またまた昨年に引き続き虚数ポテンシャルの散乱を調べようとしている。
今年はBorn近似でphase shift とreflection parameterを調べるつもりである。式の計算はすでにしているが、数値計算が残っている。Yukawa型とGauss型のポテンシャルについて計算をするつもりである。
特に、phase shiftがエネルギー変化とともに符号の変化を起こすのかどうかが関心のある点である。
というのは昨年の計算は井戸型ポテンシャルであったので、ある意味でそのポテンシャルの境界で粒子の反射が起こっていたかもしれない。
それをBorn近似ではあるが、急激な変化のないポテンシャルで調べてみようと思っている。
さらに、厳密解がわかっている他のポテンシャルでもしらべてみること、またYukawa型やGauss型のポテンシャルでの数値解を求めてみることも計画の中に入っている。
しかし、これは来年度以降のテーマとなるであろう。