◆2013年元日、新しい一年の始まり
皆様あけましておめでとうございます、本日より2013年となりました。毎年恒例の年々ますます快調に悪化している北大路機関新年のあいさつです。
新しい年、新しい日々、全てが今日から始まります、皆様、今年一年もよろしくおねがいします。北大路機関は防衛に特化しすぎた印象がある昨今ですが、元来は鉄道と名所旧跡紹介も重視してきた北大路機関、名所旧跡の探訪と文化の維持は防衛の一分野でもあり、多様な視点と思考の柔軟化を期するためにも、今年はある程度を扱いたいところ、第二北大路機関とともに防衛だけにとどまらないWeblog発足当時の北大路機関、つまり北大路機関の原点回帰を模索したい。
曰く“私の時代の、私の国では、海の彼方は、つねに夷狄の押し寄せてくる場所でしたから。忌々しく思うことはあっても、憧れたことはありません”との言葉がありましたが海洋国家たる我が国では条件として立地が似た国もある一方、今日、海洋の安全と航路の自由、そして洋上の護りこそ防衛の第一歩、本年もこの視点からいろいろと議論してゆきましょう。現在、喫緊の課題である島嶼部防衛や長期的な重要課題である防衛産業に関する考察記事を連載していますが、今年も様々な企画を展開します。
曰く“忘れないで。その優しさがもっと大きな悲しみを呼び寄せる事もあるのよ。”とはとある方の言葉、優しさだけでは解決し得ない、これは御尤もな言葉です。安全保障面でも特に世界政治においては例えば人道の観点からの戦争回避の政策決定が次のより大きな戦争の要因となったこともあります。一方、“もう誰にも頼らない。 誰に解かってもらう必要もない・・・”という言葉もありましたが、意見集約と討議の体系化こそ共通言語を有する社会での最重要の要素であり、その場を提供する事を目指したい。
曰く“人生何でもチャレンジ!、nevergive up”、という言葉でとある方のために頑張った方がいましたが、北大路機関は、双方向性を維持するためにコメント欄に対し確実なお返事を行う、という方針を貫いてきたものの、多忙過ぎ記事作成がやっと、平時に予備記事を大量にHTML文書で蓄積し、繁忙期に放出、という手法を取らざるを得ない時期もあり、この方式が2012年に破綻してしまったのは残念でした、2013年は、諦めない精神でコメント欄のお返事と双方向性の議論を可能とする体制を再構築したい、というのが当面の目標です。
曰く“・・・未来に対して前向きなやつを見ると、思わず蹴りたくなるな”という言葉がありましたが2012年は政権交代の一年でした、政党名としての未来は別としまして、未来に単純に前向き、つまり楽観視だけというのは仰る通り危険です。このためには備え、即ち危機管理というものを概念として普及させるための手段も考えてゆかねばなりません、“ふん、このヘタレが。世間が勝手に作り上げた評判など知ったことか”という言葉もありましたので、既存の概念に縛られることなく論理展開を行ってゆこう、と。
曰く“自分がこの世界に対してなにか意味があることを成せるなどと思わないことだね。・・・君が気にかけているほど世界は君を気にかけていない。・・・でもそれが心理だよ。それに気づいたとき人は大人になれる。”とはかの方の言葉ですが、評価される前提の行動というものは、上記の通り空回りしてしまい、初めてその点に気付くことで一歩前進できるのです。この点、北大路機関としては意味がある内ではなく、やれることをやる、やることをやす、という方式を貫こうか、と、恐らくこれがたった一つの冴えたやり方、でしょう。
曰く“ダービーに勝つのはダービーに出た馬のみ”、ダービーの精度を考えてみますと、それよりもまず第一にダービーに出るまでが大変という意見は強そうなのですけれども、討議も議題を出さなければ成り立ちませんし、共有知として知識の集約と内部化を図らなければ議題の条件が限られてしまいます。行事紹介とともに、防衛や安全保障に関する知識を普及させることを目指し、併せて当方の少なからぬ勘違いをコメント欄にて修正する、こうした方式を今後も目指さなければなりませんね。
さて、限られた時間で多くの記事を作成し、どうしても避けて通れないのが誤字脱字です。この部分を繰り返し突っ込まれ、かなり落ち込み、過去にはかなり強い口調で繰り返し注意されたこともありましたが、時間がないのだから書く以上仕方ない、曰く“二回死ね!”、・・・、ではない“なんでで?気にしない・・・”、という程度の鈍感力で、まあ、やっていこうか、と今年も考えています。ただ、Weblogの更新方式は通常のHTMLの文書とは異なり、校閲が難しい、だが、なんとかしてゆきたい。
それじゃあ!みんな!いくよー!、とまあ、2013年最初の記事とさせていただきました、昨年の最初の記事を見ますと、2012年に実施した師団・旅団司令部行事列島縦断、なんてものは影も形もなく、行ったことの無い九州南部や北海道北部の師団司令部行事などを紹介したい、としていましたので、長期計画というよりは行事予定を元に展開できる行事や最新装備を考えてゆこう、と、まあ、そんなかたちで構えています。行事予定は新年度に発表、何処に行けるか、今年はどうなる事やら。
さてさて、こんな北大路機関ですが、なんでも、かなりの方が読まれているようで、駐屯地や基地で雑談をしますと、知っている、読んで来た、という方が少なからずいらっしゃいます。この点からも正確な情報と丁寧な紹介を心掛け、可能な範囲内で実現してゆこう、と常に決意し続けています。さて、一日当たりの平均アクセス数は3500ほど、元日は一年でお盆と並びもっともアクセス数が低迷するのですが、本日はなんと2245時時点でアクセス数7300越え、過去一ヶ月の平均アクセス数は5300、自衛隊関係の写真と記事を見慣れた方は本日の写真、驚かれるかもしれませんが、毎年元日か大晦日はこんな感じの記事となっています、曰く“ついてこれるか?”、ではありませんが、今年もよろしく。
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