけど、
旨いものを食べた瞬間にケンカもすっ飛んだ。



大好きなガウラの大株



おっきい空
パリの雲に似てる

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函館浪漫紀行 その3

2009年10月15日 | お散歩



お散歩中、よく見かけた秋明菊

次の朝、チェックアウトして朝市へ。
とても賑わっていた。
蟹の試食でテンションが上がるダー。
屋台でジャガバターを食べつつ一服。
2実家と家にお土産を送り、
思った以上の出費に心折れるダー。

路面電車に乗り、五稜郭へ。
広ーい道の真ん中を走る路面電車は、
オモチャみたいでカワイイ。
行きも帰りも同じ女運転士さんで、
彼女もかわいかった。



五稜郭は、風情っていうより、
どこかストーンサークル的な、
ふしぎな雰囲気があった。
丸い植え込みが妙にデカかったりして。
来てみないとわかんない。
亀の頭の丘の上で一服。

ここも観光客が多かったけど、
大きな公園には〝外れ〟があるもので、
奥の方にいくと人もまばらになり、
ススキの群れが金色に光り、
冴えた紫色の秋の花が咲き、
お堀の蓮の葉は枯れようとしていた。
静かな静かな、里の秋。
桜の葉はまだ青々していた。



歩いていると、足元の少し後ろでカサコソと音がして、
ふりかえるとピタッと止む。
里の秋にはつきものの、狸の気配。



いろんな方角から吹く風にあわせて、
穂をなびかせるススキたち。
いっせいに自分の方に向かってきて、
びっくりした。



あざみかな



ふわっとひらいてきれい



枯れ色のまざった野原に色を添える
薄紫の野の花たち。



公園のはしっこ、誰もいない。
お堀に蓮の葉。



20m以上ある木の下で一服。
こんなに大きな木の枝が風にそよぐ音は、
シュワーーーーっと、
ずっと上の方からも聴こえてきて、
海の波が泡立つ音によく似ていた。



日が出ているうちは、
北海道もまだ秋なのだった。



色づいた葉っぱに囲まれて咲く、
薄紫のお花



カエデがほんのり紅葉していた。

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函館浪漫紀行 その2

2009年10月15日 | 日々のこと



早くも日が沈みそうな気配なので、
函館山に上る。
どこにこんなに人が?というくらい、
ここは混雑していた。
ロープウエイの窓から、
海に囲まれた街がうわーっと開ける。



展望台。
日が沈むにつれ、
あらゆる方角に見える海と山々が、
刻一刻と色合いを変える。



そして、街に灯が灯りはじめ、
夜景が輝き出す。



こんな景色は、
いくら眺めてても飽きないのだけど、
山の上はすでに冬。
身体が冷えると建物に入り、
また外に出て夜景を眺める。
夕張メロンキャラメルをなめつつ。

できるだけ先送りしたい冬を、
まさかの先取りしてしまった。
夜空には、カッキーンと冬の星座。

帰りも元町を歩く。
石畳の坂道のところどころに
白い教会や洋館がぼんやりと浮かび、
モンマルトルみたい。
坂の途中の駐車場で一服。



夜ご飯はお寿司屋さんへ。
アワビのお刺身は、
いつか小樽で食べた幻の味。
トロもすこぶる美味しく、
ぼたん海老がこっちで食べるのとは
全く別物。柔らかくて濃厚で。
秋刀魚も美味しい。
北海のオールスターを堪能。
玉子をオマケしてくれた。

カウンター席だったので北海道弁も堪能。
方言はだいたい好きだけど、
北海道弁は懐かしい感じで特に好き。

日曜でネタが少なかったので、
早めにきりあげる。
ダーもこの旅は食いがメインなので、
お酒は控えめ。

お部屋で11時頃までまったりしてから、
大門横丁のラーメン屋で、
黄金塩ラーメン。
スープを最後まで飲み干す旨さ。
メガネの兄ちゃんの笑顔が良かった。

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函館浪漫紀行 その1

2009年10月15日 | お散歩



潮の色が濃い、北国の海。



北国の空。

もしツアを見てたダーが、
蟹ウニイクラ丼の画にやられ、
十月の連休、
函館に1泊の旅行に行く。

観光協会から街の資料を取り寄せ、
地図、交通機関チェック、
食べログでのお店チェックとか、
私が綿密にやっておいた。

金木犀の東京を出て、
飛行機を降りるとそこは初冬。
季節は2つ先。

15時すぎ、函館駅に着く。
曇りですでに薄暗く、
少し雨が降っていて、
閑散として人通りが少ない。
建物、区画、道路が大きい。

雨はすぐ止み、朝市に行くと、
ほとんどのお店は閉まってたけど、
下調べ済みの「恵比寿屋」にて、
さっそく蟹ウニイクラ丼と、
イカのお刺身。



蟹は味も風味も濃くて鮮やか、
イクラは本来の旨みそのまま、
ウニのふっくらとした甘み。
こっちで食べる味とは全然違う。
お醤油なしで全然旨い。

イカは、最近パパが話してた、
「北海道の透き通ったイカ」。
海の塩分濃度が違うので味が濃いそう。

港から元町へと歩く。
横浜に似た雰囲気だけど、
建物、道、区画がとにかく大きくて、
人通りが少なめなので、
異国情緒もひとしお。

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