京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

新たな時間の流れに寄り添いながら

2009年02月19日 | 日々の暮らしの中で
『時計から解放される自由を、時には味わうべきではないか。時計に縛られては、悠々たる暮らしは消える』……とか。

日本に来て2カ月2日。
進みゆく時間の中で、大きくなった。第一に背が伸びた。独り言も日本語になっているという。この世に生まれ出でて3年余。彼女一人のために家族としての時間の流れが新たに作られ、そこに寄り添いながら暮らしている。

時により日により遅かったり早かったりの「24時間」だが、午後から、就寝・夕飯時間を見据えての煮詰まった濃さと言ったらない。娘との協力で乗り越えているが、少々疲れも感じるところ。今朝も「おはよーござぃますー」と言いながらぼっとした顔で起きてきた。
う~~ん、解放されるのも先送り、このかわいい顔に、悠々とはしていないが今日の“一日”を受け入れる。

午後からの消えた2時間分は深夜に延長して、私の帳尻合わせは続く。

障害のある方への援助の必要性、音声化が進む中、点字の生き残りへの道、地域の現状など、遠く離れた地でありながら話し合ったりさせていただける方がいる。彼の奥さまが亡くなられた知らせを受けた。一週間が経ったという。まだお若いはずだ……。
時間は停止し、一方では容赦なく過ぎる。時間の存在など意識し得ない連続だろうか。

みんなが同じ時間を生きているわけではない。
それぞれの速さや密度をもって流れているのを思ったりしている。

雪に囲まれて、梅の花にもまだ早いことだろう。
寂しい春の光景となるのであろうか。

  (写真はおべんきょうー中、外は寒いから…)

コメント (11)
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