小川先生の最終講義のテープから西谷さんが文に起こしたものを読んで、少しづつ読むことの出来る文章に直している。
トランスペアレンシーを使って話しているので、手で指し示して、ここではとか言っているところを少しでも文とか式とか図にしなければならない。
図はトラペンの図を取り込んでもらって使うことが出来ると思うが、式は補わなければならない。一人の人の一生の研究を数時間で話すということは至難の技だろうが、これが小川修三先生のような人の講義ということになるとやはり後世に残しておく意義があるだろうと思って作業をしている。
しかし、同じような仕事をしてきたわけではないので、理解が出来ないところもあるし、元のテープの聞き取れないところも残っている。でもできるだけ読むに値するようなものを仕上げたいと思っている。
(2013.6.13付記) ここで書いた活動は結局私は途中でやめてしまい、澤田、西谷、大貫の3氏による、講義録の再録が小川修三追悼文集に掲載された。私のこの講義録への寄与は小見出しを入れるというアイディアを出しただけであった。