被災から2日目の朝、寄り添ってた二人。
ねーちゃんがおれをきょひらない!
また雨。この10月はよく降るなあ。梅雨がおして秋雨が今来てるのか。
今日は朝のスムージー復活。野菜不足を一気に解消できる。
仕事も通常に戻り、久しぶりににゃんたに会った。冬に向けて太り始めている。
冬へと季節が動くとき、ビーは鼻水くすくす、まず小青竜湯、止まらなければビブラかな。ご飯はナマリもカリカリもよく食べた。冷蔵庫がないので、ナマリは小分けにしてお隣の冷凍庫に入れさせてもらっている。お隣はすごく気さくでいい夫婦で、旦那さんは定年すぎて悠々自適な人なので、あがりこんではおしゃべり。お隣も着々と家具が新入荷している。
超お気に入りTシャツ、初めて着たその日に、ビーを抱っこしたら爪をぶっさして2ヵ所穴を開けよった、、、そんくらいするよね、ストレス多かったもんね、ちもべ業にうちこんでるわけにもいかなかったしね、、、
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5日目、17日の火曜日は、初日に畳を捨て、泥出しと水拭きだけしてた和室をハイター拭き。押入れの下部分はほぼ浸水してたので、物をどんどん捨てた。
紙物と服がほとんどで、入れっぱなしで忘れてたような物ばかりで、一気に片づいてスッキリ。
押入れ内の泥出し、水拭き、ハイター拭き。
ダーは、初日にケガした指が腫れてきて痛いというんで、病院へ。腐海は雑菌だらけだから、放っておくのは心配だけど、ダーはガラケーなので、病院探すのも被災写真撮るのもLINEでダーの弟妹たちと連絡取るのも私なのに、この猫の手も借りたい時に病院行くかねー。私がキレるのもしょうがない。
鐘が鳴って、貧血で頭痛も腹痛もひどくて、ママが使い慣れないキッチンで鍋の取っ手のプラスチック部分を焼いて、ただでさえ悪い空気がより悪くなって、この日は一番ひどい状況で、今思えばしんどさのドン底だった。
ビーはリビングに避難させてたけど、あまりの空気の悪さに、猫用マスクとゴム手袋があればいいのに!と思いつつ、何度も様子を見ていた。
ブルーシートの上にたたんだ布団の上に置いた毛布の上で、爆睡してた。
ご飯も食べず、ひたすら寝てた。外の空気が吸えるように、布団ごと窓の前にずらした。
そして最難関、本箱解体。
一番下の本は浸水したので全部捨てた。浸水してふくらんだ本で本箱も壊れたので、無事な本も取り出して整理。本の量、尋常じゃないので気の遠くなる作業。捨てるのと捨てないのを選別して、ママに紐でくくってもらい、捨てに行く。絶版で手に入らない本や、時間かけて手に入れたクレーの日記、深七の全集との別れは残念。浸水した本は重くて、背中と腰が痛くなってきた。
モンちゃんは、本箱解体に興味深々、本を出して空いた棚に入って、Uターンできずパニック!
あいてる棚には入るしかねえ!
モンモン探検隊!モンモン探検隊!
さあこれどかすぞ、という物の上に必ず乗ってるモンちゃん。
「モンちゃん!」と、8キロボディをまず持ち上げ、どかしても、すかさず戻ってくるのを持ち上げ。あまりに作業が進まないと、部屋から閉め出すけど、空気の悪さなんかものともせず、ムッフー!アスレチックワンダーランドなんだぜ!と、こんな状況でも目いっぱい楽しんでるモンちゃんは、救いの天使だった。猫ってすげえよ。
本箱どかしたら、すでに乾いた泥が残ってた。このあたりから、浸水の泥水を、“腐海”と呼ぶようになった。
水ってちょっとの隙間でもたやすく入りこむ。水の怖さを思い知った。
ダーが帰ってきて本箱本体も捨てて、部屋が広くなった。
その後で床の拭き掃除。ついでに浸水関係ない壁も拭いたり、窓枠拭いたり、一部屋に1日がかり。
Mわこちゃんより、ママ友たちから集めてくれたタオルと古新聞の入った、宅配業者が腰抜かす重さの巨大物資が2箱届いて、1箱の半分を1日で使いきるほど掃除した。
和室がきれいになって、もともとの猫のご飯場所が戻った。
全身バッキバキになったので、ランドリーがてら銭湯に行った。ママもジャグジーにあたって喜んでた。何年ぶりかに背中を流した。湯上がりのコーヒー牛乳がうまい。