安倍訪問に合わせてインドネシア紙、慰安婦問題批判

2007-08-23 04:24:10 | Weblog

 07.8.20『朝日』朝刊≪インドネシア紙 慰安婦問題批判 安倍首相訪問に合わせ≫

 <【ジャカルタ=矢野英基】安倍首相が訪問中のインドネシアの英字紙ジャカルタポストは20日付の社説で従軍慰安婦問題に言及し、「日本のリーダ-たちが自らの歴史を誠実に受け入れられない限り、国際社会での中枢での役割を担うことはできないだろう」と論評した。
 社説は、安倍首相が3月、従軍慰安婦について「強制性を裏付ける証拠がなかった」などと発言したことについて、カリマンタンの元従軍慰安婦(78)が「彼の顔を平手打ちしたい。ウソつきだ」と地元メディアに語ったことを紹介。「過去の否定は国の名誉を傷つける」と批判した。同紙は、首都ジャカルタなど大都市を中心に発行されている有力紙の一つで、知識層の読者が多い。>

 日本は他の民族に優越セル民族である。アジアの国々の上に立つ優越国家・日本国は神武建国以来、その優越性は歴史を超えた連続性を備え、不朽不滅の民族の精神と化している。その不朽不滅の連続性ゆえに優越民族日本の如何なる過去の瑕疵も瑕疵とするに値しない。歴史上のほんの一時期の不調和は民族の優越性の前にごくささやかな汚点と化す。「ほんの一時期を言挙げして、どんな意味があるのか」(『美しい国へ』安倍晋三)。

 なぜかくも日本民族は優越民族なのか。「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにない」(05.10.15.麻生総務相/当時)からだ。それが優越セル民族、大和民族なのである。

 「一文化、一文明、一民族、一言語」であること、単一民族あることこそが優越性の証明に他ならない。それが証拠に混血国家アメリカを見たら分かる。「日本はこれだけ高学歴社会になって、相当知的な社会になってきている。アメリカなんかより、はるかにそうだ。平均点からみたら。アメリカには黒人とか、プエルトリコとか、メキシカンとか、そういうのが相当おって、平均的に見たら非常にまだ低い。」(1986年中曽根首相/当時)

 その理由は「日本は単一民族だから手が届きやすい」(同中曽根)からだ。戦前、一億の国民を自存自衛の戦争に簡単に総動員できたのも、単一民族の「手が届きやす」さからで、日本が世界に誇ってもいい日本民族の特性であろう。

 日本国家の単一民族性は万世一系の天皇と共に神武建国以来の歴史を超えた連続性として存在し、そのことが「一文化、一文明、一言語」の維持をもたらすに至った。単一民族=「一文化、一文明、一言語」であり、民族の優越性の証明に他ならない。

 「日本は一国家、一言語、一民族と言っていい。北海道にはアイヌ民族がおりますが、今はまったく同化されていますから」(2001.7.2./鈴木宗男自民党議員)

 「小さな国土に一億2600万のレベルの高い単一民族できちんとおさまっている国。日本が世界に冠たるもの」(2001.7.2./平沼赳夫経済産業相)としている優越性としての単一民族性。優越セル民族。

 「日本は単一民族である。日本人と言えば大和民族である。人種と国が大体に於いて、多少の例外があるが、合っている、という意味に於いて日本の事情というものが、実は世界の基準から見ればまったく、その特殊の国である」(01.12.1『朝日』朝刊≪「単一民族」発言で尾身担当相が謝罪≫)

 「経済社会の国際化の中で、日本が他の国に比べ、均質性が高い社会であることをどうとらえるかという問題提起をしたかった」(尾身釈明/同記事)

 「大和民族が日本の国を統治してきたことは歴史的に間違いない事実。きわめて同質的な国です」(07.2.25..伊吹文科相)

 「同質的」であること、あるいは「均質性が高い」こと。単一民族という同質性・均質性こそが日本民族を優越たらしめる唯一絶対の条件となっている。「一文化、一文明、一言語」という同質性・均質性が民族優越性の絶対条件なのである。安倍首相も加えた日本の優秀な政治家がこぞって言っていることなのだから、間違いはない。

 かくかように日本人が民族として守るべき絶対条件としている単一民族性、守るべき「一文化、一文明、一言語」への拘り(=同質性・均質性への希求)が同質性・均質性の反対要件である異質性への止むを得ない排除、外国人受入れへの拒絶反応であり、難民受け入れに対する非積極性なのである。日本民族が時代を超え、歴史を超えて優秀であろうとする民族的本能が外国人受け入れを最小限にとどめる生理的欲求となって表れているに過ぎない。

 誰が進んで自らの優越性を捨てるだろうか。但し、観光客は同質性・均質性への阻害原因とはならないばかりか、カネを落として立ち去る者として日本の利益となるのだから、大いに歓迎ではある。劣る国、アジアからの観光客であっても、カネを落としさえしていけば、拒絶反は起こらない。

 何度でも言う。他の民族に優越セル大和民族日本の天皇の大日本帝国軍隊がその優秀性ゆえに従軍慰安婦を性奴隷とするような卑劣な行為に出るはずはなく、「日本軍の強制性を裏付ける証拠がなかった」のはごく当然のことである。「20世紀は人権が侵害された世紀だった。21世紀は人権侵害がない、世界の人々にとって明るい時代にしていくことが大切」(安倍首相)で、「ほんの一時期を言挙げして、どんな意味があるのか」(『美しい国へ』安倍晋三)。

 20世紀の人権侵害に「日本も無関係ではなかった」(安倍首相)が、日本は他の民族に優越セル民族である。アジアの国々の上に立つ優越国家・日本国に於いては神武建国以来、その優越性は歴史を超えた連続性を備え、不朽不滅の民族の精神と化している。その不朽不滅の連続性ゆえに「日本も無関係ではなかった」過去の瑕疵も瑕疵とするに値しないだろう。

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