flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

桃花園

2006-02-13 00:00:54 | 漂い紀行

 春日井市北西部、小牧市に隣接するこの辺りは、もとは下原村と呼ばれ、犬山成瀬家の知行地であった。そして桃花園とは、その下原の地に造成された新興住宅地のことである。その西端斜面には、下原古窯という窯跡がある。ここでは、市内味美にある二子山古墳の須恵器や埴輪も焼かれた。窯跡は10基からなり、半地下方式のあな窯で、ここでは、古墳時代中期の須恵器と、須恵質埴輪が焼かれた。平成元年と翌年に発掘調査が行われ、そのうちの5基が保存対象となり、ビニールハウスで保護されている。
 桃花園の南方には、その地形から溜池が造られ、今は平和公園共々、オアシスとして人々に親しまれている。

  

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする