flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

都心のかみやしろ

2006-02-14 00:00:01 | かみのやしろ

 名古屋の都心にも、狭いながらも神社が鎮座する。
室町時代の応永5年に、現在の東区東桜に勧請された富士浅間神社は、伊予大三島宮祭神、大山祇命の娘、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を祀る。
慶長15年名古屋城築城により、この地に普請小屋が建てられることになり、西区幅下に移動された。
その後、普請小屋が無くなり、遷されていた神社は、現在地に戻され、幅下の地は、浅間町の地名が残った。
また、現在の富士神社境内には、普請小屋名残の名古屋城石垣石材の一部が残っている。
   

 中村区名駅南には、銀杏の木に白龍が乗り移り、数々の霊験を現すようになったという「白龍さま」がある。
商売繁盛にご利益があると言われている。
 

私が夕暮れどきの、束の間訪れている際でも、何人もの真剣にお参りする人を見かけた。
都会でも田舎でも、信仰心のある者にとっては、何ら変わることはない。

コメント (6)
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