■春は江田島
今年もこの場所にやってきたという情感が湧くのです。
江田島の江田内、春の息吹は花粉なのか黄砂なのか靄が若干視界を陽光で帳にかけるそのさき、牡蠣いかだが延々と並ぶ中でその先に掃海母艦と護衛艦、江田島の春を代表する風景なのだと勝手に考えています。その先には江田島の、幹部候補生学校がある。
牡蠣いかだは情景としては美しいのですが、視界を遮るところとなってしまうものですから、わたしは多少面倒でも坂道を登って撮影位置を公民館といいますか集会所の前の広場から撮影するところとしていまして、もちろん豪雨の時などは別なのですけれど。
岩風呂山って、こんなに高かったでしょうか。江田島の高台を登ってゆくとともに、単にハイキングするのならば兎も角としまして、重い望遠レンズに一眼レフと一眼カメラに予備のカメラと三脚に待機時間が長くなるので椅子まで携行していますと、重い。
第74期一般幹部候補生課程卒業生、第76期飛行幹部候補生課程卒業生。今回この練習艦隊江田島出航を撮影するべく、この岩風呂山中腹の集会所前まで上ったのですが、撮影位置にカメラを構えていますと、幹部候補生学校卒業生たちが次々と交通船で。
警戒船とヲタ船も。この数年というところでしょうか、艦艇マニアがチャーターしたプレジャーボートなどがこの江田内の艦艇停泊水域に遊弋しコウコウノジユウサクセンを始めるようになりまして、妙に軍艦旗とかを掲げている船を警戒船が警戒している。
かしま両舷にも交通船が続々接舷しています、いよいよ卒業式を終えた候補生たちが近海練習航海へ、外洋練習航海へと向かうべく乗り込んでいるのです。晴れてよかったなあ、とは近所の方、もちろん遠方の方とかもカメラ越しの卒業式を見守りまして。
さわぎり。近海練習航海部隊は護衛艦さわぎり、掃海母艦うらが、練習艦かしま、より編成されていまして、概要練習航海部隊は護衛艦むらさめ1隻を以て編成されています。概要練習航海部隊が1隻とは若干寂しさを感じますが、艦艇不足が現実なのだ。
練習艦隊の任務、近海練習航海と外洋練習航海の目的とは幹部自衛官としての基礎的な素養を艦隊勤務により培うというところがありまして、結局のところ自衛隊は現代軍隊に伍することを目指すものの、芯の部分は船乗りを机上だけでは練成できない事を示す。
神社のあたりまで登山するべきだったか、ちょっと毎年考えてしまうのは藪と竹林がありますので視界の一部が遮られてしまうという実情です、もう少し高いところまで徒歩でも更に10分ほどなのですけれど、そうすると視界は遮られないのですけれども。
SH-60K哨戒ヘリコプターの祝賀飛行です。1機だけというものでこちらも航空機数が足りない現状だ、もしMQ-9無人機など滞空時間の長い航空機が揃えられた際にはもう少し航空機の編隊規模が大きくなるのかなあ、と思ったりしたのですが、さてさて。
山頂とは言わずとももう少し標高の高い場所まで上りましたならば視界は開けるのですが、しかし艦艇からは遠くなる、望遠レンズがあるのだけれども距離は靄と霞で視界が狭まることを意味しまして、するとやはりこのあたりの撮影位置が理想的なのかなあ。
T-5練習機の編隊飛行、小月航空基地からの航空機ですね。かなり距離があるのですが、江田島基地から見上げるとどんな感じに見えるのかなあ、思い切り望遠性能を発揮しつつ、さて次の航空機は、艦隊の動きは、と。練習艦隊江田島出航がいよいよ始まります。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
今年もこの場所にやってきたという情感が湧くのです。
江田島の江田内、春の息吹は花粉なのか黄砂なのか靄が若干視界を陽光で帳にかけるそのさき、牡蠣いかだが延々と並ぶ中でその先に掃海母艦と護衛艦、江田島の春を代表する風景なのだと勝手に考えています。その先には江田島の、幹部候補生学校がある。
牡蠣いかだは情景としては美しいのですが、視界を遮るところとなってしまうものですから、わたしは多少面倒でも坂道を登って撮影位置を公民館といいますか集会所の前の広場から撮影するところとしていまして、もちろん豪雨の時などは別なのですけれど。
岩風呂山って、こんなに高かったでしょうか。江田島の高台を登ってゆくとともに、単にハイキングするのならば兎も角としまして、重い望遠レンズに一眼レフと一眼カメラに予備のカメラと三脚に待機時間が長くなるので椅子まで携行していますと、重い。
第74期一般幹部候補生課程卒業生、第76期飛行幹部候補生課程卒業生。今回この練習艦隊江田島出航を撮影するべく、この岩風呂山中腹の集会所前まで上ったのですが、撮影位置にカメラを構えていますと、幹部候補生学校卒業生たちが次々と交通船で。
警戒船とヲタ船も。この数年というところでしょうか、艦艇マニアがチャーターしたプレジャーボートなどがこの江田内の艦艇停泊水域に遊弋しコウコウノジユウサクセンを始めるようになりまして、妙に軍艦旗とかを掲げている船を警戒船が警戒している。
かしま両舷にも交通船が続々接舷しています、いよいよ卒業式を終えた候補生たちが近海練習航海へ、外洋練習航海へと向かうべく乗り込んでいるのです。晴れてよかったなあ、とは近所の方、もちろん遠方の方とかもカメラ越しの卒業式を見守りまして。
さわぎり。近海練習航海部隊は護衛艦さわぎり、掃海母艦うらが、練習艦かしま、より編成されていまして、概要練習航海部隊は護衛艦むらさめ1隻を以て編成されています。概要練習航海部隊が1隻とは若干寂しさを感じますが、艦艇不足が現実なのだ。
練習艦隊の任務、近海練習航海と外洋練習航海の目的とは幹部自衛官としての基礎的な素養を艦隊勤務により培うというところがありまして、結局のところ自衛隊は現代軍隊に伍することを目指すものの、芯の部分は船乗りを机上だけでは練成できない事を示す。
神社のあたりまで登山するべきだったか、ちょっと毎年考えてしまうのは藪と竹林がありますので視界の一部が遮られてしまうという実情です、もう少し高いところまで徒歩でも更に10分ほどなのですけれど、そうすると視界は遮られないのですけれども。
SH-60K哨戒ヘリコプターの祝賀飛行です。1機だけというものでこちらも航空機数が足りない現状だ、もしMQ-9無人機など滞空時間の長い航空機が揃えられた際にはもう少し航空機の編隊規模が大きくなるのかなあ、と思ったりしたのですが、さてさて。
山頂とは言わずとももう少し標高の高い場所まで上りましたならば視界は開けるのですが、しかし艦艇からは遠くなる、望遠レンズがあるのだけれども距離は靄と霞で視界が狭まることを意味しまして、するとやはりこのあたりの撮影位置が理想的なのかなあ。
T-5練習機の編隊飛行、小月航空基地からの航空機ですね。かなり距離があるのですが、江田島基地から見上げるとどんな感じに見えるのかなあ、思い切り望遠性能を発揮しつつ、さて次の航空機は、艦隊の動きは、と。練習艦隊江田島出航がいよいよ始まります。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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