「サネカズラ」(実葛)はマツブサ科の常緑つる性木本です。
関東以西に分布し、暖地性で、雪国では冬に落葉します。
昔、ツルからとった粘液を整髪料に使い「美男カズラ」の別名あり。
斑入り葉種を鉢植えで育て、庭に移植しました。
雌雄異花で、今年は開花結実が遅れました。
9月に咲いた雄花は径1cmほど、左は蕾です。
花弁はクリーム色で、紅色の雄しべが小球状に固まってつきます。
下は雌花で、中心に緑色の雌しべが小球上に固まっています。
受粉後、花弁を落とした雌花の花床が生育して、
径4~5cm程の丸い集合果を作り、
緑色から赤く色付いて熟します。
11月中旬の実生り状態、果実が見えるよう、生い茂った葉を切除。
斑入り葉種なのに緑葉が増え、藪状になってしまいました。
11月19日の初雪の日です。
11月下旬の果実、
12月初め、雪囲いの直前でも、まだ赤熟しない実もあります。
支柱も折れ曲がり、アケビのツルも混入して、藪と化しました。
雪囲いせず、アケビと同様に株元から数10cmだけ幹を残して、
すべてを剪定切除しました。 果たして、再生ができるでしょうか?