日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ディナーメニューか?-マック100円キャッシュバック-

2009-04-10 21:07:41 | ビジネス
夕方のニュースや日経新聞のWEBサイトなどで、マクドナルド、100円返金キャンペーン 16日からと言う話題があった(紹介記事は日系新聞)。

このマックの100円キャッシュバック・キャンペーンの見出しだけを見たときは「なかなか大胆なキャンペーンだな~」と思ったのだが、よくよく記事を読んで見ると「セットメニュー+単体で各種ハンバーガー」というの注文をした場合に限られるようだ。
尚且つ、対象時間が夕方の5時~と言う「夕飯時間帯」を狙った内容だ。
と言うコトは、「ディナータイム」を狙ったキャンペーンと言うコトにもなる。

で、拙ブログにおこしくださる方にお伺いしてみたいのだが、あえて夕飯にマックの「セットメニュー+単品ハンバーガー」を食べたいか?と。
個人的には、いくら100円キャッシュバックされても、マックで夕飯を食べたいとは思わない。
なぜなら同等の価格帯で、他のモノが十分食べられるし、そのほうが「夕食を食べた感」があるからだ。
いまどきのお若い方などは、このようなマックメニューでも十分満足されるのかも知れないのだが、ならば「吉野家」などの牛丼・定食チェーン店は?と、考えてしまうのである。
それに、最近値下げ競争が進行しているファミレスなども「夕飯を食べる選択肢」として、考えられるのでは?
もちろん、マックなどのファーストフード店のもう一つの売りである「テイクアウト」なども、最近では多くのファミレスや牛丼店なども実施している。

私のような中年期に入ると、マックで夕飯???となると、どこか侘しさを感じてしまうのだ。
「何もディナータイムに、マックで侘しくハンバーガーを食べなくても・・・」という感覚なのだ。
夕飯にハンバーガーと言うのは、夕飯にサンドウィッチを食べると言う感覚に近いと言うコトもあるかも知れない。
「夕飯だからこそ、もう少しキチンとなった食事を、落ち着いた場所で食べたい・・・」と言う感覚が強いのだ。
だからこそ、「ディナータイムにキャンペーンを実施する」と言うコトに、違和感を感じてしまうのだ。

過去、マックのプレミアムコーヒーを飲みながら、夕方遅くまで仕事を片付けたことがある。
その時、何組もの親子(多くの場合母+子供)がセットメニューを食べていた姿をだった。
私がその時思った事は「こんな時間にマックで食事をしたら、夕飯はどうするの?」だった。
私のような感覚は、中年的な感覚なのかも知れないのだが、若い方ならともかく「食べる=成長のポイント」となる子供たちまでと言うのは、どうなのだろう???