■防衛情報-ウクライナ戦争
日本は多過ぎと指摘される将校の数というのは重要だと改めて。ロシア軍はかなりの指揮官損耗を抱えていると繰り返し指摘されていますが結果として攻撃が緩慢となっています。適正数は難しい。
第1親衛戦車軍、第6諸兵科連合軍、第25諸兵科連合軍はクピャンスクとリマン地域において限定的な戦果を収めた、10月18日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告がその概要を分析しました。特筆すべき点は、第1親衛戦車軍、第6諸兵科連合軍、第25諸兵科連合軍というかなりの戦力を投入したが、戦果が限定的でしかない、という点でしょう。
オスキル川まで前進しルガンスク州での緩衝地帯を形成することが目的ではないかとイギリス国防省は分析しています。ロシア軍のこの地域の攻撃は10月に入り激増していますが、ただ、限定的な前進による損害も大きく、イギリス国防省はウクライナのこの地域における防衛線の概況から、突破口を得られる見込みは非常に薄いと分析しています。
■ロボティネ南西地域
昨年末から三月にかけてのバフムトと似た状況がロボティネ周辺で醸成されているのでしょうか。
ISWアメリカ戦争研究所が10月18日に公表した戦況報告によればウクライナ軍はロシア軍攻撃を以下の地域で撃退したとのこと、クピャンスクの南東19kmにあるイヴァニフカ、スヴァトヴェの南西20kmにあるマキィフカ。対してウクライナ軍はバフムト南西5㎞地点にあるクリシチフカにて前進しロシア軍を排除、鉄道線を確保しつつあるもよう。
ロボティネ南西地域ではウクライナ軍が奪還に成功した地域がロシア軍の威力偵察を繰り返し受けているというウクライナ軍参謀本部発表をISWは紹介しています。その上でロシア軍の行動について、ロボティネ地域でのロシア軍後退は作戦計画にない敗走であり、この地域を再確保するべく威力偵察を行い兵力を集中しているとISWは分析しています。
■ドニエプル川渡河作戦
架橋出来ない限り大きな転換は無いのかもしれない。
ドニエプル川渡河作戦について、ISWアメリカ戦争研究所が10月18日に公表した戦況報告によれば、10月17日から18日にかけウクライナ海兵隊の2個中隊規模の部隊がヘルソン州東岸地域にあるピシャニフカに攻撃を行い、警戒中のロシア軍と戦闘になったとの事ですが、ロシア軍筋の情報としてウクライナ軍は橋頭保確保に至っていないもよう。
ドニエプル川渡河の概況は、ピシャニフカとポイマに対して中隊規模の舟艇部隊が渡河を図っているもよう。ただ、ISW分析によればこの地域においてウクライナ軍は戦果拡張に必要な大規模な機械化部隊を渡河できる体制を確立していないとしています。他方、この戦線はクリミア半島への接近経路であり、ロシアには神経質な要素であることは確かです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
日本は多過ぎと指摘される将校の数というのは重要だと改めて。ロシア軍はかなりの指揮官損耗を抱えていると繰り返し指摘されていますが結果として攻撃が緩慢となっています。適正数は難しい。
第1親衛戦車軍、第6諸兵科連合軍、第25諸兵科連合軍はクピャンスクとリマン地域において限定的な戦果を収めた、10月18日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告がその概要を分析しました。特筆すべき点は、第1親衛戦車軍、第6諸兵科連合軍、第25諸兵科連合軍というかなりの戦力を投入したが、戦果が限定的でしかない、という点でしょう。
オスキル川まで前進しルガンスク州での緩衝地帯を形成することが目的ではないかとイギリス国防省は分析しています。ロシア軍のこの地域の攻撃は10月に入り激増していますが、ただ、限定的な前進による損害も大きく、イギリス国防省はウクライナのこの地域における防衛線の概況から、突破口を得られる見込みは非常に薄いと分析しています。
■ロボティネ南西地域
昨年末から三月にかけてのバフムトと似た状況がロボティネ周辺で醸成されているのでしょうか。
ISWアメリカ戦争研究所が10月18日に公表した戦況報告によればウクライナ軍はロシア軍攻撃を以下の地域で撃退したとのこと、クピャンスクの南東19kmにあるイヴァニフカ、スヴァトヴェの南西20kmにあるマキィフカ。対してウクライナ軍はバフムト南西5㎞地点にあるクリシチフカにて前進しロシア軍を排除、鉄道線を確保しつつあるもよう。
ロボティネ南西地域ではウクライナ軍が奪還に成功した地域がロシア軍の威力偵察を繰り返し受けているというウクライナ軍参謀本部発表をISWは紹介しています。その上でロシア軍の行動について、ロボティネ地域でのロシア軍後退は作戦計画にない敗走であり、この地域を再確保するべく威力偵察を行い兵力を集中しているとISWは分析しています。
■ドニエプル川渡河作戦
架橋出来ない限り大きな転換は無いのかもしれない。
ドニエプル川渡河作戦について、ISWアメリカ戦争研究所が10月18日に公表した戦況報告によれば、10月17日から18日にかけウクライナ海兵隊の2個中隊規模の部隊がヘルソン州東岸地域にあるピシャニフカに攻撃を行い、警戒中のロシア軍と戦闘になったとの事ですが、ロシア軍筋の情報としてウクライナ軍は橋頭保確保に至っていないもよう。
ドニエプル川渡河の概況は、ピシャニフカとポイマに対して中隊規模の舟艇部隊が渡河を図っているもよう。ただ、ISW分析によればこの地域においてウクライナ軍は戦果拡張に必要な大規模な機械化部隊を渡河できる体制を確立していないとしています。他方、この戦線はクリミア半島への接近経路であり、ロシアには神経質な要素であることは確かです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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アメリカが東西に分断される小説がありましたけど
日本の左派やリベラルは、なぜプーチン大統領を信用しているのかな?と