「クコ」は中国・朝鮮・日本に自生するナス科の落葉低木で、
数mm~1cm程の細枝が、垂直や水平に長く伸びて繁茂します。
開花は遅く、8月中旬からです。
径1cmほどの紫色の5弁花、何故か雌しべが途中で曲がっています。
9月下旬になっても、まだ蕾を付け、ポツポツと長く咲きます。
果実は食用や薬用に利用されますが、
11月末の実成りは、まだ貧弱でした。
枝には鋭い棘があるので、要注意です。
果実は1~1.5cm位の楕円形で赤熟し、一部を野鳥に食べられた実も、
充実した果実が少なく、食用に利用したことはありません。
花も実も綺麗なのですが、歩道脇の塀際に植えたので、
棘を付けた枝がツル状に伸びて繁茂し、歩道に伸び出ると危険です。
雪囲いせずに、株元から伐採しました。
フォルダに埋もれ、アップし忘れていた「ブルーベリー」の紅葉を追加。
花・果実・紅葉と、春から晩秋まで楽しみが多い果樹です。
5月に咲いた、白い壺型の花です。
夏に収穫された果実は、まとめて冷凍し、我が家のジャムの主役です。
数本ある樹の内、10月中旬に紅葉した1本です。
11月初めの紅葉姿、右隣もブルーベリーですが、まだ紅葉しません。
11月19日初雪の日、雪の白さで赤色が一層引き立ちました。
品種によってか、まだ紅葉してないブルーベリーもあります。
、
空き地に植えた樹は実成が少しでしたが、紅葉は綺麗でした。
夏に一番多く果実が収穫された樹は、12月初めに雪囲いされた東庭で、
紅葉し始めの葉を付け、落葉しないまま竹縛りされています。
「シカクマメ」は、熱帯アジア原産のマメ科作物で、
今年初めてHCでポット苗を見たので、菜園コーナーに植えてみた。
初めての栽培でしたが、和え物や炒め物で、重宝する夏野菜でした。
8月初めから咲いた、淡青色の花、マメ科で初めて見る花色です。
花が終わると、閉じた花弁が落ちて、
四角張った実莢が、伸び出してきます。
8月中旬、分枝させたツルをのばして、先に次々と花を咲かせます。
9月初め、実が生り始めました。
生育旺盛で、実莢の生長が速く、長さ10~15cmで収穫します。
1本の苗を植えただけなのに、10月になると、
支柱の高さ2mを超えて垂れ下がり、とても食べきれません。
11月に、降霜・降雪によって枯れましたが、
冬囲いが済んでから、ツルを処分するとたくさんの黒く固くなった莢が、
中を割ってみると茶色い豆が出てきました。来春蒔いてみようか?
地下にイモが出来て食べられるそうなので、掘ってみましたが、無理です。
「ナツハゼ」(夏櫨)は、山地や丘陵に自生するツツジ科の落葉低木、
職場の先輩からいただいた山採りの鉢植えを、30数年維持しています。
6月初めに咲いた花、小さな釣鐘型の花を下向きに着けます。
花後の緑実が、7月に茶色に色付き始めます。
果実は径7~8mmの球形です。
10月初めには黒熟してきました。
日当たりの関係? 紅葉の進みはゆっくりです。
10月下旬には、紅葉も綺麗になってきました。
私の鉢は秋でしたが、夏に櫨のように紅葉することが名の由来です。
11月中旬、葉の多くは落ちましたが、果実は長く着いたままです。
黒く熟した果実は食べられるが、酸味が強い。
庭木で育てれば、ジャムや果実酒には適すでしょう。
鉢植えの「三つ葉アケビ」と「白アケビ」の2種を庭に移植。
自家受粉しにくいので、2品種を植えます。
春4月下旬の新芽、「木の芽」として食します。
左が三つ葉、右が白アケビ、春の山菜の1つです。
三つ葉アケビの花、(前年の画像) 雌しべはバナナ状の形、
白アケビの花、葉は小さめの5葉です。
7月末の白アケビの果実です。
10月末、三つ葉アケビは果皮が紫色になり、美しいです。
11月上旬、口が開いて、
中には白い果肉に包まれて、黒い種子が出来ています。
上画像の右に枯葉が付いていますが、アケビコノハという蛾の幼虫が
蛹になって入っています。 下は幼虫で毎年必ず付きます。
果肉は甘味があって、子供の頃を思い出して、なめてみます。
果皮を肉詰めにして、年に一度の季節を味わいました。
ツルが繁茂し藪状になったので、
降雪前に、株元を数10cm残して、伐採しました。
年齢・体力を考え、庭木も鉢植えも整理する方向に転換しています。