渋柿「八珍」(はっちん)を収穫し、干し柿を作りました。
動植物の珍種を、親鸞聖人の奇瑞として伝える「越後七不思議」があり、
種の出来ない柿がその次に珍しいとして、新潟県で呼ばれています。
焼酎にさわして渋抜きすると独特の甘さになり、
佐渡の産地では「おけさ柿」として出荷されます。
5月末の花です。
7月下旬の緑果です。
平たくて、四角い形で「平核無柿」(ひらたねなしがき)が正式名?
9月下旬でも色付きません。
11月初め、黄葉と並行して果実が色付き、収穫適期になりました。
隣に植えた甘柿「富有」は低く枝を張って沢山の実成でしたが、
渋柿の「八珍」は、枝を上に伸ばして生い茂り、実生りは半分でした。
11月7日、計40個すべて収穫して、干し柿にします。
皮をむいて、ビニールひもに吊るし、熱湯に10秒近く浸して殺菌、
部屋で使っているハンガーに吊るして、日に当てました。
11月10日、晴天が続いて、順調です。
雨の日と夜間は玄関に入れて、12月1日、干し柿の完成です。
カビも生えず、40個全てうまくいきました。
試食しますと、濃縮された独特な甘さのスィーツです。
38個は冷凍し、正月以降にいただきます。