北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和元年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2019.12.14-12.15)

2019-12-13 20:10:38 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 師走の風景もほぼ木々は冬支度を終え寒々とする中ではありますがみなさまいかがお過ごしでしょうか、今週末の行事紹介です。いよいよ新田原航空祭の季節だ。

 第5航空団の新田原基地、宮崎県の宮崎市北方の新富町、その小高い丘陵地に位置する基地は南九州及び南西諸島北部の防空を担う近年那覇基地とともに中国軍事圧力に直面する基地であると共に、自衛隊初のF-15飛行隊が配備されたマザースコードロンの基地でもある。基地は終日逆光ですが外柵沿に鷲取台という観光施設があり、ここからは順光でした。

 新田原基地航空祭は0830時のオープニングフライトに第305飛行隊と第23飛行隊のF-15戦闘機及び救難隊の編隊飛行と共に開始され、0855時から救難飛行展示、0920時より第23飛行隊F-15DJ機動飛行、そして築城基地より第8航空団隷下のF-2戦闘機が展開し機動飛行を実施、1030時から第305飛行隊のF-15による機動飛行、連続して実施されます。

 百里基地航空祭第二段的な飛行展示が新田原基地航空祭では実施されまして、百里基地第7航空団のF-4EJ改戦闘機による防空展示と偵察航空隊第501飛行隊のRF-4による展示飛行が揃って午前中に行われます。続いて三沢のアメリカ空軍F-16戦闘機による飛行展示が実施され、午前中の戦闘機系の飛行展示が完了、1400時よりブルーインパルスが飛びます。

 海上自衛隊艦艇広報について。掃海管制艇ながしま西大分港一般公開が土曜日14日と日曜日15日に大分県大分市西大分港9-D岸壁にて実施されます。掃海管制艇は無人掃海艇SAMを管制する元掃海艇で近年の掃海艇がほぼ機雷掃討艇としての設計を採用しているのに対し、ながしま、は伝統的な掃海艇の艦上配置を採用する昨今貴重な一隻となっています。

 さて撮影の話題を。自衛隊関連行事、撮影に際して開門と同時に良い撮影位置を確保した、としましょう。しかし、陣地変換の必要性を感じた際にはどうすればよいのでしょうか。状況は数多考え得る、来場者の増大による視界制約、広報用区画の事後確保、車両待機位置の変遷、撮影が難しくなった場合の選択肢です、朝いちばんに苦労し確保した場所を動くべきか否か。

 経験論から言いますと、早い時間に、それこそ早起きして目指した撮影位置を事後に去るのは厳しいものです。しかし、この位置で撮影できる画角が限られるので在れば、素早く撮影し、特に部隊整列や指揮官巡閲などの行事の一幕と言うべき重要な局面、こうしたものを撮影しましたらば陣地変換する、という胆力といいますか一種の覚悟は必要でしょう。

 撮影位置について、好転しない状況を前にしかし早起きしたのだからと延々と同じ位置に固執することは、結果的に撮影全般に悪い結果をもたらす懸念があります。移動した先に良い撮影条件があるのかは未知数でも、最初の撮影位置に固執した場合の結果を冷静に判断する必要があるでしょう。動く事は勇気がいりますが、動かない結果を見定めるべきだ。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・掃海管制艇ながしま西大分港一般公開…https://www.mod.go.jp/msdf/
・新田原基地航空祭2019…https://www.mod.go.jp/asdf/nyutabaru/index.html

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自衛隊サイバー戦と自衛官募... | トップ | 【G3X撮影速報】ひゅうが飛行... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

北大路機関 広報」カテゴリの最新記事