なぎのあとさき

日記です。

ホワン官

2021年02月09日 | にゃんトーク



寝起きのモンちゃんの、右目だけとろんとしてたので、よく見たら目のふちが少し赤い。
なんだろう?病院行けば?でも殿もビーも若い頃から目やに出してたけど、何でもなかったよね。なんだろうねー。経過みて病院いこうか、
と、一晩心配したところ、翌日は元通りの曇りなき目に戻っていた。

みんなそうだった、なんだってほっといてもすぐ治ってた。

庭に出るコンクリートのたたきをきれいに掃いたら、モンちゃんはそこでごろんごろんして仕上げのモップがけみたいなことをしていた。



モンちゃんの最近のあだ名に、ホワン官ってのがある。モンちゃんのホワーンという独特の鳴き声からできたあだ名だ。アメリカのドラマなんかを見てると、保安官はぶらぶら遊んでることが多いので、モンちゃんのホワン官はしっくりくる。

アメリカのドラマといえば、昨年末から24をシーズン3から見返していた。6以降は初見だった。6はそれまでかわいいだけが取り柄だったウェインが大統領になっていて、心配な展開だった。ジャックの元上司も嫌いじゃなかったのにジャックひどい。
今はシーズン7。ビルが美爺になっててびっくり。

で、モンスケの話に戻る。モンちゃんにしては珍しく、練り便が出た。
練り便なのか、草のせいでウン切れが悪かったのかよくわからないんだけど、肛門にくっついてしまい、「てーへんだ!」と走り回るモンちゃんを取り押さえ、アルコールフリーの除菌シートでおちりをふきふきした。

猫のおちりふきふきは久しぶりで懐かしくも嬉しく、チッポを片手でめくって丁寧にふきふきしてたら、モンちゃんはブルルルルとご機嫌の音を鳴らした。尻を触られるのが嫌いな子もいるけど、モンちゃんはいけるクチらしい。
殿やビーは昔は嫌いだったと思うけど、シニア期にはすっかり慣れて拭かれるがまま、洗われるがままになっていた。身を任せてくれる感じ、嬉しかったなあ。



土曜は暖かかったので、庭仕事がはかどってだいぶスッキリしてきた。
去年買って初冬に地植えにしたシモツケの株元に立派な芽が出てきて感動。
この2年くらいは庭は業者の出入りが多くて新しい苗はほとんど入れずに、もともとある苗の好きにさせていたらホトトギスが好き放題に地下茎を伸ばして増えに増えている。すごい。

毎年枝が暴れて隣の庭に侵入していくコルクウィッツィアアマビリスを掘りあげた。何日かかけて。どんなに根っこはってても、掘り上げられるものだ。

月曜日からちょっと寒くなり、庭仕事中はライトダウンを着ていた。週末は一緒に庭で遊んでたモンちゃんも、月曜はすぐにひきあげてホトカで爆寝。

メジロは朝からミカンが出てくるのを待ち伏せしている。
メジロも何気にコロナ益で、私がテレワークで家にいて、ミカンがなくなると新しいのを出せるから、ヒヨドリにとられてもすぐ、新しいミカンにありついている。ミカンがなくなると、メジロは大騒ぎして私に知らせる。



「茄子の◯き」読了。
元妻と暮らした時間、前に勤めていた職場の空気と千絵ちゃん、そして現在の自分を丁寧に描きつつ、時間や記憶、印象のあり方やつきあい方に迫っていく。読んでると自分の記憶や印象に響くインタラクティブなところは巨匠の小説にも似ていて面白かった。安い共感ではなく、かつてあったかけがえのない存在、忘れたくない時間の波紋が疾走する感じ。
こんなふうに、過ぎた日々を過ぎてないみたいに描き出すこともできるんだ。同じことを何回も繰り返したりもする。
同時に町◯康の「告白」も借りて読んでたけど、これは今ひとつはまれなかった。「失われた時」を読んでからますますストーリー的なものには興味がなくなり、事件なんて何も起こらない小説が好き。

◯いちど弾いてみないと、その日、その場所でギターからどんな音がするかはわからない。でも、いちど弾いてしまったら、はじまってしまったら、それがどんな音でも次の音を続けないといけない。(中略)間違いたくないから悩んだり迷ったり困ったりするので、その時鳴った音からまたはじめればいい。
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