■戦術偵察機が必要だ
昔は偵察器材が重く偵察機は専用の機体が必要でしたが現代では戦闘機の多用途性が向上し戦闘機をそのまま戦闘機にも偵察機にも転用可能です、偵察ポッドさえ積めば。
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百里基地のF-2戦闘機にMS-110航空偵察ポッドを搭載し、有事の際には難しくとも平時における災害派遣へ航空偵察能力を構築することはできないか。航空自衛隊には現在既にRQ-4グローバルホーク偵察機の配備が開始され、RF-4戦術偵察機退役後、災害時に航空偵察を行う手段がない、という状況か改善の見通しが立ちつつあるのは理解するのですが。
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RQ-4グローバルホーク無人偵察機、しかし、その後幾つかの台風災害や航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させる震度五強以上の地震が発生した場合でもRQ-4を展開させたことはありません、そしてなにより、無人偵察機であり滞空型無人機であるRQ-4は、何かあったときに緊急発進させ現場に急行させるという運用を想定した戦術偵察機ではないということ。
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戦術偵察機は素早い速度で偵察地域へ展開することが可能ですし、なにより戦闘機を転用しているのですから緊急発進へ短時間で離陸させる設計思想に基づいています。現在の災害でも一定以上の地震では戦闘機を緊急発進させ目視で偵察、昼間であれば国籍不明機撮影用にデジタルカメラも載せていますが、夜間は目視、偵察能力は低いことは否めません。
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F-2戦闘機ならば緊急発進の待機を行っています、もちろんスクランブル待機のF-2戦闘機にMS-110偵察ポッドを常に搭載するわけには行かないので、災害があった際にポッドを装着するための数時間はかかるのですが、なにもないよりは、情報収集を素早く行うことが可能です。松島基地の航空教育集団隷下のF-2Bが使えればいいのですけれど、どうか。
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MS-110は戦闘機装着型の偵察ポッドで、デジタル画像を昼夜や気象条件にとらわれず撮影可能であり、複合光波スペクトル合成での夜間カラー画像、反射特性や赤外線特性を複合してカラー画像に仕上げる方式、被災地の情報をカラーのデジタル画像とした上で、前のRF-4と違いフィルム式ではないため、現像せず市ヶ谷や永田町へ電送可能、正に即応だ。
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偵察航空部隊の必要性を改めて感じるのですが、航空自衛隊には戦闘機の調達と部隊整備だけで手一杯という状況があります、いやMS-110はメーカーによればビジネスジェットにも搭載できるというので、いっそT-4練習機に搭載、と考えるのですが空中給油できないT-4の行動範囲は限界がある、しかし現状のままでは十分に災害対応ができないのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
昔は偵察器材が重く偵察機は専用の機体が必要でしたが現代では戦闘機の多用途性が向上し戦闘機をそのまま戦闘機にも偵察機にも転用可能です、偵察ポッドさえ積めば。
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百里基地のF-2戦闘機にMS-110航空偵察ポッドを搭載し、有事の際には難しくとも平時における災害派遣へ航空偵察能力を構築することはできないか。航空自衛隊には現在既にRQ-4グローバルホーク偵察機の配備が開始され、RF-4戦術偵察機退役後、災害時に航空偵察を行う手段がない、という状況か改善の見通しが立ちつつあるのは理解するのですが。
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RQ-4グローバルホーク無人偵察機、しかし、その後幾つかの台風災害や航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させる震度五強以上の地震が発生した場合でもRQ-4を展開させたことはありません、そしてなにより、無人偵察機であり滞空型無人機であるRQ-4は、何かあったときに緊急発進させ現場に急行させるという運用を想定した戦術偵察機ではないということ。
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戦術偵察機は素早い速度で偵察地域へ展開することが可能ですし、なにより戦闘機を転用しているのですから緊急発進へ短時間で離陸させる設計思想に基づいています。現在の災害でも一定以上の地震では戦闘機を緊急発進させ目視で偵察、昼間であれば国籍不明機撮影用にデジタルカメラも載せていますが、夜間は目視、偵察能力は低いことは否めません。
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F-2戦闘機ならば緊急発進の待機を行っています、もちろんスクランブル待機のF-2戦闘機にMS-110偵察ポッドを常に搭載するわけには行かないので、災害があった際にポッドを装着するための数時間はかかるのですが、なにもないよりは、情報収集を素早く行うことが可能です。松島基地の航空教育集団隷下のF-2Bが使えればいいのですけれど、どうか。
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MS-110は戦闘機装着型の偵察ポッドで、デジタル画像を昼夜や気象条件にとらわれず撮影可能であり、複合光波スペクトル合成での夜間カラー画像、反射特性や赤外線特性を複合してカラー画像に仕上げる方式、被災地の情報をカラーのデジタル画像とした上で、前のRF-4と違いフィルム式ではないため、現像せず市ヶ谷や永田町へ電送可能、正に即応だ。
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偵察航空部隊の必要性を改めて感じるのですが、航空自衛隊には戦闘機の調達と部隊整備だけで手一杯という状況があります、いやMS-110はメーカーによればビジネスジェットにも搭載できるというので、いっそT-4練習機に搭載、と考えるのですが空中給油できないT-4の行動範囲は限界がある、しかし現状のままでは十分に災害対応ができないのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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専用機は不要と判断しているのでしょう。