葉山はクラゲが怖くて、手足を伸ばせず。
ゴミだらけだった次の週にはもう、
由比ヶ浜は潮澄んでいて、凪。くらげはいない。
浮かんでると、目の前で2重の魚花火!
大きい魚も飛んでいた。
その次の週末は台風18号が今年初の関東直撃!
猫は順番にだっこして庭に出て、
台風の海の風に当たってデトックス。
接近中の日曜日、
葉山の波打ち際はウネリもヒキも力強くて、
深みにはまったら戻れなくなりそうだった。
「こんな日はつかまる物があるといいよねぇ」
「ボード買う?」「キャリアつけないと」
ベテランサーファーが、静岡や浜松からも来ていた。
台風と一緒に北上する旅乗りの人たち。
血沸き肉踊って目がらんらん。
波しか見てない、かっけーの。
由比ヶ浜に移動すると、サーファーだらけ。
上手い人ばっかり。目の保養。
波見てるだけでもじゅうぶん楽しいのに。
月曜の午前中に直撃して、
午後にまた由比ヶ浜に行くと、
Pのオジサンの言ってた通り、波はぐちゃぐちゃ。
サーファーもいないし、
壊しかけの海の家のあたりまで水が来て、
砂浜に降りるのもままならない。
(余裕で犬の散歩してるオジサンもいたけど)
夏の海の変なノリの名残りも、
あますところなく吹き飛ばしてくれた。
舗道や江の島の下の公園でなんとか
潮に足つける。にごりまくり、泡が茶色。
なんだか気になった江の島の某ポイントに行くと、
想像をはるかに越える、ド迫力!!
沖から山みたいなウネリ、
真下は一面白く泡立ちまくり。
荒海を航海してるみたい。
富士山はくっきり、すぐ横に夕陽。
波を読んで、ぎりぎり安全圏で眺めていると、
海を見るわけではないカップルが来て、
お互いの写真を撮り出した。
「あそこは危ないぞ、注意するべき?」
夕暮れ時の絶景の視界に割り込み、
くだらないポーズを取り続けるカップル。
「落ちちゃえばいい」「アハハ」
八幡様ではお祭り。雨の中、おみこし。
池のほとりから今年初、
射手座がはっきり見えた。
台風に乗っかって遊んで、
台風のパワーが体に漲った。
次の日、友人が失恋して、台風のパワーを分ける。