なぎのあとさき

日記です。

春らんまん

2022年04月13日 | 日々のこと


ピンクのお花も咲き始めた

土曜日、ブロック土手で本を読んでたら、子ども4人が土手を滑り台にして遊び出し、勢いあまって川に飛び込んだ子がいた。

この日はパパの誕生日(79)で焼き肉が食べたいというので、夕方ヨコスカへ。両親と外食するのはコロナ前以来。
パパもママも、私と同じくらいガッツリ食べていた。元気でなにより。
焼き肉はテーブルごとに換気するのでご時世でも安心。
たまのお出かけで、パパも久々の非日常といって喜んでた、1日が早いというのでスマホの時間減らせばいいというと、弟が一緒にやってるゲームに常にログインしてるのが心配だから、と変な言い訳をしていた。
タバコはもはや禁煙をやめていて、加熱式はどこにもわるくないから、とまた変な言い訳をし、パパは私より本数多い。

夜はキングオブコントの会、さすがに全部面白くて、松ちゃんのロカビリーナイトはカフカっぽい。

ママは腰がいたいというのでお風呂のあとロキソニンの湿布貼って翌日の散歩に備えてもらう。
私は布団の寝心地がよくて爆睡。

日曜の朝、庭に出るといい天気で暑いくらい。年々大きくなる緋桜の下のKのお墓参り。イスを出して木漏れ日の下でしばらく読書。庭は土がむき出しの部分が多くて何か植えたい。
本はボルヘスの怪奇小説集でこの本は旅のお供にぴったり。面白い。
寝る前はサックス先生の幻覚の本。


お散歩。まずは桜を見に山のほうへ。
まだ花の残る木もあって、風に舞う花びらが強い日差しでキラキラ。


山桜もまだ少し残っていた。ソメイヨシノより桜の香りがつよい。


フキを摘むコースで、また封鎖区域を突破。人どおりがないので踏まれていない苔のフワフワした新芽や、野の花たちがきれい。



ママがフキを摘みに熱中してる間は、寝転んで木々の芽吹きを眺めていた。
こういうときのママは疲れ知らずで動きまわっている。

走水の神社に出て一服。
そこから海沿いの道に出て、海苔を購入。
ママは仲良しだったH川丸のおかみさんの話をずっとしていた。おかみさんがおなくなりになって、お店もクローズ。

少し歩いてクレソンの池へ。
途中、甘い花の香りがしたけど、まわりに花は桜とハナニラ、黄色のオキザリスくらいしか見当たらない。


ここではノビル摘み。小さい球根を醤油漬けにするのも春の味。

パパの腰も心配でいちいちレジャーシートを出して休みながら。

池ではクレソン摘み。
子どもが「おさかないるー!きてー!」とさわいでるのに足を止めずに歩き去ろうとする夫婦。何しにきた?
おさかなは、何かの稚魚の群だった。


ボードウォークに出て美術館の上にある公園へ。美術館は人が多かったけど、そこはそんなに人が来ない。
ほぼ散った桜の下でやっと朝ごはん。スペアリブは摘みたてのクレソンを公園の水道で洗って一緒に食べた。
2年前に同じ桜の下で見つけた四つ葉のクローバーをママは今も大事に持っている。
3人川の字に寝転び見上げると、桜の枝のY字部分を尺取り虫が渡り、まっすぐ伸びたままぴたっと動かなくなってY字がAの字になった。


二人が休んでる間、一人ぶらぶら。
桜や若葉ののびのび感も空気も、東京とは全然違う。


ぎょっとする姿形のウラシマソウ


八重桜

さらにK崎の浜に移動して磯歩き。潮はまだ冬のように澄み、アカモクヒジキなど海藻が多い。勢い余った子どもたちが海に入ってずぶ濡れで遊んでいた。わかるー!


二人はそのまま帰り、私はT浜へ。日曜日で人が多かった。
ボルヘスを少し読んだ。波打ち際で稚魚の群が見えた。


帰り道


晩ごはんは、家でとれたサヤインゲンや新玉ねぎ、地産わかめ、きゃらぶきなど。外食もいいけどママご飯を食べないと帰れない。

多様な植物も海も空気も日差しも東京にはない、毎年実家に行かないと春が始まらない。今年はいつもより遅かったけど、やっと春を思う存分満喫。
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