イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

刻々と流れる”感じ”の旅!

2009-12-05 | 第二章「五感と体感」

 昨日、とある場所でMさんのスピーチを聴いたが、その中であるピアノを聴いていると、その中から日本人が弾いていると日本語が聴こえる・・・といった大変貴重なお話を聴かせていただいた。

 なるほどね・・・と思った。10月の終わりごろから、最近まで石川啄木を、のんびりと楽しんできた。その中で、心理学者の言説かと驚くような一節を見出した。これは、カール・R・ロジャースのパーソナリティ理論の19の命題のうち、最初に出てくる命題である。

命題1:個人はすべて、自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界(world of experience)に存在する。

この経験は含蓄のある言葉であるが、少し変えて感じとか感情と置き換えると、啄木の言説と殆ど一致するのだ。

 昨日のMさんのお話も、音楽から日本語が聴こえるという”感じ”の話であった。

 そんなことを思い出し、今日の朝は嬉しくなった。これから13回、「五感と体感」の後半は”感じ”の流れを、芸術家では決してない私が、どう触れ、思索し、行動できるかということを意識してみたい。

(「日々の”感じ”の旅」1/13)

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