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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

宇和島城

2011-01-24 00:00:54 | 城郭・城下町

(鶴島城 愛媛県宇和島市 国指定史跡 日本100名城83番)
 宇和島城の始まりは、天慶四年(941)伊予国警固使橘遠保が藤原純友の乱の際にこの地に砦を構えたことから始まる。次に、嘉禎二年(1236)西園寺公経がこの地に移り、丸串城と称した。天文十五年(1546)には、家藤監物が城主となる。そして、天正三年(1575)になると西園寺宣久が入った。天正十三年(1585)豊臣秀吉の四国討伐によって、伊予国は小早川隆景の所領となり、隆景家臣持田右京が城代を務めた。然し、天正十五年(1587)隆景は筑前国に移封となり空城となった。文禄四年(1595)には藤堂高虎が宇和郡七万石で入城。城郭を改修し、宇和島城と名付けられた。慶長十三年(1608)富田信高が伊勢より転封し入城するが、慶長十八年(1613)改易となり、藤堂良勝が入った。間もなくして仙台藩伊達政宗の庶長子、秀宗が十万石で入封し、以後廃藩まで伊達氏が続いた。
 昭和20年(1945)空襲によって追手門を焼失。昭和24年(1949)伊達家が、残されている建物及び城山を宇和島市に寄贈している。平成6年からは、石垣の修築、復元が行われている。
(旧家老桑折家武家長屋門)
     (北角矢倉跡)(国重文 三重三層天守)
   (南を望む)(東を望む)(西を望む)  (本丸御台所跡)

   

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