■春日井駐屯地祭二〇二四
暑かったというか熱かった。いやあらためて今考えてみるとその後の今津も百里も富士も明野も涼しい所なんて無かったのだけれども。
春日井駐屯地にて記念行事参加部隊が行進で式典会場に入場します。緑色が武器科で茶色が施設科、紫色が輸送、でしたか、記憶があいまいなので調べると施設は茶色ではなく海老茶色、というそう。例年は此処に橙色の部隊旗が並んでいたのですけれども。
橙色の部隊旗は機甲科を示していまして、今年三月までここには第10偵察隊が駐屯していました。しかし、移駐ではなく廃止改編されてしまい、同日付でやはり廃止改編された今津駐屯地の第10戦車大隊と人員を編合し、豊川駐屯地第10偵察戦闘大隊となった。
第10後方支援連隊、連隊旗とともに連隊幹部が入場します。職種カラーは涼しげですが、もうこの時点で気温は35度を超えている状況でして、そう、春日井というのは愛知県の濃尾平野、つまり熱がこもって全国屈指の暑さというか熱さとなっているところ。
部隊紹介、そして並ぶ部隊へ凄い真夏の日差しが。これ、見ていると物凄く暑そうに見えるのですが時計を見てみるとまだ十時前なのですね、式典開始は1000時からですので、そう、式典前の時点でこれだけ暑そうに見える、いや、実際暑かった、熱かった。
第10施設大隊、本部管理中隊と3個施設中隊の中隊旗が一斉に旗の敬礼動作、師団施設は戦闘工兵、として編成された歴史がありますので、障害処理に障害構築と野戦築城とそして渡河、この最後の渡河を除けば全部この真夏には熱そうだなあ、という印象で。
観閲部隊指揮官入場、やはり熱そうだ。ヒートストレスとともに日本の場合は湿気が、湿気というのは東南アジアでも当てはまることなのですけれども、響きまして、ここに戦闘防弾チョッキなど個人防護装備を着こむわけですから、息苦しさは想像を絶する。
観閲部隊指揮官へ敬礼、感謝の駐屯地と言われる春日井駐屯地ですが、それはおそらくこの駐屯地記念行事の際に営門の“ありがとうございました”の特設門にしるされた文字が写真を撮るとほぼ必ず入ってしまうからなのだろうなあ、と推測するところです。
業務車3号にて執行者入場、いつかはクラウン、という言葉がありましたが自衛隊では業務車3号といいますとそれなりに高い幹部でなければ乗ることができませんので、当て嵌まるのか。多忙故に仕事の末偉くなっていていつの間にかクラウン、という事も。
荒川ゆかり1等陸佐、第10後方支援連隊長、兼ねて春日井駐屯地司令の登壇です。後方支援連隊長は師団第四部長を兼ねる高級幹部、此処に漸く女性幹部が上番出来るようになりましたので、此処の分野でようやく同盟国に少しだけ追いついた構図でしょう。
執行者に対し敬礼、荒川連隊長が整列した部隊に対し答礼します。しかしこれ、常装夏服に見えないのですが、気温も相まって暑さが心配になるのです、まあ、これも素材は夏服、ということなのでしょうか。制服にかんしての種類はちょっとわかりにくい。
41度の温度計、車載温度計はこの日41度となっていて、春日井市の最高気温は37度だったと気象台は発表しているのですけれども、こういうのを危険な熱さ、というのだろうなあと思うのです。いっそ、業務服として空調服の迷彩2型を用意すべきでは。
巡閲。荒川連隊長が整列した部隊の前を巡閲します、例年三月に行われています春日井駐屯地祭は今年三月の部隊改編の多忙により、気温の高い愛知県、まさかの真夏開催となったところなのですが、いよいよ式典が炎天下に陽炎とともに開始されたわけです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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暑かったというか熱かった。いやあらためて今考えてみるとその後の今津も百里も富士も明野も涼しい所なんて無かったのだけれども。
春日井駐屯地にて記念行事参加部隊が行進で式典会場に入場します。緑色が武器科で茶色が施設科、紫色が輸送、でしたか、記憶があいまいなので調べると施設は茶色ではなく海老茶色、というそう。例年は此処に橙色の部隊旗が並んでいたのですけれども。
橙色の部隊旗は機甲科を示していまして、今年三月までここには第10偵察隊が駐屯していました。しかし、移駐ではなく廃止改編されてしまい、同日付でやはり廃止改編された今津駐屯地の第10戦車大隊と人員を編合し、豊川駐屯地第10偵察戦闘大隊となった。
第10後方支援連隊、連隊旗とともに連隊幹部が入場します。職種カラーは涼しげですが、もうこの時点で気温は35度を超えている状況でして、そう、春日井というのは愛知県の濃尾平野、つまり熱がこもって全国屈指の暑さというか熱さとなっているところ。
部隊紹介、そして並ぶ部隊へ凄い真夏の日差しが。これ、見ていると物凄く暑そうに見えるのですが時計を見てみるとまだ十時前なのですね、式典開始は1000時からですので、そう、式典前の時点でこれだけ暑そうに見える、いや、実際暑かった、熱かった。
第10施設大隊、本部管理中隊と3個施設中隊の中隊旗が一斉に旗の敬礼動作、師団施設は戦闘工兵、として編成された歴史がありますので、障害処理に障害構築と野戦築城とそして渡河、この最後の渡河を除けば全部この真夏には熱そうだなあ、という印象で。
観閲部隊指揮官入場、やはり熱そうだ。ヒートストレスとともに日本の場合は湿気が、湿気というのは東南アジアでも当てはまることなのですけれども、響きまして、ここに戦闘防弾チョッキなど個人防護装備を着こむわけですから、息苦しさは想像を絶する。
観閲部隊指揮官へ敬礼、感謝の駐屯地と言われる春日井駐屯地ですが、それはおそらくこの駐屯地記念行事の際に営門の“ありがとうございました”の特設門にしるされた文字が写真を撮るとほぼ必ず入ってしまうからなのだろうなあ、と推測するところです。
業務車3号にて執行者入場、いつかはクラウン、という言葉がありましたが自衛隊では業務車3号といいますとそれなりに高い幹部でなければ乗ることができませんので、当て嵌まるのか。多忙故に仕事の末偉くなっていていつの間にかクラウン、という事も。
荒川ゆかり1等陸佐、第10後方支援連隊長、兼ねて春日井駐屯地司令の登壇です。後方支援連隊長は師団第四部長を兼ねる高級幹部、此処に漸く女性幹部が上番出来るようになりましたので、此処の分野でようやく同盟国に少しだけ追いついた構図でしょう。
執行者に対し敬礼、荒川連隊長が整列した部隊に対し答礼します。しかしこれ、常装夏服に見えないのですが、気温も相まって暑さが心配になるのです、まあ、これも素材は夏服、ということなのでしょうか。制服にかんしての種類はちょっとわかりにくい。
41度の温度計、車載温度計はこの日41度となっていて、春日井市の最高気温は37度だったと気象台は発表しているのですけれども、こういうのを危険な熱さ、というのだろうなあと思うのです。いっそ、業務服として空調服の迷彩2型を用意すべきでは。
巡閲。荒川連隊長が整列した部隊の前を巡閲します、例年三月に行われています春日井駐屯地祭は今年三月の部隊改編の多忙により、気温の高い愛知県、まさかの真夏開催となったところなのですが、いよいよ式典が炎天下に陽炎とともに開始されたわけです。
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