■F-2戦闘機機動飛行
九州の迫力、月曜日に迫力のF-2戦闘機機動飛行写真、日曜特集とは趣向を転じた特報記事にて紹介しましょう。
築城基地航空祭2017、一眼レフEOS-7DとEOS-7Dmark2にて撮影した写真を紹介しましょう。第8航空団はF-2戦闘機の基地です、対艦攻撃や航空阻止と空対空戦闘担うF-2は獰猛且つ俊敏、CANONの販売員がお遊び用というミラーレス一眼では撮影できません。
九州の航空祭、EOS-M3により先週既報の行事ですが、今回から一眼レフにて撮影の写真をこの“詳報 陸海空自衛隊関連行事”カテゴリを活用し、SDカードを用いるミラーレス機種やコンパクト機種程速報性はありませんが、特報に続く特集として紹介してゆきます。
F-2飛行隊、前回2013年、築城基地航空祭2013へ展開した際にはF-15戦闘機とF-2戦闘機の二個飛行隊基幹となっていましたが、その後、F-15飛行隊は南西諸島防空強化へ那覇基地へと引き抜かれ、代えて三沢基地よりF-2戦闘機第8飛行隊が転地編入されました。
オープニングフライトではF-2戦闘機六機編隊が基地上空にて航過飛行を実施します。F-2は第6飛行隊と第8飛行隊が3機編隊で、基地上空を緩やかに旋回し、轟音と共に航過した後、6機編隊で切り返してきました、F-15の第304飛行隊時代は航過のみ、勇ましい。
CANON300mmF2.8ISという、今回は重量のある単焦点レンズを用意しました、EOS-7D装着でバッテリーグリップ付で重量は4.4kgと64式小銃と同じ重さ、前回2013年はSIGMAの120-400mmでしたが、焦点距離1.4倍テレコンバータ装着も画質は中々のもの。
F-2戦闘機の模擬対地攻撃と機動飛行、曇天なのが残念ですが大迫力、ショックコーンとヴェイパー、大気中の水蒸気が高速攪拌され瞬時に白雲を絹糸の如く曳く瞬間を撮影する事が出来ました、前週に岐阜基地航空祭がありましたが緩やかな機動飛行と実戦部隊は違う。
けものフレンズ、マクロスF、宇宙刑事ギャバン、機動飛行のBGMがかなり時節を考えたものから、王道特撮に萌えアニメと続き、このBGMは操縦士も無線で聞いているのかと思えば、突如、美空ひばりや鳥羽一郎とBGMが一転する、航空祭実行委員会の趣味が見える。
ブラックパンサーの愛称で知られる第8飛行隊の飛行展示なので、けものフレンズ、ということなのでしょうか。二機編隊で航空祭会場の基地エプロン地区上空を縦横無尽に飛び回る、キミは空対空戦闘も対艦攻撃もできるフレンズなんだね!、すっごーい機動飛行だ。
第8飛行隊は冷戦時代に三沢基地第3航空団の一員としてソ連艦隊北海道上陸に備え猛訓練重ねた精鋭、ソ連海軍が有事の際、太平洋への出口を確保するには北海道沿岸の宗谷海峡か津軽海峡を確保せねばならず、その為に北海道北部へ侵攻する可能性は十分あった。
北海道防衛は、自由主義圏の一員である日本がソ連太平洋艦隊を日本海に釘付けしている限り、日本のシーレーンは勿論、太平洋アメリカ戦略ミサイル原潜の安全は確保され、結果ソ連は戦略的に欧州地域含め全面戦争に打って出ることは出来ない状況があったのです。
F-1支援戦闘機が完成したのは1977年、射程40kmの国産空対艦ミサイルASM-1の完成が1980年、それ以前は朝鮮戦争時代のF-86F昼間戦闘機に500ポンド爆弾を搭載、低空で海面に跳飛させ攻撃する反跳爆撃で対抗しようとしていたのが、支援戦闘機の始まり。
第8飛行隊はF-1支援戦闘機へ更新後、三沢で並ぶ第3飛行隊と共に低空侵攻や密集編隊と対戦闘機訓練の猛訓練と創意工夫を積み重ね、実力を積み重ねた部隊です。築城に長い第6飛行隊は緊張高まる朝鮮半島と共に対馬海峡防衛も視野に精鋭化を進めた部隊の一つ。
F-2支援戦闘機の開発により、戦闘行動半径が大きく拡大すると共にF-1支援戦闘機では難しかった空対空戦闘能力の大幅な強化が実現、実質自衛戦闘を超える航空優勢確保への参画も可能となりまた搭載するミサイルは二発から四発へ、射程も150kmへと延伸します。
陸上迷彩を採用したF-1支援戦闘機に対して、F-2戦闘機は群青を基調とした海洋迷彩を主としており、戦闘行動半径の拡大により日本へ向かう敵両用艦隊を中心とした海上勢力へ、会場に打って出て防衛、意思の表れという迷彩ですが、航空祭ではその能力を示しました。
曇天は残念でした、また、最前列付近の脚立は残念と言いますか何を撮りたいのか分かりませんでした、それはさておき、曇天ではありつつ、しかし飛行展示は全て予定通りに実施、迫力ある飛行展示の様子を300mmF2.8は重かったですが、撮影する事が出来ました。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
九州の迫力、月曜日に迫力のF-2戦闘機機動飛行写真、日曜特集とは趣向を転じた特報記事にて紹介しましょう。
築城基地航空祭2017、一眼レフEOS-7DとEOS-7Dmark2にて撮影した写真を紹介しましょう。第8航空団はF-2戦闘機の基地です、対艦攻撃や航空阻止と空対空戦闘担うF-2は獰猛且つ俊敏、CANONの販売員がお遊び用というミラーレス一眼では撮影できません。
九州の航空祭、EOS-M3により先週既報の行事ですが、今回から一眼レフにて撮影の写真をこの“詳報 陸海空自衛隊関連行事”カテゴリを活用し、SDカードを用いるミラーレス機種やコンパクト機種程速報性はありませんが、特報に続く特集として紹介してゆきます。
F-2飛行隊、前回2013年、築城基地航空祭2013へ展開した際にはF-15戦闘機とF-2戦闘機の二個飛行隊基幹となっていましたが、その後、F-15飛行隊は南西諸島防空強化へ那覇基地へと引き抜かれ、代えて三沢基地よりF-2戦闘機第8飛行隊が転地編入されました。
オープニングフライトではF-2戦闘機六機編隊が基地上空にて航過飛行を実施します。F-2は第6飛行隊と第8飛行隊が3機編隊で、基地上空を緩やかに旋回し、轟音と共に航過した後、6機編隊で切り返してきました、F-15の第304飛行隊時代は航過のみ、勇ましい。
CANON300mmF2.8ISという、今回は重量のある単焦点レンズを用意しました、EOS-7D装着でバッテリーグリップ付で重量は4.4kgと64式小銃と同じ重さ、前回2013年はSIGMAの120-400mmでしたが、焦点距離1.4倍テレコンバータ装着も画質は中々のもの。
F-2戦闘機の模擬対地攻撃と機動飛行、曇天なのが残念ですが大迫力、ショックコーンとヴェイパー、大気中の水蒸気が高速攪拌され瞬時に白雲を絹糸の如く曳く瞬間を撮影する事が出来ました、前週に岐阜基地航空祭がありましたが緩やかな機動飛行と実戦部隊は違う。
けものフレンズ、マクロスF、宇宙刑事ギャバン、機動飛行のBGMがかなり時節を考えたものから、王道特撮に萌えアニメと続き、このBGMは操縦士も無線で聞いているのかと思えば、突如、美空ひばりや鳥羽一郎とBGMが一転する、航空祭実行委員会の趣味が見える。
ブラックパンサーの愛称で知られる第8飛行隊の飛行展示なので、けものフレンズ、ということなのでしょうか。二機編隊で航空祭会場の基地エプロン地区上空を縦横無尽に飛び回る、キミは空対空戦闘も対艦攻撃もできるフレンズなんだね!、すっごーい機動飛行だ。
第8飛行隊は冷戦時代に三沢基地第3航空団の一員としてソ連艦隊北海道上陸に備え猛訓練重ねた精鋭、ソ連海軍が有事の際、太平洋への出口を確保するには北海道沿岸の宗谷海峡か津軽海峡を確保せねばならず、その為に北海道北部へ侵攻する可能性は十分あった。
北海道防衛は、自由主義圏の一員である日本がソ連太平洋艦隊を日本海に釘付けしている限り、日本のシーレーンは勿論、太平洋アメリカ戦略ミサイル原潜の安全は確保され、結果ソ連は戦略的に欧州地域含め全面戦争に打って出ることは出来ない状況があったのです。
F-1支援戦闘機が完成したのは1977年、射程40kmの国産空対艦ミサイルASM-1の完成が1980年、それ以前は朝鮮戦争時代のF-86F昼間戦闘機に500ポンド爆弾を搭載、低空で海面に跳飛させ攻撃する反跳爆撃で対抗しようとしていたのが、支援戦闘機の始まり。
第8飛行隊はF-1支援戦闘機へ更新後、三沢で並ぶ第3飛行隊と共に低空侵攻や密集編隊と対戦闘機訓練の猛訓練と創意工夫を積み重ね、実力を積み重ねた部隊です。築城に長い第6飛行隊は緊張高まる朝鮮半島と共に対馬海峡防衛も視野に精鋭化を進めた部隊の一つ。
F-2支援戦闘機の開発により、戦闘行動半径が大きく拡大すると共にF-1支援戦闘機では難しかった空対空戦闘能力の大幅な強化が実現、実質自衛戦闘を超える航空優勢確保への参画も可能となりまた搭載するミサイルは二発から四発へ、射程も150kmへと延伸します。
陸上迷彩を採用したF-1支援戦闘機に対して、F-2戦闘機は群青を基調とした海洋迷彩を主としており、戦闘行動半径の拡大により日本へ向かう敵両用艦隊を中心とした海上勢力へ、会場に打って出て防衛、意思の表れという迷彩ですが、航空祭ではその能力を示しました。
曇天は残念でした、また、最前列付近の脚立は残念と言いますか何を撮りたいのか分かりませんでした、それはさておき、曇天ではありつつ、しかし飛行展示は全て予定通りに実施、迫力ある飛行展示の様子を300mmF2.8は重かったですが、撮影する事が出来ました。
北大路機関:はるな くらま
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