なぎのあとさき

日記です。

キッチンととのう/3日目

2019年10月28日 | 日々のこと

こんにゃとこ、あったかちら?

ビーたまも、家の見回りする元気が出てる。私が一息つけるようになって、ビーは私を呼びつけるようになった。
ベッドに寝転ぶと、肩の上に乗る。
かわいんだから、ビーはぁ。

怒涛の10月もあと4日。
今日はビーはナマリもカリカリもよく食べた。

28日の定期検診では2.7でちょい体重減ったけど、状態よいので血液検査はなし。
免疫力が落ちた感じもない。
よく水を飲ませて、とのこと。
また耳掃除をしてもらって、ビーはプリプリして何度も私によじのぼって背中にまわった。

hさんよりライブの誘いがあって、朝からアガッて、アガりついでにモンちゃんの散歩を解禁。
隣の庭は一部陥没して穴が開いてるし、どこのおうちの庭も様相が変わってて、モンちゃんは、にゃんかおかしーぞ???という納得いかない顔で戻ってきた。
モンちゃん、浸水後の泥まみれの草を平気で食べようとしてたけど、そろそろ草も雨で洗われた。
エリザベスやルリマツリもきれいに咲いている。

たまに着物姿で出掛けていく奥様と、被災をきっかけに話すようになった。
着物の着こなしが素人じゃないな、と思ってたらお茶をやってたそうで、今日は泳いでくるわ、というのを聞いて、私もそろそろ行く気になった。

アイリスオーヤマのメタルミニでラックを作って、食器棚を捨ててから流浪してた食器やキッチン用品が落ち着いた。
浸水関係ない流しの引き出しの整理と掃除、ただの経年汚れが恐ろしいことになっていた。
―これ、腐海(浸水汚れ)じゃないよね
―言いがかりでしょ
ここに食材ヘーキで入れてたんだから、腐海なんか騒ぐほどでもないよね、、

掃除しないできたツケが爆発してるので、一事が万事、やることが多い。

メタルラックの棚は、ロバート馬場ちゃんのキッチンみたいでいい感じ。男のキッチン。

が、冷蔵庫がまだ来ないんで、お隣のGさんに借りていて、朝晩上がりこんでいる。小津の映画で見てた長屋暮らしみたいで、なかなか楽しい。
オシャレ夫婦の旦那さんはゴミを選り分けながら、どーせなら楽しみましょーと笑っていた。

晴れたので洗濯機も3回まわしたり、無印に小物買いに行ったり。

夕方は18日ぶりに泳ぎに行った。
1キロ泳いだ。泳力衰えてなかった。筋肉
は限界越えて使ってたからな。
身体伸ばしてスッキリ。

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時は遡り、浸水から3日目、火曜日。
3連休が終わり世間は仕事。ダーと私は一週間の休みが取れた。

ビーの調子が少し落ちて、嘔吐と下痢があって、ご飯も食べない。

浸水なんて後になったら笑い話ですむけど、これでビーに何かあったらしゃれならん。
かといって、つきっきりで食事管理できる状況でもない。

洗濯物が異常にあるので、近所のカフェの洗濯機を借りに行った。優しい女将が、寝るとこなかったら泊まりに来なさい、と。

ダーが町づくりセンターや区の会議所に行ってる間に、リビングのテーブルの上にメイクコーナーを作り、身だしなみを整えた。
連休中はみんな、着のみ着のまま、ノーメイクを気にする余裕すらなかったけど。
洗面所とお風呂場を整えた。

この日は二人だったので、大してはかどらなかった気がする。

Cは初日に来ようとしてくれたけど、高速の封鎖で動けず、物資だけ送ってくれた。
私はなにが必要かもわからなかったけど、「浸水はなんセンチ?電気は?水は?」と聞いて、「よしわかった」と。

で、届いた大きな箱には、山のように除菌シートやキッチンペーパー、毛布、湯たんぽ、頭につける懐中電灯など、必要で品切れのものが全部入ってて、ダーと開けてみて感動。
ダ「プロなの?」

除菌シートはアルコールフリーもたくさんあって、猫にも使える。

徐々に調子を取り戻し始めたモンちゃんは、家中を物色し始めて、泥の残ってるところにあえて飛び込んでいく。
そして、きれいに拭いたとこに足跡をつけてまわる。
泥のついた肉球を、除菌シートで拭く。
いつも殿をこうやって拭いてたな、と懐かしかった。

殿とモンチの祭壇は、上の方にあったのでもちろん無事。
昔読んだシンセミアの水害のシーンで、遺骨がプカプカ浮いてる場面があった気がするけど、そんなことにならなくて良かった。

夕方、洗濯物を取りに行った際、カフェでビールとおにぎりをご馳走になった。
半身不随のお兄ちゃんほかと談笑。居心地良かった。乾燥機であったまった洗濯物抱えて寝っ転がったら、即落ちしそうだった。

夜に停電復旧。
停電に慣れきって、部屋に入るたび電気つけるのを忘れていた。
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