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魂がゆさぶられる奈良の旅(間を考える旅 5/10)

2017-12-16 | 旅・雑記帳

 1、2日目の今回の旅は古墳や遺跡巡りが多かったが、3日目、4日目はお寺巡りで仏像や庭園を満喫させていただいた。

 奈良(大和郡山、奈良市)に投宿したこともあり、朝8時30分の早朝から訪れることができ、清々しい拝観もできたようだ。私はカトリック信徒であり何故神社・仏閣かということがあるが、信仰の普遍性や人間の本質を考えていくと、逆に行きたくなるところがあるのだ。両親はとにかく、優しかった祖父母(二代前)より以前は仏教徒であったこともある。

 3日目は、早朝、奈良東大寺の戒壇院の四天王像を見学し、二月堂近辺を散策した後、まだ入ったことがなかった東大寺ミュージアムで日光・月光菩薩や聖武天皇との関わりで有名な陰剣、陽剣を拝見できた。

 

 

 

 そして、意外に近い京都府の浄瑠璃寺に移動。そこで、浄土式庭園をゆっくり祈りを込めて散策し、さらに本堂の有名な九体佛を拝観させていただいた。その時の阿弥陀如来像から受ける魂が揺さぶられるような感動。これは何だろうかと正直思った。

 ここで持統天皇のことなのだが、持統天皇は宗教にも深く関係する天皇というお立場もあるが、日本の政治的原型を構築する政治家の一人でもあり、有名なところでは薬師寺、伊勢神宮、さらに道教との関わりが半端ではない。また、自身の墳墓は仏教の影響だろうか火葬で骨壺に収められているが、隣に眠る天武天皇は棺に納められている。それは持統天皇ご自身が決められていて、まるで現世の宗教の違いを越えた視点を保持されているようだ。外観やこの世的な価値は大切にするものの本質(魂)はそれを越えているようだ。これは、私の縄文小説のテーマの一つでもあるが。

 

 

 

 

 

 さらに、近くの岩船寺にもより、ご住職に勧められて鐘もつかせていただいたりした。ここも、素晴らしいお寺であり、本堂の阿弥陀如来坐像は10世紀中期の作とされる、立派な丈六のご像で感動した。

 

 その後は、興福寺の東金堂で山田寺の仏頭(国宝)と山田寺と関係の深い日光菩薩・月光菩薩を拝見した。持統天皇は晩年に山田寺で、このような仏像を見られたのだろうかと思った。

 

 最後に蛇足だが、自分にも仏性があるとか、キリスト教でいうと人の身体は神の神殿といったことを思索し、信じると何かが見えて来るように思う。それが、今回の旅で再確認したことでもある。

間を考える旅 4/10

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