北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

春日井駐屯地 創設40周年記念行事

2007-03-11 21:29:19 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■春日井駐屯地祭速報

 中部方面隊にあって最強の機甲部隊、特科火砲を有する第十師団、その後方支援部隊の中枢である第十後方支援連隊などが駐屯する春日井駐屯地、その創設記念行事が開催された。

Img_6834_1  駐屯地祭に際して、最も危惧されるのは天候である。本日も、愛知県は降雨とされ、湖北の雪や暖冬から一転した寒気が不安を誘った。毎年一度は行事において豪雨に泣かされたものもあるが、降水確率60%の千僧駐屯地祭は一転して晴天に恵まれ、今津駐屯地祭でも豪雨の予報が奇跡的に一転、式典開催中は曇りに留まった。悪天候の回避は浜松基地航空祭小松基地航空祭でも周囲の反対を押し切って展開しあっさり晴天、ということもあった。

Img_4058  さて、本日であるがC.ジョニー氏一行と、昨日残念であったけーと氏とともに展開する合同調査となり、前日夕刻から天候は下り坂にあったとの事で冷や冷やしていたが、天気予報は刻々と変わり、午前雨天午後曇りから午前曇り午後雨と換わり、最終的には式典中は天候はもつのではないかとの希望的観測を行える状況となった。何分、電子機器であるデジカメユーザーにとり雨天は天敵であったのだが、車窓にツインタワーが見えてくる頃には雲の裂け目から晴天の兆しが見えてきた。

Img_6804  写真は訓練展示において突入する偵察隊員。式典は当初の発表の通りに実施され、駐屯地到着直後に待機する訓練展示の車輌を確認し状況を推測、昨年の春日井駐屯地祭の撮影写真などから状況の進展や撮影位置の研究が功を奏した。何分、昨年と同じ位置から撮影したのでは同じ写真しか撮影できないことは自明であるので、今年は教訓から思い切って撮影位置の転換を決意し、訓練展示は仮設敵陣地のすぐ隣にて撮影を行った。

Img_6812  今年度は駐屯地創設40周年ということもあり、何か特別な展示が行われるのではないかと期待はしていたのだが残念ながら特別な行事は行われず、あいにくの天候で来賓も訓練展示の頃にはかなりの人数が帰ってしまった。訓練展示や観閲行進も規模は同じであり、更に期待していたオートバイドリルも訓練展示において機動走行を展示したに留まったり、40周年という一つの区切りというにはやや拍子抜けという印象であった。

Img_6821

 昨年と異なっていた点は、立体席が一箇所増設されており、今回は立体席から高見の見物という撮影を行うことが出来た。しかし、報道のカメラが入ってしまう点と、贅沢を言えばあと2.5㍍横に位置していれば更に良い写真が撮影できたのかな、という感触であった。

 この他、訓練展示の仮設敵装備や車輌の展開位置が若干異なっていた。グラウンドの立地から訓練展示には限界があるようにも思えるが、来年度は例えば障害除去などの施設科部隊の活躍にも期待したい。

Img_6859_1  装備品展示の時間には青空が広がった。来年度は更に良い写真を撮影できるよう課題は残したが、幸いにして晴天に恵まれ、久々の駐屯地祭を満喫できたのは何よりであった。

 最後に、C.ジョニー様、T様皆々様、本日はありがとうございました。

HARUNA

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