「ぬばたま」(射干玉)はアヤメ科の植物「ヒオウギ」(檜扇)の種子、
和歌で「黒」や「夜」「髪」などにかかる枕詞として使われます。
花茎の長さは60cm~1m程になります。
8月に咲いたヒオウギの花は1日花、先に咲いた花は莢を着けています。
10月初め、袋状の莢を割って、径5mmほどの黒い種子が現れます。
10月下旬、この黒く艶のある種子が「ぬば玉」(射干玉)です。
11月中旬、黒い種子はすぐには落ちず、長く花茎に付いたままです。
下は11月下旬です。 12月初め、雪囲いの日に刈り払いました。
こぼれ種で、年々株が殖えてきます。