リスペクト(事例紹介)コラムです。
少し遅れましたが、U-19日本代表メンバーの皆さん、優勝おめでとうございます。いやぁ強かったですね。小野、稲本の黄金世代の時が一番印象に残っていますが、無失点でのアジア制覇はあの時より強いんじゃないでしょうか。まずは結果です。
U-19アジア選手権は10月30日に、バーレーンで決勝が行われ、日本はサウジアラビアを相手に0―0からPK戦を5―3で制して初優勝。日本は5人全員が成功し、サウジアラビアは4人目が失敗。今大会は2020年東京五輪で中心となる世代で争われ、日本は4強以上に与えられる来年のU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の出場権も獲得。あれから、いろいろといい記事を探していましたが、やっとTHE PAGEで見つけました。ヤフースポーツで出ていました。以下、抜粋して紹介。
【U-19日本代表がなぜ快挙を?その舞台裏とは:THE PAGE】
U‐19アジア選手権2016で、日本はグループを1位突破し、来年5月に韓国で開催されるU‐20W杯への出場権を実に5大会ぶりに獲得。その後、準決勝ではベトナム代表に快勝し、決勝でPK戦で勝って7度目のファイナル挑戦で初めて優勝。MVPを獲得した堂安選手がMVPと思いこんだ名前として口にしたのは中山選手(J1柏)と冨安選手(J1福岡)の両CBと、GKの小島選手(早稲田大)。
控えメンバーで臨んだ準決勝を除く5試合で、3人は延長戦にもつれ込んだ決勝を含めた全480分間に先発フル出場。大会史上で44年ぶりとなる全試合完封の偉業を達成し、過去のどの世代も手の届かなかったアジア制覇を達成。
特に中山選手は今シーズン前期開幕直後から、J1柏でレギュラーポジションを獲得して急成長。大きなサイズを生かした対人守備の強さに加えて、日本でも稀有な左利きのCBというストロングポイントを生かした、正確で素早いフィードを前線へ供給。J1福岡の冨安選手も、後期からボランチでレギュラーを獲得。185cm、70kgのサイズを生かした守備で奮闘。
Jリーグが十数年来も抱えてきた課題に、高校やユースからプロになった選手が最初の1、2年で実戦の出場機会を激減させる点があり、サテライトリーグが経費節減のために廃止された'09シーズン以降は、若手が伸び悩む傾向がさらに顕著化。
危機感を抱いたJリーグは、J3にJリーグU-22選抜を参戦。J1・J2でベンチ入りしない22歳以下の選手から、試合ごとにチームを編成。真剣勝負を通して成長を促す狙い青写真を描いたが、試合前日に集合して練習を一度だけ行う寄せ集め感のもとでチーム内の士気や緊張感が上がらず、2年で活動停止。
若手の強化育成が再びクラブに委ねられたなかで達成された、今回の二重の快挙。村井チェアマンは「代表チームや選手たちの努力はもちろんのこと、Jクラブが日常的に選手育成に励んだ成果が出たのではないか」とコメント。
PK戦の末に準々決勝で北朝鮮に負けた2年前のメンバーを見ると、J1でコンスタントに出場していたのはJ2・C大阪の南野選手くらい。
「公式戦で、試合勘を含めたコンディション不足という問題が、今まではどうしても否めないところがあったが、今回のチームはJ1で試合に出ている選手が増え、J3で毎週末に試合をしている選手たち。コンスタントに公式戦でプレーすることは、試合勘に対しては非常に大きい。18歳までは高校やユースで毎週のように試合をしているので、それがガクッと落ちるととても不安になる。いくらいい練習をしても、試合をしなければサッカー選手ではない。たまに試合にでも『90分間もつかな』と考えるなど、メンタル面も同時に左右」と、2年前はU‐19日本代表コーチだった内山監督のコメント。
今季からG大阪、C大阪、FC東京はU‐23チームを編成してJ3に参戦。G大阪では堂安選手、大会途中からボランチに定着した市丸選手がそれぞれ19試合に出場。クラブと協会が車の両輪を形成し、ようやく力強く前へ進みはじめたところへ、Jリーグもクラブ単位でU‐23チームをJ3に参戦させた今季に続き、来季からはルヴァン杯で東京五輪世代の出場枠を設定。日本サッカー界が一丸となって、4年後のメダル獲りを目指していくと締めくくっています。
という内容でした。本当に東京五輪に向けて未来は明るいですね。J3でJリーグU-22選抜の参戦もいろいろと言われましたが、このコラムを読むと、一定の効果があったようですね。アジア選手権では結局一回もTV中継は無かったですが、ぜひU-20W杯ではTV中継して欲しいですね。というか、前にワールドユースに出場した時も同じような事を書いていましたが。
今回のチームの名簿を見ると、某黄色いチームから2人出ていますね。中山雄太選手と中村駿太選手。中村選手はサッカーキングのコラムを発見しました。中山選手は所属チームでもトップチームに所属し、コンスタントに試合出場しています。航輔選手もリオ五輪で活躍し、先日ハリル監督のGK合宿に呼ばれました。某黄色いチームは前からですがこのようにうまく育成が回っていますね。来年のU-20W杯でも世界でひと暴れし、2020年につなげて欲しいですね。来年のルヴァン杯も楽しみにしています。
THE PAGE該当記事:https://thepage.jp/detail/20161102-00000001-wordleafs
日本協会該当ページ:http://www.jfa.jp/national_team/u19_2016/