田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

つま恋 2006 その2

2006-09-25 21:39:04 | ステージ & エンターテイメント
 23日、TV中継が終わり10時頃にY氏宅を辞して、帰りの車の中で交わした妻との会話は「正直に言うともう少し期待していたんだけどなぁ」ということでした。
 こんな発言をすると、拓郎のコアなファンの方からお叱りを受けそうですが、偽らざる私の感想として記しておきたいと思います。
 
 そう感じた理由を2~3考えてみたいと思います。
 一つには、拓郎自身が終始大人の振る舞いをしようとしていたと私には映りました。31年という時は経ても、私の中では密かにあの時のような熱気の再現を期待していたところがありました。しかし、今になってあの頃の熱気を再びというのは、かっこ(恰好)悪いことなのでしょうか?今回の拓郎のようにクールを装うほうがかっこいいことなのでしょうか・・・。
 
 二つ目には、やはり拓郎自身の体調の変化というか、いろいろな意味での衰えを感じざるを得なかったということです。声は出ていたと思うし、拓郎節も十分聴かせてもらいました。しかし、どこか声の張りに往時のものを感じることはできなかったし、叫ぶように歌う場面も目撃することができませんでした。

 三つ目は、やはりエンディングの物足りなさです。以前の投稿で私は「歴史的な・・・」と記しました。せめて最後だけでも大盛り上がりに盛り上げて終わるのかなぁ、と想像(期待)していたのですが・・・。これもまた大人の終わり方というのでしょうか?

 など、など、と記しましたが、TV画面を冷静に見ていた私の僻み目なのかもしれません。コンサートに参加し、大観衆の真っ只中で聴いたとしたら、感想はまったく別なものになっていたんだろうと思います。

《特記》突然ステージに現れて、1曲だけ歌いさっとステージを去った中島みゆきの存在感が際立っていたように思いました。