「ヤマラッキョウ」の仲間は、ユリ科の多年草です。
仲間の分布は、山地や湿った草原から、高地の岩場まで、
地域変異が大きく、市販品の名称には、ミヤマラッキョウ・千島ラッキョウ、
千鳥花ラッキョウ?などの名も使われています。
10月下旬の鉢植えは、草丈13㎝前後で、地下に小さな球根があります。
紅紫色の花は6枚の花弁、雌しべ1本に、長く突き出た雄しべ6本です。
花は半開状で、横向きに咲きます。
こちらは皿鉢に、屋久島ススキやリンドウと寄せ植えし、
ナンバンギセルが生える鉢で、長年経ています。
(下は、空き地畑に植えっ放しにしている食用のラッキョウです。
食用に利用したことは無く、収穫が終えた畑の隅で、
赤く目立つ花に、キチョウが吸蜜にやって来ました。)
次の白花種は、花が上を向いて咲いています。
長崎県平戸産の「イトラッキョウ」ではないでしょうか?
普通のヤマラッキョウと違って、花弁が開いています。
11月中旬の花姿で、花が長持ちしています。