3月12日の東電の海水注入一時中断は、官邸に詰めていた東電幹部武黒一郎フェローから「首相の了解が得られていない。議論が行われている」という連絡を受けた東電本社が、武藤副社長の説明で、「首相の了解がなくては注水できないという空気だと伝わり、本社と所長が合意した。理解いただけるまで中止しようとなった」とする経緯から、東電の官邸に報告なしの海水注入に菅首相が、俺は了解していない、認めるわけにはいかないといった不快感の意志表示が東電幹部を介して反映させた間接的指示で、それは菅仮免の曖昧な意志決定と指導力欠如が招いたものだと、一昨日5月30日の当ブログ記事――《菅仮免首相の曖昧な意志決定と指導力欠如が招いた東電の海水注入中断の虚構 - 『ニッポン情報解読』by手代木恕之》に書いたが、昨5月31日の衆院震災復興特別委員会での斉藤鉄夫公明党議員と菅仮免との遣り取りを聞いて、改めて菅仮免の国会答弁に矛盾とマヤカシがあることを追及してみたいと思う。
状況証拠にしかならないが、この状況証拠を利用して菅仮免を国会で追及するといったことが起こったなら、その可能性はほぼゼロに等しいが、あるいは追い詰めることができるかもしれない。
斉藤議員の国会質疑を取上げる前に、次ぎの記事が示している新たな事実を挙げておきたいと思う。《原発注水、海江田経産相が東電に指示していた》(YOMIURI ONLINE/2011年5月31日11時44分)
同じ5月31日の衆院震災復興特別委員会。中川秀直自民党議員の質問に対する枝野詭弁家官房長官の答弁で、3月12日午後6時頃、海江田経産相が東電に対して、「準備が出来次第、海水注入をするように」と指示を出していたことを明らかにしたという。
記事は書いている。〈政府はこれまで、同日午後6時の段階では「海水注入の検討」を指示したに過ぎず、注水指示は午後7時55分だったと説明していた。〉
枝野詭弁家官房長官「6時前くらいにまずは経産相が口頭で法令に基づく指示をした。首相の下、あるいは経産相の所で、東電に対し(海水注入の)意思は明確に出された」
記事は口頭のみの指示しか伝えていないが、中川議員の質問に対して東電の武藤副社長が口頭指示の後、法令に基づく海水注入指示の文書が届いたと答弁している。
多分、文書で届いたのはすぐの時間ではないと思うが、とにかく文章で届いた。
これまで明らかにされてきた経緯に今回明らかにされた新事実を加えて、改めて時系列で提示してみる。
3月12日
15:20 5月25日、政府、原子力安全・保安院、東電から海水注入準備のファクス
を受け取ったことを認める)
15:36 水素爆発
18:00 菅首相、海水注入を指示(のちに海江田経産相の海水注入準備の指示に変
更)
海江田経産相が法令に基づいて「準備が出来次第、海水注入をするよう
に」東電に口頭、のちに文書で指示
18:00~18:20頃 菅総理、官邸に於いて打ち合わせ(海水注入による再臨界の危険性回
避のための協議)
19:04 東電、海水注入(試験注水)
19:25 東電、海水注入中断
19:55 菅総理、海水注入指示
20:05 海江田万里経済産業相、原子炉等規制法に基づき海水注入を命令
20:20 東電、海水注入再開
この経緯を見ただけで、海江田経産相は法令に基づいて東電に対して二度海水注入を指示したことになる。
このことに整合性を持たせる唯一の理由は、上記当ブログにも書いたことだが、東電がどのような事情で一旦開始した海水注入を中断させたことにしたとしても、中断したことを官邸に報告し、官邸は中断を知った上で改めて法令に基づいて海水注入を指示したということでなければならない。
菅仮免は5月23日の国会で、「注入のときも、それをやめる時点も含めて私共には直接には報告上がっておりませんでした」と言っているが、少なくとも東電は中断の報告を上げた。その報告によって中断したことを知っていなければ、海江田経産相は中電が法令に基づいた海水注入指示に従わなかった場合はあり得ても、従わない態度を示していない以上、同じ指示を二度出すことはできない。
では、注入のとき「私共には直接には報告上がっておりませんでした」を解くカギは5月25日午前の枝野詭弁家官房長官の記者会見にある。
枝野詭弁家「海水注入が実施されたことについて報告がなかった。実際に水を入れ始めましたということの報告は全く聞いていない」
要するに海江田経産相が法令に基づいて「準備が出来次第、海水注入をするように」東電に口頭で指示したことを受けて、東電は「準備が出来次第」だから、準備が出来た段階で官邸に改めて報告することなく引き続いて海水注入していいものと解釈して海水注入を開始した。
だが、枝野詭弁家が「海水注入が実施されたことについて報告がなかった。実際に水を入れ始めましたということの報告は全く聞いていない」と言っていることからして、実際の海水注入の前に東電側から報告がなければならないとしていた。
それが菅仮免の、「注入のときも」、「私共には直接には報告上がっておりませんでした」の言い分なのだろう。
だったら、海水注入を必要と考えたなら、先ず準備だけの指示を出して、準備ができたなら報告するようになぜ伝えなかったのだろうか。。
先ずは官邸側の指揮命令が不明確だったことを無視した矛盾、マヤカシがある。
東電からの報告がなかったことが、官邸に詰めていた東電幹部の武黒一郎フェローの東電本社に対する、開始を左右する意思表示を含んだ「首相の了解が得られていない。議論が行われている」の、いわばご注進につながったはずだ。
当然、菅仮免の「俺は了解していないぞ」に近い言葉による意思表示があったと見なければならない。
以上のことを踏まえて、官邸に詰めていた東電幹部の言葉として東電側に伝えた「首相の了解」に関わることとして取上げてみるが、斎藤議員の武藤東電副社長に対する「なぜ東電は海水の中断をすることにしたんですか」の質問に次のように答えている。
武藤東電副社長「海水注入の中断の判断でございますけども、緊急対策本部長でもあります総理の元、官邸の中で、安全委員会の助言など得ながら、ご検討が続いている状態だと、いうことが、エー、分かりました。
で、総理のご了解を得ずに、えー、その後注水を継続することは難しいということが分かったと言うこと。それから、官邸に派遣をしておりました者が早期に注入を開始する交渉を、えー説明を、えー、していたと、いうことで、短期間の中断があるだろうと、えー、見通しがあったことから、止むを得ず海水の注入の中断を判断したという経緯であります」
官邸で続いている「検討」は既に菅仮免の何度もの国会答弁で明らかになっているが、菅仮免の後の答弁でも再度明らかになる。
武藤副社長の発言から証拠立てることができる点で一番問題なのはそもそもからして海水注入を開始するには総理の了解が必要だいうこと、その場での説明では了解を得ることはできなかったということであろう。そのために止むを得ず注水を一旦停止することにした。
菅仮免の了解を得るために官邸詰めの東電幹部が海水注入継続の必要性を説明をした。「交渉を」と最初に言いかけたのは、「説明」が単なる説明ではなく、交渉の要素を含んでいたからだろう。
斎藤議員は、官邸の雰囲気はとにかく水を入れることが大切だで一致していたにも関わらず、東電が既に開始していた海水注入を中断したのは何かがあったんじゃないかと再度武藤副社長に質問をする。
武藤東電副社長「官邸に派遣をしていた者によりますと、官邸の中では、あー、海水注入実施のような、あー、具体的な、あー、施策につきまして、アー、総理がご判断されると、いう感じがあったということで、従いまして、総理のご判断がない中で、えー、それを実施をするということは、あーできないと、まあ、そういう雰囲気、空気があったというふうに聞いております」
具体的実態としてあるとは言っていないが、重要な何かを実施するには総理の判断・了解を必要とする雰囲気・空気があったことを間接的伝聞の形式で証言している。
逆説するなら、菅仮免のお伺いを立てなければ、下手なことはできないということなのだろう。
ここから何様に構えた菅仮免像が浮かんでくる。
このことは斎藤議員も指摘している。
斎藤議員「総理の了解が得られなければ、何もできないと――」
斎藤議員は班目原子力安全委員会委員長の国会答弁を用いて、官邸が水の注入を必要としていたことを明らかにしようとする。
斎藤議員「班目委員長、あのー先日ですね、先日、この委員会で、吉野委員の質問にお答えになっております。そこで、えー、この(3月12日官邸での)6時からの会合は、どういう趣旨でしたかということで、統合対策本部、政府の発表では、再臨界について、えー、議論をしたと、いう発表になっていますが、班目委員長は、その吉野委員の質問に対して、『私の記憶としては、再臨界の議論が(海水注入の)中止になったと思っておりません。とにかくこういう事態ですから、水を入れる。海水だろうと何だろうと、水を入れなければ炉心の溶融はどんどん進んでしまうという認識です。従って、それがすぐできるんだったら、もう何も考えずにしてください、というふうにずっと助言を続けてございます。申し訳ないんですけど、私の記憶としては、再臨界ということが大きな話題となったという記憶はございません』と、ここまで明確にお答えになっております。間違いないですね」
班目「間違いございません」
18時からの官邸での「再臨界の議論」が海水注入中止の原因になったとは思わないし、議論の中で「再臨界ということが大きな話題となったという記憶はございません」と言っていることと、「海水だろうと何だろうと、水を入れなければ炉心の溶融はどんどん進んでしまうという認識です。従って、それがすぐできるんだったら、もう何も考えずにしてください、というふうにずっと助言を続けてございます」と言っていることを考え併せると、海水であろうと淡水であろうと注水が原子炉安定のための絶対前提条件となっていたことと、法に基づいて海水注入の指示を出して海水注入を前提としていた以上、それが「準備が出来次第」という条件をつけていたとしても、そこに海水注入によって生じるかもしれない危険性とその対処方法は前以て計算済みとしていなければならなかったはずだ。
また、例え危険性が存在したとしても、その危険性よりも海水注入による原子炉冷却の方がメリットが大きいことも計算済みで、大きな被害をもたらす危険性ではないことも前提としていなければならなかった。
そうでなければ、班目委員長の言う、「海水だろうと何だろうと」「それがすぐできるんだったら、もう何も考えずにしてください」ということにはならない。
この「もう何も考えずに」を前提とした場合、「何も」の中には「再臨界の危険性」も含まれるはずだから、班目委員長の「再臨界ということが大きな話題となったという記憶はございません」の言葉に整合性を持って合致することになる。
だが、政府・東電統合対策本部の最初の発表では、班目委員長が「再臨界の危険性」を指摘したために議論が必要になった、班目委員長が抗議すると、「再臨界の可能性はゼロではない」と指摘したに発表文言が変更され、菅仮免も「再臨界の危険性」を含めたリスクの可能性を議論し、その議論を経て、18時ではなく、19時55分に海水注入を指示した、「注入のときも、それをやめる時点も含めて私共には直接には報告上がっておりませんでした」と国会答弁を繰返してきた。
斎藤議員「ここでも矛盾するんじゃないですか。その(18時からの)会議では、とにかく水を入れ続けなければいけない、と言うことは共通の認識だった。こうおっしゃった。しかし、東電はそれが言い出しにくい雰囲気だった。そして班目委員長は、そんなことは議題にならなかった。こうおっしゃてるわけで。
私はここにおーきな矛盾があると思いますが、総理、お答えください。総理、お答えください。総理、お答えください。時間がないので短めにお願いします」
以下、菅仮免だけの発言を取上げてみる。以前ブログで取上げた内容とほぼ同じだが、発言の矛盾とマヤカシを指摘する必要上、文字化してみる。
菅仮免「いや、これは大変重要なことなもんですから、しっかり答えさせてください。先ず、あのー、斎藤議員も、あのー、おー、よくお分かりで言われていると思いますけども、とにかく冷却機能が失われた中で、えー、水をー、炉心に、注入して冷却すると言うことが、何よりも重要だということで、その、そのことはあのー、勿論、おー、原子力安全委員会、あるいは保安院、あるいは東電、そして私や海江田大臣も一貫して、そのことは、あのー、そ、そのとおりだと、考え、またあらゆる場面でそのことを、ヲー、プッシュする方向で、えー、行動してまいりました。
そして淡水が入れられて、ある段階で淡水がなくなった後のことは(右手を振りふり熱弁を振う)、それはもう海水を入れるべきだということを、ヲー、全員が一致して、そういうー、考えておりました。
そして18時というのは、17時、当然ながら、19時から(海水が)入ったといことは、私はずうっとあとになるまで全く知りませんでしたけど、18時の時点では東電から担当として来られた方が、準備をするのに、海水を入れるのに準備をするのに、1時間半程度はかかるからと、言うこともおっしゃいました。
で、その中で、確かに、えー、再臨界のこともお尋ねしました。う、あの、塩が残りますから、その影響ということも聞いておりましたし、また、状況によっては、あー、スイ、水素爆発とか水蒸気爆発とか、あらゆる可能性を、そして専門家の方がおられますから、そういうことについても、どうなんですかということをお聞きして、そして1時間半くらいあるからということであったので、それじゃあその部分を検討してくださいって言ったんです。
その次は、じゅうしち、19時4分から、あー、うー、云々という話は、ずうっと後で知りましたが、全く私は聞いておりませんでしたので、その後、確か19時40分頃ですか、私がそういう海水に、イー、したときに色んな可能性でお聞きしたことに対して、えー、『これはこうで、そういう危険性はありません、ただ、まあ、ホウ素を入れておきましょう』。そう、そういう話があったのが、19時の、おー、40分に保安院等から私に説明があって、私はその時点で入ったとか、あの止めたってことは全く聞いておりませんで、それじゃあ早速入れましょうと言って、申し上げたわけです(熱弁を振っていたのが、「申し上げたわけです」は急に小さな声となる。)
何も私が申し上げていることが何かこう辻褄合わないとか思いませんし、海江田大臣が言われていることも、全く平仄は一致していると思います」――
右腕を振りふり、まさに熱弁の演技だった。「あー、いー、うー、えー」の合いの手の間投詞が普段よりも少ないのは国会で何度も繰返している同じ内容の答弁であることから既に慣れた一連の言葉になっていることと、この内容自体を理論武装の言葉としている関係からの澱みの少ない答弁ということなのだろう。
菅仮免が言うように「却機能が失われた中で」注水が第一だ、「あらゆる場面でそのことをプッシュする方向で行動してまいりました」ということなら、海水注入によって生じるかもしれない危険性とその対処方法は前以て計算済みでなければならない。繰返しの説明になるが、計算済みでなければ、「あらゆる場面でそのことをプッシュする方向」の注水優先の理論は成り立たなくなり、そこに矛盾が生じることになる。
だが、海水注入の危険性を尋ね、結果として危険性はないということになって、「それじゃあ早速入れましょう」ということになって、いわば19時55分の海水注入指示となったと説明し、そのことを以って19時55分の以前の問題だから、東電の19時04分からの海水注入開始もその後の中断も知らなかったことの証明とする論理上合理的とは言えない矛盾まで犯している。
しかも海江田経産相が法令に基づいて二度海水注入を指示したことから、海水中断の報告が中電から官邸にあったはずなのに知らなかったとしている。
まさしくマヤカシと矛盾に満ちた知らない存ぜぬの発言であろう。
19時55分近くまで危険性の議論をしていたから、海水注入の指示はその時間まで出せなかったという理由で以って、東電の注水開始も中断も知らなかったとする理由とはならないし、危険性の議論をしていたこと自体が何よりも注水による危険性とその対処方法を前以て計算済みとしていなければならない注水優先の理論に反する矛盾とマヤカシとなっている。
すべての問題点は官邸側が東電が海水注入の準備終了後の実際の海水注入の前に官邸に報告して、菅仮免の了解を得なければならなかったかどうかである。少なくともそういった雰囲気・空気が官邸詰めの東電幹部の「首相の了解が得られていない。議論が行われている」の報告につながり、中断騒動の発端をつくり出した。
いわば菅仮免の間接的意向が働いた中断騒動だったかどうかであろう。
もし実際に中断していたなら、大問題となるから、斎藤議員が指摘したように吉田所長がヒアリングで明らかにした海水注入継続自体が虚偽で、首相の意向を反映させた中断であることを隠すための虚構という疑惑も成り立つ。
斎藤議員は「吉田所長が一人泥をかぶれば、すべての人が、すべての人がある意味で助かる。そういう状況でもございます」と疑惑という直截的な言葉は使っていないが、疑わしいとした。
その虚構に応えて、菅仮免の「現場責任者の判断で危険を回避する行動は法律で認められているし、結果として、海水注入を始め、継続したことは正しい判断だった」(asahi.com)と言うことで、「現場責任者の判断」なのだからと「首相の了解」の存在性を否定し、自身を無罪放免とすることができる。
だとすると、官邸詰め東電幹部の武黒一郎フェローからの「首相の了解が得られていない。議論が行われている」の報告が浮いてしまうことになり、少なくともここに矛盾が生じる。
実際には「首相の了解」問題は生じた。首相自身が醸し出した「首相の了解」問題であろう。
菅仮免「先ずですねえ、私が海水注入を止めるような指示を出したことは一度もありません。何回も言ってますように、真水がなくなれば、海水注入をするべきだというのは、私を含め、そこにいた者の全員の意思でありまして。
ですから、18時の段階でも海水注入ということを前提として、準備に時間がかかるという中でのいくつかの懸案事項の検討をお願いしたわけで、その、おー、検討が終わってきた段階ですぐ私はすぐ注入するようにと言ってますし、結果としてはその途中の段階で入ってるわけですが、ですから何かですね、私が、その要請をしたことを忖度してというふうな言い方をされましたが、それは全く逆です。
つまり常に海水であっても何であっても入れるようにということを申し上げたわけです。それと、あのー、決して現場の意見を無視して、あるいは反して、何かを、おー、強引にやったということは、あの、おー、少なくともこの海水注入に関しては全くありませんで、そこだけは国民のみなさんにですね、誤解を招くような表現は、あー、改めていただきたいと思います」
大体がこの「アー。イー。うー、えー、おー」が殆んどない熱弁自体が胡散臭い。
斎藤議員「このことはもう議論はしませんが、今回の議論を聞いて、国民のみなさんに判断させていただく以外にないと思います」
メルトダウンの追及に移るが、要するに海水注入中断問題では追及し切れなかった。
「真水がなくなれば、海水注入をするべきだというのは、私を含め、そこにいた者の全員の意思」――注水優先の理論を持っていたなら、注水による危険性とその対処方法を前以て計算済みとしていなければならないから、「いくつかの懸案事項の検討をお願い」すること自体が矛盾することになる。
少なくとも打ち合わせは危険性に関する復習する形の短い時間で片付く確認で済んだはずだ。だから班目委員長が言っている「私の記憶としては、再臨界ということが大きな話題となったという記憶はございません」という状況が存在した。
ところが18時から打ち合わせを開始し、菅仮免が海水注入指示を出す19時55分まで1時間55分も時間を要したとする矛盾とマヤカシを指摘できる。
矛盾とマヤカシは、勿論、菅仮免自身の人間性から発している。
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