イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

匂いが分からなくなるマスク生活。雨の匂いが世界を変える?(5/10 五感と喜怒哀楽)

2022-05-10 | 第十一章「五感で面白おかしく」

五感の中で嗅覚だけが直接大脳辺縁系に入るという。視覚も聴覚も最初は大脳皮質。このため嗅覚にはプルースト効果というか、過去の思い出を突然思い出したりする特別ない性格があるようだ。

幼いころの実家の裏庭には沈丁花、ドクダミ・・匂いが忘れられない花が咲いていたものだ。それから、今日もそうだったが雨の匂いといった環境を知らせる匂いもある。雨の日は小学校の登下校の時に傘をさすが、それが飛行機の操縦桿のようで、傘をさして妄想して小走りするのが好きだった。なので、雨の日は本来不自由なのだが、どこか楽しいイメージが私の中にはある。

以上は私の場合だが、皆様も同じような匂いへの拘りというか過去を呼び覚ます匂いがあるのだと思う。そして、難しい課題の中で過去や未来にこころが奪われているときに、ふと思いがけず今ここの匂いで違う気分になれることがあるのだろう。雨で嫌だなと思うのは自然だが、雨の匂いでこころの中で自由が生まれるのも私の真実なのだろう。

大げさな表現はどうかとも思うが、雨の匂いで自由さを取り戻すこともあるのだ。

今日は昼過ぎから雨が降ってきた。また五感のことをいろいろ思索していたこともあり、ちょっと外出した。しかし、自分がマスクをしていたため、期待していた雨の匂いがしない。思わずちょっとマスクを外して歩いてしまった。写真はそんな時に畑の隅に咲いていた野の花。雨の匂いはデジタルでは伝わらないので雨の日の花の写真で。

マスクは鬱陶しいとか話し声が変わるとかいろいろ難点があるが、臭覚の問題をあげる人はどうだろうか。

感情生活に大きな影響を与える五感。マスク生活と嗅覚の問題も意識して、生活の質を向上させる努力をしたほうが良いのではないだろうか。特に子供が心配。

5/10 五感と喜怒哀楽

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

 なお、国会図書館、八王子市図書館には蔵書としておいてます。

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。 

     サンプルもあります。

       縄文小説 森と海と月   五千年前の祖先の愛と魂
       森 裕行

    --------------------------------------------------------


立夏に上野に眼の保養に・・・美術館や博物館で観る (4/10 五感と喜怒哀楽)

2022-05-07 | 第十一章「五感で面白おかしく」

ホモサピエンスの視覚は他の動植物と比較すると決して優れたものではない。ミツバチのように4原色を感知できず3原色しかできないのは、哺乳類として長い期間夜の生活をしすぎたのかもしれない。

脊椎動物としても本来あった頭頂眼も退化し、カナヘビやヤツメウナギのように三つめの眼があるわけではない。まあ、松果体としてホルモンを司る機能は残っているけど。

しかし、この視覚。現代においては科学技術のお陰で、デジタル化の恩恵もたくさんあり視覚によって、表面的には多くの恩恵を受けているようだ。

視覚で美しい数式を見たり、古典を読んだり、そして絵画や彫刻の美に触れたり、はたまた何千前の祖先の芸術に触れる。そんなことを考えていたら、この連休に急に上野に行きたくなった。

 

「生き甲斐の心理学」をU先生から学ぶようになってからは、美術館や博物館ではなるべく説明書きを見ず、こころに響くものに集中するようになった。見ることで湧き起こる喜怒哀楽を楽しむことでもあろう。

国立西洋美樹館は実に久しぶりだった。多分30年ぶりとか。特に常設展をじっくり見ることは今まで余りなかったかもしれない。今年はウクライナやコロナなどのこともあり、私自身はクリスチャンであるため復活祭を迎えるにあたり十字架の道行きなどに関心をもったこともあり、西洋博物館のキリスト教関係の美術に足がとまった。今まで素通りしていたものが前景になる。少し大人になったようだ。

縄文関係では石棒や土偶に眼がとまる。デフォルメされた作品を見ていると、大木が生い茂る縄文の森を思わずイメージしてしまう。写真は奥多摩で観た大木。

磨製石器で直径10センチ程度の木は簡単に切り倒せた縄文人も、直径が1mを越えるような大木が生い茂る森を見てどのような感情が湧き起こったのだろうか。現代の日本で森や大木に対する畏れ、自然や神仏に対する畏れを味わう機会は少なくなっている。

4/10 五感と喜怒哀楽

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

 なお、国会図書館、八王子市図書館には蔵書としておいてます。

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。 

     サンプルもあります。

       縄文小説 森と海と月   五千年前の祖先の愛と魂
       森 裕行

    --------------------------------------------------------


文字のない縄文時代、さらに言葉のない時代へ (3/10 五感と喜怒哀楽)

2022-05-04 | 第十一章「五感で面白おかしく」

縄文小説を2017年に書いてから文字や言葉についてさらに関心を持つようになった。勿論20年前に「生き甲斐の心理学」を学び初めてから、言語療法としてのカウンセリングも学んできているので、それなりに関心はあった。

縄文時代は無文字文化である。私達は文字を持つことで持たない文化より進歩したと学んで来たように思う。しかし中島敦の文字禍を読んだりしてから、人にとって文字を持つことには良い面もあるが悪い面もあったことを確信した。

さらに、最近はアイヌの女性が、本音で言葉を使うと悪い神様が悪さをする・・といったようなテレビで発言をされていたことを契機に、言葉のもつ危うさについても気になるようになった。

昨日は奥多摩に仲間達と散策をした。都会の喧噪も静かなバックグラウンドミュージックもない空間。

知人と小鳥さえ鳴かないのかしらと話し合っていると、突然ウグイスが鳴き出した。聴いていると何かウグイスも練習しているようだった。人は言葉を話す前は歌っていたとある文学者が言われていたが、そうだったかもしれない。

ホモサピエンスに言語を司る遺伝子が誕生したのはホモサピエンスが誕生した20万年まえごろだったようだ。リンゴ(果実)を食べたのは言葉を得た隠喩だったかもしれない。言葉は五感や喜怒哀楽と一線を画す。言葉はある認識を得る道具として素晴らしい働きをするが同時に嘘もつく。嘘というのは極端かもしれないが。そして詩や小説の道具として、私達の五感や喜怒哀楽のさらに奥にある何かを伝える芸術となったのだろう。

3/10 五感と喜怒哀楽

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

 なお、国会図書館、八王子市図書館には蔵書としておいてます。

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。 

     サンプルもあります。

       縄文小説 森と海と月   五千年前の祖先の愛と魂
       森 裕行

    --------------------------------------------------------

 


はじまりはじまりの五月 (2/10 五感と喜怒哀楽)

2022-05-03 | 第五章「和解と平和」

昨日はNPOの総会で長年務めた理事を正式に退任するっことになった。「生き甲斐の心理学」の講師活動はこれからも続けるので大きな変化ではないかもしれないが、「縄文」に軸足を移し新たな人生のフェーズに移ったように思う。今までのご厚情、ご支援に深く感謝するとともに、これからも世のため人のためになる活動に結びつけたい。

さて、花粉症になってから、五月の連休は特別な意味を持つようになってきた。毎年連休が始まる頃に檜の花粉も収まり、晴れて春を楽しめる季節になるのだ。新しい始まりを実感するのがこの五月、ゴールデンウィーク。

この時期は自分の中の心の奥で何かが発芽するようだ。「生き甲斐の心理学」や「縄文小説」は大木のようであるが、裏の部分で何かがうずうずして好奇心とともに発芽する。「宇宙や自然科学」への関心。音楽や言語への関心。神仏へ一層の親密性。年齢相応なのだろうか。それとも狂い咲きなのだろうか。

今日はハイキング。新しいはじまりを五感で楽しみたい。

2/10 五感と喜怒哀楽

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

 なお、国会図書館、八王子市図書館には蔵書としておいてます。

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。 

     サンプルもあります。

       縄文小説 森と海と月   五千年前の祖先の愛と魂
       森 裕行

    --------------------------------------------------------