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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和二年度二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2021.02.27-2021.02.28)

2021-02-26 20:11:51 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 本日は226事件90周年という日ですが皆様いかがお過ごしでしょう。今週末行事もCOVID-19影響により皆無ですので足利山林火災に奮闘する第12旅団の情景と共に現況などを。

 緊急事態宣言首都圏以外前倒し解除、菅総理の発言が。首都圏を除く六府県に布告されている政府緊急事態宣言について当初の来月初旬までとしていた布告を今月末、つまり日曜日、解除する事が容認できる、と感染症専門家などで成る政府諮問委員会が了承する方針である、NHK26日付報道がありました。病床使用率や新規感染者数、陽性率等を元としたもの。

 大阪府、京都府、兵庫県、愛知県、岐阜県、福岡県、政府は今夜にも閣議を開いて前倒し解除を決定する見通しです。他方首都圏、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、こちらに布告されている緊急事態宣言は、新規感染者数は減少しているものの、リバウンドする、こうした懸念があるとの事で当面は継続する方針という。まだまだ状況は気を抜けません。

 ファイザー社ビオンテック社製ワクチンについて、温度管理が非常に厳しくマイナス60度から80度の管理が求められていましたがアメリカFDA食品医薬品局の調査の結果、通常冷凍庫での二週間保存へ規制が緩和されたとのことです。このワクチンは元々通常冷凍庫で二週間の保存が可能となってはいましたがFDA規制により超冷凍が求められていました。

 FDAの指針変更はファイザーワクチンを長期保存するのではなく、現在の感染拡大という喫緊の課題を前に備蓄よりも製造から二週間以内に接種は完了する、という現状に併せたものなのかもしれません。日本でのワクチン接種計画も、中央に一時的に長期間保存するデポを構築し、接種準備完了の自治体に順次空輸、という手続きがあり得るやもしれない。

 アメリカ型変異種B.1.526というものが東海岸を中心に広がっているとのことで、これは25日付ロイター報道が報じているのですがアメリカコロンビア大学の研究チーム情報として、幾つかの気になる兆候があるとのことです。気になる兆候とは、昨年11月に初めて変異が確認されたものが今月半ばまでにニューヨークで12%を占めるようになった為、と。

 B.1.526変異種はコロンビア大学とカリフォルニア工科大学の研究チームが最初に確認されて後に広く感染確認されるまでの時間が短い事から南アフリカ変異種と同じ様な危険性、恐らくは感染力の拡大、こうした危険性が認識されているという事でしょう。これを示唆するようにニューヨークでは他の変異種の顕著な増大が確認できない、ということでした。

 南アフリカ変異種B.1.351とブラジル変異種P.1,そもそもなぜここまで感染力が強い変異種が立て続けに起こるのでしょうか、この要諦は、そもそもウィルスは変異する、という点に帰結します。要するに2019年まではこのウィルスはヒトに感染するようには変異していなかった、2019年に中国武漢もしくはその近郊でヒトに感染するよう変異したのですね。

 COVID-19の致死率はコロナウィルスとしては非常に強いものがあります、しかし、人間も負けていない訳でして致死率は2%ですので1000万名罹患すれば20万が死亡する訳ですが、人間の免疫力は言い換えれば1000万名罹患しても980万は生き残る、という。これは即ちウィルスは人間の免疫と戦い続ける中で、やはり変異して攻撃力を強めているという。

 ウィルスは変異する、変異した事でヒトにもう尾を振るうようになった訳ですので、更にへにして幾つかの可能性があります、一つは“感染力を増す”、もう一つは“致死率を高めて拡散させる”、一つは“致死率が高まる”、などなど。これはヒト感染を繰り返す事で変異を助長しますので、ワクチン接種によりその前の集団免疫獲得を広めねばなりませんね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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