なぎのあとさき

日記です。

マオ姫1年

2022年04月24日 | 日々のこと

私のあとをついてくるし、目が合えばニャーニャー鳴くし、家の猫らしくなってるマオちゃんだけど、近づくとプイッと顔をそむけるのは変わらず

2021年の4月19日にうちに来てから1年がすぎた
猫のマオちゃんにしてみたらこの1年の体感は、人間で初老の私よりずっと長いんだろうけど、いまだに人に気をゆるすことはほとんどない
たまーにあるけど

人が二人いると落ちつかないけど部屋に一人ならまあまあうちとける
撫でられてゴロゴロいうが、物音がするとそっちを見て、もう落ちつかない危機管理が最優先


完全に気をゆるしてくれるひと
最近はごはんが最優先
モンちゃんが庭に出てるとき、こっそりマオちゃんにちゅーるあげようとしたら急いで戻ってくる
戻ってほしい時はおかかの袋をフリフリすれば戻る
着々とビーに似てくるモンちゃん
多少えりごのみしてもほっとくと全部平らげるのもビーそっくり


よんだ?
あたちはビーよ
よばれたからっていかにゃいから!


このところ、体の横幅も出て来て、そろそろ体が出来上がってきてるのかな
この一年、脱走することもなく元気でいてくれてギブタンクス

緑がきれいでたまらない季節
朝起きたらモンちゃんとともに庭に直行し、いすに座ってしばらくただ花や緑を見わたし、空気の匂いをくんくんかぐのが楽しみ
ヒメフウロとリクニスとアジュガがわんさか咲いて、フリージアとハリオスさんでピンクと黄色の庭になってたとこに、エリゲロンの白も混ざってちょっと爽やかになってきた

外に出ると公園や廃校の緑がまぶしい
若葉のうちは淡い緑の色に個性があって、木の形や枝ぶりがよく見える
ひまさえあれば木を見ていたくなる

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・セリーヌとジュリーは舟で行く
191分、ずーっと楽しい、きゎわゆい、面白い!
パリの街で追いかけっこ、ガールズのわるふざけ、謎解き、猫、魔法と夢、これぞリヴェットなしびれるシーンがいくつもあってハッピーな映画
セリーヌもジュリーも全部のシーンで可愛い
ゴダール、ロメール、リヴェットの女の子たちの可愛さときたら、今みても憧れる
わるふざけが大好きで、けらけら笑って、走って踊って本も読んで、かろやかで、おしゃれで、やりたいようにやる
いたずらっぽい顔もさめた顔も笑顔もみんな可愛い
無造作な髪もファッションも行動も全部いけてる

以下おぼえ書き

公園で魔術の本を読むジュリー
通りかかる猫の後で、セリーヌがストールを落として走り去る

ストールを持って追いかけるジュリー
マルシェの前で立ち止まるセリーヌ
モンマルトルの階段をヒールのサンダルで駆け上がるジュリー
ジュリーのブラウンのアメスリワンピ、本を読む時の大きいメガネもかわいい
安宿にチェックインするセリーヌ
「しかし、次の日の朝」日が変わる前にこの字幕が入る
ジュリーはセリーヌに会いに行く

セリーヌもジュリーの働く図書館に来る
声をかけるでもなく、本でばたばた音をたてるセリーヌ

ジュリーが家に帰ると怪我をしたセリーヌがいる
ジュリーは部屋に入れてセリーヌにシャワーを貸して、手当てをしてあげるけどセリーヌはメルシの一言もない
ジュリーもそんなの気にしない
ジュリーはやりたいからやってるだけ
そういうガールミーツガールの関係にしびれる
二人の同居が始まる
セリーヌがバイトしてた屋敷の話を聞いて、ジュリーはさかさりんご通りに行ってみる
猫がいる
セリーヌが一人で部屋いると、ジュリーの幼なじみの彼から電話があり、セリーヌは赤毛のかつらをつけ、ジュリーのふりをして彼に会いにいく
公園で、白いスーツの彼が指輪を出して、白いドレスのセリーヌと踊る
でもセリーヌは急にバラでマスでもかいてろ、とかいって彼を怒らせる
屋敷から出てきたジュリーはふらふらでタクシーに乗る
セリーヌの本業、マジシャンの舞台を見に行く
セリーヌのゆるいダンスも表情もめちゃくちゃいけてる
ジュリーは屋敷での出来事がフラッシュバックする
ここから、二人は屋敷を訪れては戻り、その間の記憶がないのだけど、ボンボンキャンディをなめると屋敷での出来事を見る
けらけら笑いながら、ブルジョワたちの密かな楽しみを覗き見る
屋敷では、男と元妻の娘、金髪の彼女、ブルネットの女、看護士がいる
看護士は、ボンボンを舐めるセリーヌまたはジュリー
屋敷では時間がいきつ戻りつしつつ、出来事が解き明かされる
セリーヌが屋敷から出て来て、迎えにきたジュリーと二人でタクシーに乗って、キスのシーンは映画史上最高のシーンのひとつ
ジュリーはセリーヌのいない間にマジックのショーに出て、舞台をめちゃくちゃにして観客を怒らせる
二人はお互いに知らないとこで、海外に行く機会をつぶし合う
わるぎなんてない、いみもない、このまま一緒にいたいだけ
ボンボンが足りなくて、薬を作るため、黒タイツとローラースケートで図書館に侵入
屋敷の男は両方の女性に手を出し、おまけに看護士のセリーヌも口説こうとする
そして娘が誰かに殺されそうになる
セリーヌとジュリーは娘を助けるため、二人で屋敷にいく
恐竜の目の指輪をして、呪文をとなえる、この呪文もかわいい
玄関にはいつも猫の親子がいる
屋敷に入ると、ゾンビメイクの家族がいる
看護婦が二人になっても気づかれないので、二人はやりたい放題
誕生会の席でタンゴを踊る
犯人をつきとめ、娘を救い出したと思ったら、失敗?と思いきや
ジュリーの部屋に戻るとバスルーム?に娘がいた!
3人でボートに乗る
このシーンも最高
視界がパーッと解放される
アタラント号を思い出す、長いこの映画も終わりが近いとわかる
別のボートで、屋敷の男と女二人が流れてくる、ホラーな感じ
三毛猫のアップ
本を読むセリーヌ、走ってきてストールを落とすジュリー、この映画は終わらないのね、ちゃんちゃん

前回スピーカー近くて音が聞きにくかったんでヒュートラ久しぶりの最後列
見やすかった

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下僕マスター様の前に瀕死の状態で現れた猫が、ひと冬暖かいおうちで手厚く大切にお世話され、人間の愛情を知り、幸せの中で春の空へと飛んでいった
精一杯生きた猫と、お世話をつくした人の時空がひたすら美しく、ブログを読んでいて全身の細胞がふるえるようだった
天国では先輩の猫たちと幸せにしてることだろう
そして次の生ではもっと楽に生きられる
ニンゲンつかえるにゃってあの子はもう知ってるから
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