28日参院予算委:安倍晋三の愛媛県新文書記述「伝聞の伝聞」との解釈は却って加計孝太郎との面会を事実とする

2018-05-29 11:32:47 | 政治
 安倍晋三:従軍慰安婦強制連行否定2007年3月16日閣議決定

「政府が発見した資料の中には、軍や官憲がいわゆる強制連行を
直接示すような記述も見当たらなかった」
とする
“政府発見資料”とは如何なる資料か、公表すべき

 2018年5月21日に愛媛県の中村知事が参議院に提出した加計学園に関わる新文書には2015年2月25日に安倍晋三と加計学園理事長が獣医学部新設構想について15分程度の面会をしたことが記載されていて、愛媛県はその事実を2015年3月3日開催の加計学園関係者と愛媛県の打ち合わせ会で知らされたということも同じ文書に記録されていろ。

 このような形式の情報授受を5月23日に加戸守行前愛媛県知事が「伝聞のまた伝聞」だとして、その信憑性を乏しいとした。

 新文書には次のように記載されている。〈加計学園から、理事長と安倍首相との面談結果等について報告したいとの申し出があり、3月3日、同学園関係者と県との間で打ち合わせ会を行った。〉――

 報告は加計学園側からの能動的行為であって、そこで直接知らされた事実関係を愛媛県側がメモにするなりしてして自らの情報とする、それを「伝聞のまた伝聞」で信憑性に乏しいとするのは読解力不足だと5月26日の当ブログに書いた。

 2018年5月28日の参院予算委員会での立憲民主党福山哲郎との遣り取りで安倍晋三は愛媛県職員が安倍晋三と加計孝太郎の面会に居合わせたわけでないことを以って愛媛県が得た情報は「伝聞の伝聞」だと排除しているが、安倍晋三の論理からすると、多くの場合、「伝聞の伝聞」と言うことになる。

 例えば国会質疑をテレビで見て、その録画から直接、あるいはネットからダウンロードした動画から文字に起こしてブログに載せるとする。ブログ作者は国会に居合わせたわけではないから、遣り取り全体は「伝聞」となる。遣り取りについての解釈は評価は分かれるだろうが、ブログの読者はブログに書いてある質疑自体は「伝聞の伝聞」で得た情報ということになる。

 このことを以って信憑性を欠くとすることができるだろうか。あるいはその場に居合わせるか居合わせないかで、伝達される情報自体を一概に不確かだと切り捨てることができるのだろうか。

 一概に「伝聞の伝聞」だと切って捨てる態度は却って事実であることを疑わせる。

 この日の福山哲郎は安倍晋三の行政府への不当介入・政治関与が疑われる加計学園の獣医学部認可を追及の一つとしたが、その安倍晋三に対して他の野党議員と同様に突くべき点を突かずに遣り過ごしてしまい、結局の所、中途半端な質疑で終わらせてしまっている。

 適宜発言を取り上げ、それぞれの発言の途中で思ったことを書き止めて見たいと思う。

 福山哲郎の出だしの発言。

 福山哲郎「立憲民主党の福山哲郎です。どうか宜しくお願いします。もう1年以上、私たちは国会で森友・加計問題に付き合わされています。もううんざりしています。国会で、当初から正直に答弁を、資料をしっかり提出していたら、もっと違う審議になっていたのではないかと思います。

 改竄や虚偽答弁、資料を廃棄するという前代未聞の異常状態が続いています。安倍内閣の言葉が全く信じられない状況になっています。そんな最中、先週、データの2割が誤っていた働き方関連法案を強行採決をしました。また、過労死家族の会の要望、総理との面会も、結局、総理はされませんでした。

 権力行使に対して謙虚さのカケラもない。私は非常に残念に思っております。色んな森友も加計も、そして防衛省の日報問題も、新たな事実、廃棄してなかったものが出てきたりすることは、横行をしています。

 新事実、新しい証拠が出てくれば、本来なら誰かが責任を取り、真相究明に進むはずなのが、誰も責任を取らない。そのことの繰返しがこの延々と続く、本当に情けない国会の状況になっています。私たちも他の課題やりたいです。予算委員会で外交も経済もやりましょうよ」

 この出だしの発言を聞いただけで、満足な追及はできないなと思った。加計学園問題を追及すべく国会に立っていながら、そのことだけに絞らずに安倍晋三には痛くも痒くもない最近の国会の状況の説明に時間を費やす。

 このような国会の状況を許しているのも、元を言えば、自分たち野党議員の追及不足も影響しているはずだが、気づいていないから厄介なことになる。

 福山哲郎「総理、我々は、この国会、ひどい状況が続いています。内閣不信任を突きつけたとしたら、解散をされて、受けて立つ用意はおありですか」

 安倍晋三「仮定の質問にはお答えすることはできません」

 アホな質問でしかない。選挙に勝てる万全の状況にあったら、受けて立つだろうし、その状況になかったら、数の力で不信任案を否決するだけの話である。この程度のことは質問の前に認識していなければならない。

 福山哲郎「一昨日、驚くべきコメントが加計学園から発せられました。当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、『県と市に誤った情報を与えてしまったように思う』と。えー、これですね、総理、このコメントの発信に対して加計理事長、もしくは加計学園から、総理に事前の連絡、官邸への連絡ありましたか」

 安倍晋三「全くございません」

 要するに愛媛県新文書に記されていた加計学園側から打ち合わせ会で伝えられた15分程度の安倍晋三と加計学園加計孝太郎との面談は「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と(今治)市に誤った情報を与えてしまった」と加計学園が5月26日に発表したコメントの一部を取り上げて質問した。

 もし面談が事実なら、安倍晋三の窮地を救うために、「これこれこういうコメントを発表します」と了解を取るための何らかの連絡があり、了解を与えたという経緯を経たかもしれないし、あるいは安倍晋三の方から自らの窮地を救うために加計学園側に対して入れ知恵し、加計学園側が引き受けたとも考えることができる。いわば連携プレーだったと疑うこともできる。

 だが、こういったことを匂わせる質問ではなくて、単純に連絡があったかと聞くだけでは、会ったと答えればややこしくなるだけのことで、なかったと答えるのは前以って承知していなければならないムダな質問であることに気づいていなければならない。

 福山哲郎「このコメントはですね、学校法人の誰から誰の責任で発せられたか全く不明です。昨日、中村(愛媛県)知事も言われましたけども、本来なら、先ずは愛媛県と今治に説明と謝罪があって、記者会見等やるはずです。それもやらないで、土曜日にいきなり紙だけで送ってくる。私はかなりおかしい状況だと思います」

 加計学園が2015年2月25日の安倍晋三と加計孝太郎との面会を「実際にはなかった」「誤った情報」、いわばニセ情報だったとするコメントを発表したとしても、それを実際にはあった面会の事実を隠す偽装と見做して、あくまでもその偽装を打ち破ることに追及の的を絞るというわけでもなく、コメントを出しただけで愛媛県と今治に説明と謝罪がなかったことを問題にしたり、どっちつかずのふらついた質問ではとてもとても安倍晋三を追い詰めることはできない。

 どっちつかずのふらついた質問となっていることはこのあと、福山哲郎が「27ページの復命書に書いてある、あの前後の遣り取りで会食の話が出てきているが、会食あったんですか、なかったですか」と、安倍晋三が都合が悪くなければ答える無駄な質問をしていることでも分かる。

 安倍晋三「既に国会でも答弁をさせて頂いておりますが、前年の12月とその後の8月に会食をしています。既に外に出されていることでございます」

 福山哲郎「じゃあ総理、2月25日前後、電話で加計理事長とこの件で電話で話をされた可能性はありますか。もしくは電話で総理はこのことは話さないと言われたかもしれませんが、電話でやられた、何か会話をされた記憶はございますか」

 一体何の意味があるというのだろうか。

 安倍晋三「先ず加計理事長とはですね、獣医学部新設について話はしたことはございません。話をしてないと言っているわけございますから、電話でもないということでございます。

 一方、じゃあこの近辺に電話で話したかどうかということでございますが、電話でですね、3年前に友人と電話で話したかどうかっていうことについては正確にお答えすることはできません」

 加計学園のコメントは安倍晋三が「獣医学部新設について話はしたことない」としていることと整合性を取るための偽装の疑いが濃いのだから、その偽装を暴くことに的を絞るのではなく、バカッ正直に電話したかどうかを聞く。そして当然の答が返ってきた。

 福山哲郎「つまりこれ、面会もですね、首相動静で否定をされているだけ。電話は否定をされていない。私も官房副長官で官邸におりました。首相動静になくても、面会することは可能です。

 首相の公邸に行くことも可能です。あらゆる可能性がありますが、そのことについては明確に反論されていませんので、このことについては最後の最後まで面会は100%パーセントは否定できないと私は考えています」

 「首相動静を使った面会否定は否定の根拠とすることはできません。ご自身も全ての首相官邸来訪や面会が首相動静に載るわけではないことを知っているはずです。知っていながら、首相動静を面会否定の根拠としたのはゴマカシであって、国民を欺く行為です」と単刀直入に追及すべきを自身の官房副長官時の経験に基づいて「面会は100%パーセントは否定できない」とどっちつかずの追及となっている。

 どう見ても、偽装を暴くことに重点を置いているようには見えない生ぬるい質問にしか見えない。

福山哲郎「なぜ柳瀬(唯夫)さんは今治と愛媛と会ったかどうか分からないというのを参考人で言ってる。まさに虚偽の答弁をしてる可能性が高いんです。

 だから証人喚問してくれと。さらに言えば、この加計学園のコメントが出てきたことによって、ひょっとしたらですよ、柳瀬さんが違和感なく答えているということは加計学園と柳瀬さんで会ってもいない総理と加計学園の面談を柳瀬さんも一緒になって、架空で作った可能性も否定はできません」

 十分にあり得る話であるが、唐突に過ぎる。ある程度の根拠を見い出さずに突然持ち出しても、極々当然の答しか返ってこないことになる。いや、極々当然の答を引き出した。

 安倍晋三「今、委員の推測を基にですね、私はお答えすることはできません」

 福山哲郎「もう一個、不思議なんです。もしこれ本当に総理と加計孝太郎理事長、会ってないんだったら、なぜ愛媛県の文書が発表された際に加計学園側に抗議されなかったんですか。

 愛媛県側じゃないですよ。加計学園がそのことを大きくしてるんですか。今治にも。

 (大きな声で叱る)秘書官、いらないときに出るな。総理と話してるのに。

 どうぞ総理、総理と話してるんですから。今秘書官が問題になってるんですから。どうぞお答えください」

 満足に追及できない自らの苛立ちの反映であろう。いわば八つ当たり。

 本来なら、次のように質問すべきだった。

 「愛媛県の文書が発表された際に加計学園側に抗議されなかったのは総理と加計孝太郎理事長が実際には会っていたからではないのですか。

 だが、面会の事実を打ち消さなければならなかったから、加計学園に『実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と(今治)市に誤った情報を与えてしまった』といったコメントを出させた。

 中村知事が愛媛県新文書を参議院に提出したのが5月21日、加計学園が安倍首相と加計理事長の面会を否定するコメントを出したのが5月26日。5日も経過しているのは遅過ぎませんか。面会が事実でなかったら、加計理事長本人が知っていることだから、早急に調査して早急に手を打たなければならないことだから、5日後というのはちょっと理解できない。どう対処すべきか、あのようなコメントを作るための作戦会議に5日間要したと言うなら理解できますが」

 最後に偽装だと匂わせる。安倍晋三は「加計学園や私を犯罪者扱いにしている」と非難するだろうが、「5日間はそうとでも解釈しなければ、納得できません」と最後まで偽装の線で突っ走っていく。

 安倍晋三「(福山哲郎が「秘書官、いらないときに出るな」と大声を出したことについて)それはあの、事実関係についてですね、私が間違ったことを言わないように念のためにメモを入れることは秘書官もありますから、その秘書官に対してそんなに激しい言葉で言われたらですね、仕事自体が萎縮しますから、ということでございます。

 えー、そこでですね、加計学園からはですね、何もなかったのではないかということでございますが、そうではないわけでありまして、加計学園からはですね、理事長が2015年2月に私とお会いしたことはない旨のコメントが発表されたと承知をしております。

 また、抗議をする、抗議をするということについてはそもそも、その理由はないんだろうと、このように思います」

 福山哲郎「だって、会ってもいない会合を会ったと言われて、それを秘書官に全部報告されていたんでしょ、それを前提に。愛媛も今治もそれを前提に挙げていたんですよ。

 官邸側として会っていないものを会ったと言われて、それは抗議なり、おかしいということを発するのが普通じゃないんですか」

 安倍晋三「あのそもそも伝聞の伝聞であるわけでありまして、ま、それは、あー、今治市長も言われているわけでございます。いわば私と、例えば加計理事長とその場に愛媛県がいたわけではないわけでございます。いずれにせよ、伝聞の伝聞であったわけでございますし、それと私は会ってはいないということは申し上げているわけでございます。

 そして加計理事長も会っていないということを述べているわけでございます。また愛媛県が出されたもの、出された文書については政府はコメントをするという立場にはないということは今までも何回も国会で答弁しているとおりでございます」

 愛媛県新文書にある安倍晋三と加計孝太郎の面会に関する記載を「伝聞の伝聞」と解釈することと、加計学園が実際にはなかったとしている安倍晋三と加計孝太郎との面会をあったかのようにニセ情報として愛媛県と今治市に流して信じ込ませたこととは別問題である。

 つまり加計学園が面会はニセ情報だったとするコメントを出した時点で、「伝聞の伝聞」という解釈はどうてもいい問題となる。逆のことを言うと、ニセ情報を「伝聞の伝聞」だと拘っていることになる。

 だが、安倍晋三はなおも「伝聞の伝聞」だと問題にしている。「伝聞の伝聞」だから、面会の記述は信用性が乏しいといったニュアンスを持たせていることになる。

 もし面会が事実でなかったら、事実でなかったことは加計孝太郎同様に安倍晋三自身にしても最も承知していることだから、愛媛県新文書の記述を「伝聞の伝聞」だと解釈する必要も、そう解釈することで、信用性が乏しいといったニュアンスを持たせる必要もない。

 いわば安倍晋三は「伝聞の伝聞」とする解釈に拘ることで却って面会を事実としている。

 以後の安倍晋三の答弁はお決まりの内容となっている。

 福山哲郎「えーとですね、嘘の報告を愛媛県と今治にして、官邸を、各役所を動かそうとしたわけですよ。これは政府を騙して、自分の事業をやろうとした犯罪的行為に等しくなります。これ、総理、獣医学部含めて加計学園には税金である私学助成金が出されていますが、これ出すことが適切だと思いますか」

 安倍晋三「これはあの、いわば透明なルールに則ってですね、えー、これは民間委員の座長である八田座長も仰ってるとおり、プロセスには一点の曇りもないという中に於いて、(場内騒がしくなる)という中に於いてですね、申請が認められ、そして申請についてはですね、まさに極めて独立性を守った委員会がこの申請を受けて認可をしたと承知をしております。

 そんな中で判断されたことではないかと思います」

 福山哲郎「いや、総理、違うんですよ。加計学園さん自身が偽りを言ったと認めているんですよ。あの実は私学の補助金取扱要項には『不交付又は減額の事由』に明確にあります。『偽りその他不正の手段により設置認可を受けたもの』

 これ完全にですね、あのー、交付の対象のある可能性があります。総理、加計学園さんが嘘偽りを言ったと、面会もしてないのに面会をしたというふうに認めて発表されてるんです。

 そしてこれは申請するのは愛媛県と今治だったんです。どうですか」

 安倍晋三「設置認可の基準についてですね、偽りがあったら駄目なわけでございます。先生は集められないのに先生を集められる、あるいはアクセス(?)についての偽りで、私と理事長が会ったかないかっていうことはですね、設置認可で全くですね、信じもしていないわけでございますし、当然またですね、いわばこれは特区の民間委員の皆さんが議論した中に於いてですね、私と加計さんが会ったからということで、別にそれは認可をしたわけではないということは、これはまあ、福山委員もご承知のとおりであって、いわば設置に、いわば特区で最終的に今治市、加計学園であることが認められたということについても、これは私と加計理事長が会ったことは全く関係ないことであって、会ったか会わなかったということについては全く関わりはないわけでございますし、設置についても、全くそんなことは議論の対象ですらないというのは、これはご存知の通りだろうと、このように思います」

 認可等を含めた様々な決定に与える影響は大きく分けて、目に見える形と目に見えない形での影響がある。目に見えない形の影響であった場合、その影響に気がつかずに民間議員は正当な議論を経て決定したと思い込むことになる。

 いわば安倍晋三と加計孝太郎との面会が国家戦略特区諮問会議の議論に目に見える形での影響がなかったからと言って「プロセスには一点の曇りもない」と断言できるわけではない。

 加計学園の存在を最後の最後まで表に出さなかったのは獣医学部認定に向けた動きが安倍晋三自身の政治関与によって実行されたことから、その政治関与を目に見えない影響とする必要があっためということも考えられる。

 大体がウソつきが長広舌になるように安倍晋三がくどいくらいの長たらしい答弁をするとき、事実でない発言が多い。多分、「私学の補助金取扱要項には『不交付又は減額の事由』に明確にあります。『偽りその他不正の手段により設置認可を受けたもの』」との福山哲郎の発言に慌てたのかもしれない。

 だとしたら、安倍晋三の長広舌とウソとの関係に気づいて、この点を徹底的に追及すべきだった。

 福山哲郎「偽りその他不正の手段により設置認可を受けたものです。スタートラインで、そもそもですね、事業対象者に会っている、官房副長官(?)が会っていること、藤原さんが会って、色々アドバイスしていること自身が実は怪しいんです。

 その中の元々のスタートの愛媛と今治に対して総理と加計理事長が会って、総理が『いいね』と言ったと。『いいね』というところまで作り話を作ったとしたら、これ大問題ですよ。

 腹心の友なら、そんなことまでしていいと、総理、思われるんですか。これ加計理事長の証人喚問は勿論ですが、加計理事長に記者会見等でしっかりと愛媛と今治に謝罪、説明するようにお求めになるべきだと思いますが、如何ですか」

 安倍晋三「そもそもですね、これはあの、先程申し上げました今治の市長もおっしゃっているように伝聞の伝聞を書いたということであるわけでございます。それについてはですね、これは、あの、誰もが認めていることであろうと、こおう思う次第でございます。

 加計学園がどのような行動を取るかということについてですね、総理大臣が指示をすべきではないと、このように思っております」

 福山哲郎「伝聞の伝聞とか、何言ってんのかさっぱり分かりません。結局加計学園さんに対しては何も国会で説明を求めない。世間に対して求めない。愛媛や今治に対して求めない。

 それじゃ、絶対この真相明らかになりませんよ。膿など出るわけないじゃないですか」(以上)

 結局のところ、「「私学の補助金取扱要項」違反でも、そのことに的を絞ることができない生煮えの追及で終わってしまった。

 安倍晋三が民間議員も持ち出して、「プロセスには一点の曇りもない」と公平性を主張した際、福山哲郎はせめて、「仲間、あるいは一味を持ち出した自己正当性には証拠能力を欠く」ぐらいは一言言うべきだったが、それもできなかった。

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