flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

手力 蔵前

2007-02-02 00:00:25 | 街道・宿場町

 岐南三宅から手力、蔵前に入る。
当初、「切通」に向かうつもりであったが、やや東寄りとなり、境川を渡ると手力雄神社のニの鳥居の前であった。
傾いた木曽路の道標から中山道と分かれると、参道となる。間もなく赤い三の鳥居をくぐり、趣のある町並みが見えてくる。北側を蛇行して通る中山道よりも風情が感じられる。
 境川のほとりに、手力雄神社は鎮座する。
火祭が有名なこの神社は、現在社殿再建中であり、社務所に神霊が預けられている。近隣那加の手力雄神社と間違えられ易いが、訪れてみると印象はかなり違うように感じられる。
 貞観二年(860)この地に創建したと伝えられ、武将に多く祈願されていたために、度々敵方から戦火を被った。
祭神はアメノタヂカラオノカミで、天岩戸を開くとき活躍したと伝えられている神であり、そのとき岩戸が落下したところが戸隠山であるとされる。

 手先が器用ならば…と思いながら、手力を離れた。
         

コメント (4)
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