flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

見付学校

2006-02-26 21:06:27 | 学びのやかた

(静岡県磐田市 国指定史跡)
 旧東海道見付宿の一角には旧制小学校の校舎がある。
 明治5年(1872)学制発布に伴い、翌年見付の町にある寺院によって開校した見付学校は、明治8年(1875)地元有力者らの協力で現在残るこの校舎が完成した。
 土台石垣は、遠州横須賀城の石垣を用い、木造二階建二層楼擬洋式建築であり、玄関付近はエンタシス様式を採用している。
 明治16年(1883)には、生徒数増加により、二階と二層楼の間にもう一階を増築し、三階となった。その後、大正11年(1922)からは一時中学校、教員養成所、裁縫女学校、戦中戦後は病院としても使われたが、昭和28年(1953)からは郷土館として利用、その後国史跡に指定され、解体修理が行われて現在に至っている。
       

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悉平太郎と霊犬神社

2006-02-26 00:00:37 | 干支
(静岡県磐田市見付)
 この地方には昔、怪物に対して人身御供(いけにえ)の風習があったといわれている。その悲しい慣わしを断ち切るため、鎌倉時代の正和年間、信州駒ヶ根の光前寺から、悉平太郎(しっぺいたろう)という犬を借り受け怪物を退治した、という伝説が伝えられている。 そのお礼として、この見付天神社僧から、光前寺に大般若経が贈られた。そしてこのことにより、後に駒ケ根市と磐田市は、有効都市関係なったということである。

霊犬神社の祭神は犬であり、今では愛犬家から崇敬を集めているという。
 

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