なぎのあとさき

日記です。

モンちゃんのココ

2019年10月09日 | 猫トーク


モンちゃんの、、


ココ!

モンちゃんは、ドアが少し開いてたら、ココを隙間につっこんで開ける。
網戸が少し開いてるときも、ココをぐいぐいつっこんで開ける。前足なんて使わない。
カリカリの箱も、隙間にココをつっこんで、中身をくわえて出す。
モンちゃんはなんでも、〈モンちゃんのココ〉で切り抜ける。ココワングランプリがあったら優勝だ。

モンちゃんは、アゴの下を撫でると、〈モンちゃんのココ〉がふつうの猫以上にふくらんで、ヒゲがまっすぐ前方に伸びる。

あたちはビーよ。
猫の中の猫っていわれてる。
最近ね、あたちの専属ポンポニストの帰りがおそいにょよ。
やっと帰ったと思ったら、あたちにポンポンするよりさきに、ハラヘッターってご飯たべるの。

しょんにゃの、あたちには通用ちない。膝の上にのってご飯をじゃまちてやるわ!
今メシくってるから!後でな、じゃにゃいわよ。
レレイをさんざんまたせて、しょれはにゃいわよ!
にゃんどでも膝にのるわ!
そしたら、ご飯食べにゃがらポンポンちてたわ。
この際、にゃがらポンポンでも勘弁ちてあげるわ。
そのかわり、食べ終わったら本腰いれて、専念ちてもらうわよ!

と、食後1時間、ポンポンさせられていたダー。
「こんなにして骨盤ずれないのかな、、、」

鼻はだいぶ落ち着いたけど、小青龍湯は3日くらいつづけた。
殿の残したハイパー漢方もひとつ。免疫力アップに期待できるので。

下痢は日夜の1回だけで、治ったもよう。

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日曜、朝ごはんの後でパパママは帰り、ダーは仕事、私は待ってましたの海へ。

昼すぎまで雨が降ったり止んだりしてたけど、高速走っていて、海の方の空の明るさを見て、バイブスいと上がりけり。
アワダチソウが一気に咲きはじめて、会話を止めた。
 
海についたら、雲が割れて日も射した。
北風があって、シルバーたちが口々に、今日は寒いよ!
これで寒いなんていってたら、この先どーすんの。
 
潮は冷たくないので、下ラッシュ上タッパー。
澄む。風で水面は細かい波。

岩についてすぐ、細くて小さめのイワシの大群が、きらきらと目の前を横切った。
どこまでも途切れない。
イワシは小さい子の群や、中くらいの子の群など、サイズごとにいくつもの大群がいて、群を見てたら別の群が重なって、イワシ天国だった。
奥の岩の裏にはシラウオの群もいて、シラウオはイワシとは泳ぎ方と色がちがっていて、こちらも青い水の中で淡いシルバーにきらきら、揺れるように光って、見とれているとそこにイワシ群が横切ったりして、魚たちが私の体を撫でるように、縦横無尽にかすめていった。日が射すたび、視界のぜんぶが青や緑にきらめいた。
 
群ごしに兄さんも現れて、追いかけると沖へ向かう。兄さんのツレも近づいても逃げない、いいやつだ。お顔はブスだけど。
ボラはトドクラスが3匹。
ウツボも大きいのがいて、Cに追い立てられて、岩に頭からつっこみ、頭かくして尻かくさず状態でじっとしていた。

ほかにメジナ群、ソラ、フグ、ベラ、黒のチョウチョウウオ、カゴカキもいっぱいいた。

凪の海だといくら泳いでも疲れないので、自分の限界がよく分からない。
寒くなってきて、上がった。

浜では風が強くて寒くて着替えるのも一苦労、砂がズババババと顔に当って痛くて、ゆっくりはできなかった。

10月の海は、澄んでてぬるくて魚がたくさん。全身、頭のなかも、ほどけるわ。
 


ミニスでソフトクリームを買い、Cはダッシュボードの上に立てるように置いたまま、トランクをバン!と閉めて、ソフトクリームは落っこちた。

お寺は、ジョロウグモがそこらじゅうに巣を作っていた。
一の鳥居の奥で、また甘く煮つめたような、何かの匂いがした。

暗くなるのが早くて、6時代には東京に戻っていた。
宝の持ちぐされの宝について、Cとトーク。

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巨匠のプレゼントの件は「冷静に考えたらやりすぎ」という話になったらしい。
N西くんにこの話をメールしたら、「ブランド物に色紙なんてクソのやること!センスがねえ!Hさんの小説ちゃんと読め!」ときて、ホッとした。それから、こんなんどーすか?とプレゼント大喜利メールがきておかしかった。20代の子たちからは出ないセンス。若いって、マジメなんだな。

その巨匠の新刊を買って、河原に行って読んだ。
曇ってて、タンクトップだと4時すぎには寒くなってきた。

筆写をすることで思考が変化してくる話。
無意識は個人で閉じない、無意識の記憶は、世代を越えて受けつがれる。
無意識を通して、K島さんが、生き返ってくる。

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上弦の月が過ぎて、殿の2度目の月命日。
白い百合の花を飾ったら、思いのほか匂いが強くて、ビーたちはいやだったかもしれない。
日中は、また、送ったその日のように暑くて、強い陽射しだった。
殿、って思うだけで、全身を包み込むような暑さだ。いつも抱きしめていた殿は、今は私を抱きしめてくれるのだ。
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