北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】岐阜基地日常俯瞰風景,岐阜航空祭撮影穴場は愛宕神社と寂光院?(2023-10-03)

2023-11-11 20:12:32 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■明日は岐阜航空祭
 航空祭を前にまんねりしていない撮影位置を考えたいという方々の為のちょっと無茶な撮影位置情報を。

 岐阜基地航空祭、幻の穴場を探して。基本的にこの写真は三井山で撮影したものなのですが、残念ながら三井山は有名な撮影スポットであり航空祭当日には物凄い混雑となります、もう一カ所佛眼院、山頂の寺院という撮影スポットが有るのですが、ここも混雑は必至です。

 愛宕神社奥の院付近はどうか。急に京都の話をされても、と思われるかもしれませんが愛宕山の愛宕神社ではなく、岐阜県にも愛宕神社がありまして、東海自然歩道の岐阜基地を俯瞰風景に収められる立地に愛宕神社が在る、この当たりは隠れた撮影スポットだということ。

 名古屋市中心部の名駅摩天楼と呼ばれる高層ビル群を一緒に収められる穴場的撮影地となりつつありますが、難点は岐阜基地を俯瞰風景に収めてしまう、という事、つまり標高が高いのだ。上る時間は二時間、健脚ならば90分程度といいまして、機材が多いと厳しい。

 寂光院へ行ってきました。いきなり大原の紅葉の話をされても、と思われるかもしれませんは、京都は奥座敷の寂光院ではなく愛知県犬山市にも寂光院があるのです、ここは駐車場から山頂の展望台まで有料のモノレールがありまして、上るのにくろうがありません。

 犬山城と岐阜城と小牧城が見えた、これこそ穴場、といえるのです。実際編隊飛行などはかなり遠方の可児市上空で組み終えて岐阜基地まで飛来しますので、寂光院の弘法大師展望台、凄い名前だなあと現地で驚いたのですけれども、いい感じに頭上をひこうしました。

 寂光院、ではお勧めか、と問われますと、微妙、と。頭上を飛行するのですが、背後の山の稜線から一気に飛来しますので、エアバンドレシーバーなどでそうとうしっかりと編隊の飛来を事前に検知しておかないと、稜線を超えれば直ぐ気付いた時には飛び去っている。

 モノレールと云いますかリフトといいますか、鉄道事業者ではなくあくまで斜行エレベータというかたちなのですが、わたしは名鉄の犬山モノレールが廃止になったのちに、犬山市は市内で全てのモノレールを廃止したものとばかり思っていたのですが、一つはあった。

 寂光院、ただ、面白い写真が撮影できるのは確かです。小牧基地を離陸したKC-767空中給油輸送機が小牧基地でタッチアンドゴーの発着訓練を行った後に、視界から消えると十数分後に、いきなり稜線を超えて頭上から岐阜基地へ飛び去って行ったというかんじ。

 急に飛んできたか、と聞かれれば、急や、としか言いようが有りません。ただ、タッチアンドゴーを始めますと頭上の稜線までは戻らず、犬山城の手前あたりで旋回してしまうので、迫力ある頭上行く航空機という構図は、一回限り、上記の通りタイミングが難しい。

 三井山山頂で撮影していた際に、気にはなった構図です、稜線に休憩場がみえていて、地図とコンパスで確認するとそこに寂光院があったから。ただ、寂光院の展望台から見ると、三井山から見えた場所は実は寂光院の後ろの稜線の、多分東海自然歩道の休憩所のひとつ。

 航空祭なのだから穴場とか考えずに基地に入って北側会場か南側会場かを考えた方がいいよなあ、というのは確かです、しかし、三井山もそうですが岐阜基地周辺は普通に上る事の出来る山が多く、もちろん多少準備が必要な場所はあるが、モノレールなんてのもある。

 清水寺、愛宕神社は知っていたが寂光院まであるのか、と移動している最中に清水寺というのを寂光院から2km位のところに見つけてしまいまして、なんでもあるのだなあ、と感心してしまった次第です。犬山城を背景にとるならば蒼龍寺、いろいろ場所があるのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-三条,隠れ家ビストロで愉しむリンデマンスとシャロレー牛

2023-11-11 14:11:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 隠れ家的なお店を教えてもらうのではなく散歩の最中に偶然見つける事が出来るとちょっとした出会いが貴重なひとときと長い思い出に代わる、人生の醍醐味ってそんな感じ。

 はるなさん。このHNは護衛艦はるな元乗員の方には首を傾げられることもありますが、名乗り始めたのは1998年、もう25年も使っていますのでご容赦いただきたい、まやさんHNに至っては護衛艦まや建造よりもまえで、くらまさんと同じ1999年からです。

 はるなさん、といいますと角野卓造じゃねーよ、のハリセンボン・近藤春菜さんが世界的に有名ですが、いま京都では角野卓造が熱いのだ、KBS京都、おやじ京都呑み、という番組でBS211により衛星放送を通じて日本全国に有名になってしまったほどでして。

 おやじ京都呑み、そのうち此処も紹介されてしまうのかな、と思うお店が数軒ありまして、このベルギービールの楽しめる町家の奥に隠れたこのお店はその一つ。隠れてはいないのだけれども隠れ家的で、しかも三条通という静かだけれど豊かな中心部にある。

 リンデマンス、ビールが苦手かな、という方には、無論アルコールが駄目という方には生絞りジュースをお勧めするのですが、あの苦みがなあ、という方にはお勧めしたいベルギーのフルーツビール、リンデマンスクリークがお勧めですが、ここは数種類のそろい。

 ヴァプール、京都市内にいくつか姉妹店が展開しているビストロなのですが、ちょっと美味しいお酒を頂いて、ちょっと美味しいものを摘まんで、という際におすすめで。マールやカルヴァドスなんかもお手頃に嗜めるものですから、これは良い気分なのですよね。

 シャンパーニュ地方産チーズと、それからウサギのカナッペに、切り落としの生ハムというオードブル三種を先ず入り口に、ちょっとメイン料理をどうするか考えてみる。もちろんお酒をもう一杯だけ頂いて他のところに行ってもよい、自由なのがビストロだから。

 カナッペでウサギ、というのは戦時中には代用食として空母赤城のウサギグラタンなどが海軍料理研究家の方が呉で紹介していましたが、カナッペにしますと、あのカツオの甘辛煮とコンビーフの食感を合わせたような、ちょっと面白い味わいが、すきになります。

 1822年創業かあ、百年前ですね、という声を聞いたことがありますがタイムトラベラーはどこにでもいるもの、201年の歴史を誇っている。甘酸っぱい、けれども風味の奥には発泡醸造の香りがあり、ここを入り口に、実は私はビールが呑めるようになったもの。

 シャロレー牛肩ロースステーキ、フランス産牛のシャロレー牛をステーキにしたもの、ちょっと面白そうなのでフランスのお肉を頂くことにしました。ちょっと固めの赤身肉ですよ、とシェフのお話ですが、いいじゃあないか、食べ応えがありそうだ、とわくわく。

 香草バターと合わせて、表面にしっかりと、ただ深部の赤身には牛肉の酸味と肉汁をしっかりとたたえた、ステーキなんて焼くだけだろう、と知ったような気障さをルクレルク戦車のように吹き飛ばす、なんというか、知っているようで初めての味、を体験できた。

 ステーキで、ビーフを香辛料だけではない香草とバターの奥に、焼き加減で現れる焼き具合の違いから味わいの違いにつなげるという一品、美味しいという一言よりもなるほどなあ、となにか納得して、これが美味しいという味覚の感想ではなく美食の体験、という。

 フレンチって、調理法なのですよね。イタリアンは素材を活かすというか、新鮮な素材をできるだけそのまま頂く和食の様な印象があるのですが、フランスの調理法は技巧を誇るような、だから技術が必要なのですが、外食したなあ、という満足感に直結します。

 Brasserie VAPEURS、中京区三条新町西入ル釜座町という、ここは堀川三条と烏丸三条のちょうど中間あたりの沿道に、この町家は奥に入れるぞ、というその先に佇む好奇心から探訪することが楽しく美味しい結果に繋がる、そんなお店であったりするのですよね。

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【京都発幕間旅情】JR東海HC85系特急ひだ号とJR高山線を視点に加えた岐阜基地航空祭輸送

2023-11-11 07:00:16 | コラム
■日曜日は岐阜航空祭
 HC85系特急ひだ大阪駅始発列車の東海道本線での面白い構図を撮影する事が出来ました。

 岐阜基地航空祭、JR高山線という移動方法をもう少し注目してみるべきなのでしょうね。高山線は岐阜駅から高山駅まで山間部を走る路線ですが、いまでも大阪駅までの直通特急を、一日一往復だけだけれども、運行していますし、30分間隔の普通列車も走る。

 高山線は岐阜駅から鵜沼駅までの区間で岐阜基地の滑走路と並走、といいますか航空祭輸送の主役である名鉄各務原線とも線路が並行しています、幾つかの駅は、名鉄よりも基地の北門や新北門から距離が離れるとはいえ、その分は多少混雑していないのです。

 名鉄が臨時列車を運行しているのに対して、JR東海は航空祭臨時列車を運行していませんから高山線の輸送力は限られる、なにより名鉄線が複線なのに対して高山線は単線、名鉄線が電化路線なのにたいして高山線は非電化路線、ディーゼルカーの大国という。

 京都大阪からは、しかし岐阜駅で東海道線新快速に乗り換えればJR東海とJR西日本の境界である米原駅まで50分、そして米原から京都まで新快速なら50分、行きにそんな悠長は出来ず、東海道新幹線が必須ですが、急がない帰路には選択肢にはならないかな。

 ひだ号、特急ひだ号がワイドビューひだ号のころのようなカミンズのエンジンを轟轟たる迫力で運用される時代ではなくなってしまいましたが、それでも京都駅の朝にやって来るJR東海の在来線特急が大活躍している様子も高山線では時鐘代わりの日常なのだ。

 航空祭は初動が重要なので行は運行本数や編成の長い名鉄の優位性は揺るがないと思うけれども、帰りにホームが混雑しやって来る列車はもっと混雑しているという状況ならば、ここはひとつJR東海のディーゼル列車に乗って移動するのもお勧めかもしれない。

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